2025年11月16日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
前橋市が竹木粉砕機レンタル費を最大12万円補助 申請は2026年3月31日まで
エラー内容: Bad Request - この条件での求人検索結果表示数が上限に達しました
前橋市 【受付中】令和7年度竹木粉砕機利用費補助金
この記事の概要
群馬県前橋市は、令和7年度「竹木粉砕機利用費補助金」を実施しています。この補助制度は、市民共有の財産である里山や平地林の適切な整備を促進するため、竹や枝の粉砕機をレンタルする際の費用を支援するものです。補助率は対象経費の3分の2以内で、上限額は12万円、1日あたりの上限は8万円です。受付は令和8年3月31日までで、予算残高がなくなり次第終了します。
群馬県前橋市では、自然環境の保全と市民による地域の森林管理を推進するため、「令和7年度竹木粉砕機利用費補助金」を実施しています。本補助金は、伐採や剪定などで発生した竹や枝を処理するために、竹木粉砕機をレンタルする際の費用の一部を補助するものであり、地域住民による持続可能な里山・平地林の維持を支援する制度です。
市内には多くの竹林や平地林が存在し、放置された竹や枝木の増加は景観の悪化や倒木被害のリスクを高める要因となっています。こうした背景を踏まえ、前橋市は個人による森林整備活動を経済的に支援する目的で本制度を設けました。補助対象となるのは、前橋市内に住所を有し、事業を実施する土地の所有者である個人です。ただし、業として樹木の伐採や剪定を行っている事業者や個人事業主は対象外となります。また、市税に滞納がないこと、反社会的勢力との関係を有しないことも交付の条件に含まれます。
補助の対象となる事業は、市内の里山や平地林の整備・管理を目的とし、伐採や伐竹、剪定された木材を粉砕する作業に竹木粉砕機を使用する場合です。過去に同一の場所で本補助金の交付を受けていないことも要件となっています。粉砕したチップを販売目的で使用する場合は補助対象外です。これは、市があくまで公共的な森林管理を目的としているためであり、営利活動としての利用は想定していません。
補助の対象経費には、竹木粉砕機のレンタル料金のほか、管理料、セーフティー料、回送費、そして粉砕機のレンタル事業者が認めた操作指導者の人件費が含まれます。補助率は対象経費の3分の2以内で、千円未満は切り捨てとなります。補助金の上限額は12万円であり、1日あたりの上限は8万円です。たとえば、レンタル料金が18万円の場合、補助額は12万円が上限となります。
受付期間は令和8年3月31日までですが、予算に達し次第終了します。令和7年10月2日時点の受付状況では、すでに4件の申請があり、交付決定額は40万円、残りの予算は80万円となっています。予算総額は120万円であるため、残り件数には限りがあります。補助を希望する市民は、早めの申請が推奨されています。
補助金を申請するには、事前に申請手続きを行う必要があります。申請時には、交付申請書兼誓約書に加え、事業収支予算書、見積書の写し、事業実施場所の位置図、土地の所有を証明する資料(固定資産税納税通知書など)、実施個所のカラー写真、市税完納証明書、その他参考資料を提出する必要があります。事業完了後には、実績報告書とともに事業収支決算書、領収書や請求書、施工後の写真などを添付して提出します。補助金交付請求時には、所定の請求書の提出も必要です。
竹木粉砕機を利用する際には、必ずレンタル事業者が認めた操作指導者を1名以上配置し、安全に配慮して作業を行う必要があります。粉砕作業後のチップは原則として自己処理する必要がありますが、販売目的で利用した場合は補助対象外となります。
前橋市がこの補助制度を設けた背景には、市内の竹林・平地林の適正な管理を推進するという目的があります。放置竹林は増加の一途をたどり、農地や住宅地への侵入被害、土砂崩れのリスクを高める原因となっています。特に、高齢化が進む地域では、個人での伐採や処理作業が困難なケースが増えており、こうした補助金によって地域住民が主体的に森林管理に関わることを促進しています。
本補助金は、地域の環境保全だけでなく、防災や景観維持の観点からも重要な施策です。竹木粉砕機の利用を支援することで、効率的かつ安全に枝木の処理が可能となり、焼却処分によるCO₂排出の抑制にも寄与します。これは、前橋市が掲げる「持続可能なまちづくり」の理念にも合致しています。
申請窓口は前橋市農村整備課赤城森林事務所で、申請書類の提出や相談を受け付けています。市税完納証明書の取得など一部の書類は別途申請が必要なため、申請を検討している方は余裕をもって準備することが推奨されます。
この記事の要点
- 前橋市が令和7年度竹木粉砕機利用費補助金を実施
- 補助率は対象経費の3分の2以内、上限12万円(1日あたり8万円)
- 対象は市内に住所を有し土地を所有する個人(業者は除外)
- 竹や枝の粉砕作業にかかるレンタル費・人件費などが対象
- 予算総額は120万円、令和8年3月31日まで受付(予算終了次第締切)
- 10月2日時点で4件採択、残額80万円
- 粉砕したチップを販売する場合は対象外
⇒ 詳しくは前橋市のWEBサイトへ


