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2025年11月8日

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五條市が文化団体を支援、市外ホール利用に最大9万2千円補助 申請は2026年3月31日まで

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令和7年 五条市 市外公共ホール等利用助成金

奈良県五條市では、市民の文化芸術活動を支援するため、「市外公共ホール等利用助成金」制度を実施しています。これは、老朽化に伴う五條市民会館の休館により、市民が文化・芸術活動を継続的に行う場が一時的に減少していることを受けて、市民会館に代わる会場利用にかかる費用の一部を市が助成するものです。市は、地域の文化活動を途切れさせないために、市内外での舞台発表や講演会、音楽イベントなどの実施を積極的に後押ししています。

助成の対象となるのは、五條市内に活動拠点を持ち、構成員の過半数が市内在住・在勤または在学している団体、もしくは市内に事業所を置く法人や個人です。営利を目的とした活動や宗教・政治活動は対象外ですが、出演者から実費負担を徴収する場合は例外的に認められています。また、市や他の自治体から同一内容の補助を受けている場合は重複申請ができません。

対象事業は、市内または市外の公共施設を利用して行う文化芸術活動で、音楽、演劇、ダンス、講演会などの舞台芸術や市民が参加できる公益的な活動が該当します。これまで五條市民会館ホールを利用していた団体が、同様の内容で他の施設を使う場合や、新たに文化芸術活動を開始する場合も申請可能です。なお、令和3年度以前に市外公共ホールを使用していた活動を継続する場合は対象外となります。

助成の内容は、市内施設と市外施設の利用で異なります。まず、市内公共施設を利用する場合は、施設使用料以外の会場設営費を助成対象とし、経費の2分の1を上限13万円まで補助します。これは、ステージ設営、音響設備、照明、椅子の配置などにかかる費用を補うことを目的としています。また、市民会館の代替施設として「シダーアリーナ」の競技場などを利用する場合には、特例として市民会館利用料金との差額分を減額できる場合もあります。

次に、市外公共ホールを利用する場合には、使用料および交通費を補助します。ホールや控室、楽屋の使用料のうち、市民会館利用料との差額分を助成対象とし、1回(1日)あたりの上限は68,000円です。ただし、減免対象団体に認定された場合は、上限が92,000円に引き上げられます。さらに、会場までの交通費も補助対象となっており、上限は25,000円です。五條市から御所市・橋本市への利用であれば1人あたり500円、それ以外の地域では1人あたり1,000円が支給されます。小学生については半額が適用されます。

この制度の申請受付期間は2025年4月1日から2026年3月31日までで、助成対象となる事業は同期間内に完了していることが条件です。申請にあたっては、事業内容や経費を明確に示す書類を添付し、事前に市が公開しているチェックリストを確認する必要があります。申請様式や交付要綱は市のウェブサイトからダウンロード可能で、事前相談も地域政策課で受け付けています。

この助成金は、地域の文化団体が活動を継続できるよう設計されており、演奏会や演劇、発表会、講演会など多様な形態の文化イベントを支援します。五條市では、市民会館の再整備が完了するまでの間、地域の文化力を維持・発展させることを重視しており、特に学生団体や市民サークルなど、地域に根ざした活動が続けられるよう環境整備を進めています。

文化芸術は地域の魅力を高め、市民の心の豊かさを育む重要な要素です。市民会館の代替措置として始まったこの制度は、単なる費用支援にとどまらず、「文化を絶やさない」という五條市の強い意志の表れといえます。五條市は、地域の創造力を支えるために今後も市民の文化活動を幅広く支援していく方針です。市内外での発表やイベントを計画している団体は、ぜひこの制度を活用してみる価値があります。

⇒ 詳しくは五条市のWEBサイトへ

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