2025年11月16日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
日田市が「うまみだけ」生産者を支援 種駒2万駒超に1円補助・最大12万円
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最終更新: 2025年11月16日 00:36
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令和7年 しいたけ生産促進事業
この記事の概要
大分県日田市は、県産乾しいたけブランド「うまみだけ」の生産拡大を目的として、令和7年度「しいたけ生産促進事業」を実施しています。うまみだけ対象品種の種駒を購入・植菌する登録生産者を対象に、2万駒を超える部分について1駒あたり1円を補助し、最大で12万円まで支援します。申請は令和8年3月末まで可能です。
大分県日田市は、県内の主要林産物である乾しいたけのブランド力強化と生産拡大を目的として、「しいたけ生産促進事業」を実施しています。本事業は、大分県が展開するブランド「うまみだけ」の生産を後押しするものであり、うまみだけの登録生産者に対し、種駒購入費用の一部を補助する制度です。乾しいたけは大分県を代表する特産品であり、品質の高さと旨味の強さで全国的にも評価されています。今回の補助制度は、将来的な産地の維持・発展に向け、生産者の意欲を支えることを目的としています。
対象となるのは、「うまみだけ」登録生産者で、年間に5万駒以上を購入・植菌する方です。補助対象となる品種は、「ゆう次郎」「にく丸」「新908」「金太郎」「115」「193」「240」「とよくに」の8種類です。これらはいずれも大分県が品質管理を行う「うまみだけ」ブランドの指定品種であり、肉厚で香り高いしいたけとして市場価値が高いものです。
補助金の内容は、うまみだけ対象品種の総種駒数から2万駒を差し引いた数に1円を乗じた金額が支給されるという仕組みで、上限額は12万円となっています。たとえば、6万駒を植菌した場合、(6万−2万)×1円=4万円の補助を受けることができます。年間の生産量を増やしたい生産者にとって、非常に実践的で利用しやすい制度です。
申請の対象期間は令和7年に購入・植菌した種駒で、補助金の申請は対象駒の植菌完了後、令和8年3月末まで受け付けられます。補助を受けるためには、令和7年度の種駒購入・植菌数が、前年もしくは過去3年間の平均より増加していること、そして翌年度(令和8年)にさらに増産を計画していることが条件となります。これにより、生産量の拡大を図る意欲ある生産者を重点的に支援する仕組みとなっています。
うまみだけ生産者として登録するには、県への申請が必要であり、認定を受けると「うまみだけ出荷シール」が配布されます。このシールは品質を保証する証であり、ブランド認知の向上にもつながります。登録の有無によって補助の対象が明確に区分されている点も特徴で、ブランド管理と品質維持を両立させています。
本事業には年齢や栽培年数の制限は設けられておらず、新たに椎茸栽培を始めたい方や若手就農者にも門戸が開かれています。こうした柔軟な制度設計は、次世代の担い手確保にも寄与しており、地域の林業振興や中山間地域の活性化につながると期待されています。
また、うまみだけブランドは、大分県が全国的に発信している高品質乾しいたけの統一ブランドで、うま味成分が多く含まれることから「うまみだけ」と名付けられています。品種改良による品質の均一化と高い生産性が特徴であり、安定した市場供給を可能にしています。日田市はこのブランド推進において中核的な役割を担っており、本補助制度を通じてさらなるブランド強化を図っています。
申請には、所定の様式に必要事項を記入し、植菌数の証明資料などを添付して提出する必要があります。申請書の記入例や様式は市のホームページからダウンロード可能で、印鑑は不要です。交付決定後には請求書を提出することで補助金が支払われます。詳細については、日田市林業振興課が窓口となっており、個別相談にも対応しています。
この補助事業は、しいたけ産業の競争力を維持するうえで極めて重要な取り組みです。特に、栽培コストの高騰や資材価格の上昇が続く中、こうした支援は生産者の経営安定化に直結します。また、ブランド認定を通じて高付加価値化を進めることで、地域経済の活性化や森林資源の循環利用にもつながります。
この記事の要点
- 日田市がうまみだけブランドしいたけの生産拡大を支援
- 年間5万駒以上植菌する登録生産者が対象
- 2万駒を超えた分に1駒あたり1円補助、上限12万円
- 対象品種は8種類(ゆう次郎、にく丸、新908など)
- 前年または過去3年平均より種駒数が増加していることが条件
- 申請は令和8年3月末まで可能
- 年齢・経験の制限なし、若手就農者も対象
⇒ 詳しくは日田市のWEBサイトへ


