2025年11月15日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
南小国町が販路拡大を支援 中小企業に最大50万円、中小企業団体に最大100万円補助
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最終更新: 2025年11月14日 09:52
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令和7年 南小国町販路拡大支援事業補助金
熊本県阿蘇郡南小国町では、地域産業の振興と事業者の販路拡大を目的として「南小国町販路拡大支援事業補助金」を実施しています。この補助金は、町内の中小企業や団体が自社製品やサービスを広くPRし、新たな顧客や市場を開拓するために行う商談会や展示会などへの出展を支援するものです。地域の産業活性化を図るとともに、地元企業が持つ技術や魅力を全国、さらには海外へ発信することを目的としています。
補助の対象となるのは、南小国町内に本店または生産拠点を有する中小企業者、もしくは中小企業団体などです。さらに、町税の未納がないことが条件となっています。地域に根ざした企業の販路拡大を後押しし、経営の安定化と成長を支援するための制度であり、南小国町が掲げる「地域産業の持続的発展」に資する事業として位置づけられています。
対象となる事業は、国内または海外で開催される商談会、展示会、見本市などへの出展に関するものです。自社製品や技術を紹介し、販路を広げるための活動が主な対象となります。ただし、製品販売そのものを目的としたイベントへの出展や、南小国町の他の補助金を併用する事業は対象外とされているため注意が必要です。
補助の対象経費としては、旅費、印刷製本費、通信運搬費、賃借料、負担金、委託費が含まれます。具体的には、出展者や関係者の交通費、パンフレットやカタログなどのPR媒体の制作費、展示品の輸送費、会場の使用料、商談会出展料、小間装飾費や通訳・翻訳費などが該当します。事業内容に応じて必要な経費が幅広く補助対象となるため、国内外を問わず様々な規模の出展活動を支援することが可能です。
補助率および上限額は、申請者の区分によって異なります。中小企業者の場合は補助対象経費の3分の2以内で上限50万円まで、中小企業団体等の場合は4分の3以内で上限100万円までの補助が受けられます。補助金の支給は予算の範囲内で行われ、同一年度内に申請できるのは1回限りとなります。補助対象となるのは令和8年3月末までに開催される商談会や展示会であり、申請の受付は令和8年2月28日まで随時行われます。ただし、予算が上限に達した時点で受付が終了となるため、早めの申請が推奨されています。また、出展後の申請は受け付けられないため、必ず出展前に申請手続きを行う必要があります。
申請には、町が指定する様式に基づいた書類の提出が求められます。交付申請書、事業計画書、収支予算書、同意書および誓約書をはじめ、事業の実施に関する具体的な情報を記載する必要があります。申請内容は審査を経て町の承認を受けたのち、補助金が正式に交付されます。また、事業完了後には実績報告書や収支決算書の提出が必要であり、適正な補助金運用を確認する仕組みが整えられています。
この補助金制度は、南小国町の中小企業が新しい販路を切り開き、地域ブランドの価値を高めるための大きなチャンスです。特に、地元産品の販促活動や新たな市場開拓を目指す企業にとっては、展示会や商談会の出展費用の負担を軽減できる実用的な支援策といえます。例えば、農産品や加工食品、工芸品などの地域特産物を持つ企業が全国的な商談会に参加することで、新規取引先の獲得やブランド認知度の向上が期待できます。また、海外展開を目指す企業にとっても、通訳費や輸送費の補助が受けられるため、海外市場へのアプローチが現実的になります。
南小国町は、こうした事業者の取り組みを通じて町全体の産業基盤を強化し、地域経済の活性化を目指しています。小規模ながらも特色ある地元企業が、商談会をきっかけに全国や海外のバイヤーとつながり、地域の魅力を発信していくことは、町のブランド力向上にも直結します。地域資源を最大限に活かしながら、南小国町が持つ「小さな町の大きな可能性」を形にする取り組みとして、この補助金制度は今後ますます重要な役割を果たしていくでしょう。
⇒ 詳しくは南小国町のWEBサイトへ


