2025年11月8日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
板野町が集会所運営を支援、年間最大5万円補助 申請は2025年3月31日まで
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最終更新: 2025年11月8日 01:01
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令和7年 板野町 集会所管理運営費補助金
徳島県板野郡板野町では、地域のつながりを支える大切な場所である集会所の維持管理を支援するため、「集会所管理運営費補助金」制度を導入しています。令和6年度(2024年度)から新たに開始されたこの制度は、地域コミュニティの拠点として活用されている集会所の電気代や水道代、ガス代、修繕費など、運営にかかる費用の一部を町が補助する仕組みです。町民同士の交流の場や、防災・地域行事などで欠かせない施設を長く使い続けるために、町が地域の実情に寄り添って支援を行うことを目的としています。
補助の対象となるのは、板野町内で地域の自治会や団体などが自主管理している集会所です。ただし、町が直接管理している「老人憩の家」や「教育集会所」などの公共施設は対象外となります。つまり、地域住民が中心となって維持している地域独自の集会所が補助の対象です。このように、地域主体の活動を重視する姿勢が明確に打ち出されています。
補助の対象経費は、申請する年度の4月から翌年3月までの間に支出された管理運営に関する費用です。具体的には、電気料金や上下水道料金、ガス料金、施設の修繕にかかる費用など、日常的に発生する経費が該当します。補助金額は対象経費の全額が対象となりますが、年間の上限は50,000円までと定められています。たとえば、年間の電気代や修繕費などの合計が45,000円であればその全額が補助され、60,000円の場合は上限である50,000円が支給されます。この制度は、少額であっても安定的に集会所を運営するための実質的な支援として、地域の負担軽減に大きく貢献するものです。
申請の期限は、該当する年度の3月末日までとなっています。申請を希望する団体や自治会は、年度末に経費を整理し、期限内に必要書類を整えて提出する必要があります。申請には、交付申請書兼請求書(様式第1号)を使用し、施設の代表者の押印が求められます。さらに、支出を証明するための書類の写しが必要で、電気や水道などが口座引き落としの場合は、通帳の該当箇所の写しで代替することも可能です。また、補助金の振込先を確認するために、口座情報が分かる通帳の写しも添付書類として必要です。これらの手続きを経て、町が内容を審査し、交付が決定されます。
板野町がこの制度を導入した背景には、地域の高齢化や人口減少に伴う自治会の負担増大があります。多くの地域では、集会所の維持にかかる経費を住民が持ち寄って支払っており、特に電気代や修繕費の上昇が運営の負担となっていました。こうした現状を踏まえ、町が運営経費の一部を支援することで、地域活動が途切れることなく続けられるようにとの意図があります。集会所は、地域行事、防災訓練、子ども会、高齢者サロンなど、世代を超えた交流の場として機能しており、その維持は地域の活力を保つうえで欠かせません。
また、板野町はこの補助制度を通じて、地域住民の自主的なまちづくりを支援し、行政と地域が協力して地域の拠点を守る仕組みを整えようとしています。補助金の額は上限50,000円と小規模ではありますが、制度を継続的に利用することで、集会所の環境を安定的に維持することが可能です。特に、地域の行事が多い地区や、老朽化した施設を抱える地区にとっては、電気代や修繕費の補助が経済的に大きな支えとなります。
この補助金は、地域の努力を尊重し、住民の負担を軽減しながら地域の絆を守るという点で、非常に意義のある制度といえます。板野町は今後も、こうした地域密着型の支援を通じて、住みやすく活気あるまちづくりを推進していく方針です。申請を希望する団体は、早めに経費の整理と書類の準備を進め、3月末までに手続きを完了させることが重要です。
⇒ 詳しくは板野町のWEBサイトへ


