2025年10月27日
労務・人事ニュース
国交省、上下水道DX技術カタログを拡充しAIやドローン技術を導入
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最終更新: 2025年10月26日 09:35
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最終更新: 2025年10月27日 01:01
上下水道DX 技術カタログを拡充します ~上下水道施設のメンテナンスの高度化・効率化に向けて~(国交省)
この記事の概要
国土交通省は令和7年10月3日、上下水道施設のメンテナンスを高度化・効率化するために公開している「上下水道DX技術カタログ」に新たに45件の技術を追加し、内容を拡充したと発表しました。AIやドローン、非破壊探査技術など最新のデジタル技術が収録され、老朽化や人材不足が進む上下水道の維持管理に活用されます。
国土交通省は令和7年3月に「上下水道DX技術カタログ」を初めて公開し、上下水道分野でのデジタル技術の導入を推進してきました。上下水道は国民生活や都市機能を支える基盤ですが、施設の老朽化が急速に進行しており、さらに経験豊富な職員が退職することで人材不足が深刻化しています。このような背景の中で、従来型の点検や補修方法では十分な対応が難しくなりつつあるため、効率的かつ高度なメンテナンスを実現するデジタル技術の活用が不可欠とされています。
今回の拡充では45件の新技術が追加されました。その中には、AIを用いた劣化診断や異常検知、ドローンによる高所や地下施設の点検、さらには地盤内部を掘削せずに状態を把握できる非破壊探査技術などが含まれています。これらの技術は現場作業の負担軽減だけでなく、事故の未然防止や長期的な維持管理コストの削減にも大きく寄与することが期待されます。
特に、下水道施設に関連する道路陥没事故を踏まえて設置された「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」の第2次提言で示された重要技術もカタログ内で整理されています。その中には、管路内調査の無人化・省力化技術、大深度にある空洞を調べる技術、大口径管の強度や厚さを測定する技術、そしてセンサーによる継続的モニタリング技術が含まれており、安全性向上に直結する領域です。
カタログは国土交通省の公式ウェブサイトで公開され、地方自治体や水道事業者が技術導入を検討する際の参考資料として活用できます。これにより、各地域の上下水道事業者が自らの課題に合った技術を選びやすくなり、地域特性に応じたメンテナンス戦略の構築につながると考えられます。また、AIやドローンといった分野は技術革新のスピードが速いため、今後も継続的な更新が予定されており、最新情報を反映した技術導入支援が可能となります。
企業の採用担当者にとっても、この分野の技術動向は大きな意味を持ちます。上下水道のDX化は土木・建設業界のみならず、AIやロボティクス、センサー開発など多様な産業と人材の需要を生み出すため、今後は技術者の採用や育成が一層重要となるでしょう。社会インフラを支える分野における人材確保は、持続的な事業運営に直結するため、今回のカタログ拡充は採用戦略にも影響を与えるといえます。
この記事の要点
- 上下水道DX技術カタログに新たに45件の技術を追加
- AI、ドローン、非破壊探査など最新技術を掲載
- 老朽化や人材不足への対応を目的として活用が期待
- 道路陥没事故対策委員会で示された重要技術も分類
- 国土交通省ウェブサイトで公開され事業者の導入支援に活用可能
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


