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2025年11月7日

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ときがわ町がごみステーション設置に最大10万円補助、着工前申請が必要

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令和7年 ときがわ町ごみステーション設置費等補助金

埼玉県ときがわ町では、地域の生活環境を守り、住民が安心して利用できるごみステーションの整備を支援するため、「ときがわ町ごみステーション設置費等補助金」を新たに設けました。これまで、各地区に設置されているごみステーションの修繕は、地域住民の負担で行われてきましたが、「木製のごみステーションを長く使えるように補助をしてほしい」「地域の実情に合ったステーションを選べるようにしてほしい」といった多くの声を受け、町が補助金制度を開始したものです。

この制度では、新しくごみステーションを設置する場合や、既存のステーションを修繕する場合に、一定の条件を満たすことで補助金の交付を受けることができます。対象となるステーションは、犬や猫、鳥などによるごみの散乱を防止できる構造を備え、簡単に劣化しない素材を使用していることが求められます。また、ごみの搬入や搬出がしやすい設計であること、清掃などの維持管理体制がしっかり整っていること、さらに地域住民や関係者の同意を得ていることが条件となっています。

設置場所についても、自治会などが所有または確保する土地で、ごみ収集車が安全に運行できる場所である必要があります。特に木製のごみステーションを新設または修繕する際には、地域の森林資源を活用する観点から「ときがわ産材」を使用することが定められています。ときがわ町は森林資源が豊富で、地産地消の取り組みを進めており、環境にやさしい地域づくりの一環としても注目されています。

補助金の金額については、設置や修繕にかかる費用が50,000円以下の場合には全額が補助されます。50,000円を超える場合には、その超えた金額の半分を加算し、合計で100,000円を上限として補助金が交付されます。たとえば、修繕費が80,000円の場合、50,000円に加え残り30,000円の半分である15,000円が補助され、合計65,000円が交付される仕組みです。なお、1,000円未満の端数は切り捨てとなります。

申請を行う際には、ごみステーション設置工事の「着工前」に手続きを行う必要があります。申請者は補助金交付申請書に必要書類を添付し、ときがわ町役場の農林環境課に提出します。添付書類には、設置場所の案内図、ステーションの構造や大きさが分かる図面、費用の内訳が確認できる見積書の写し、設置場所が公共用地である場合の協議書、民有地の場合の賃貸人の承諾書、ときがわ産材を使用したことを証明する書類などが必要です。これらを揃えたうえで町に提出し、審査を受ける流れとなります。

審査の結果、補助金の交付が認められると、「ごみステーション設置費補助金交付決定通知書」が交付されます。その後、工事を進め、設置が完了した際には「ごみステーション設置完了報告書」を提出する必要があります。この報告には、設置後の写真や支払いを証明する領収書などの写しを添付し、町の確認を受けます。町が内容を確認したうえで、補助金の請求手続きを行い、提出日から30日以内に補助金が交付される仕組みです。

一方で、申請内容と異なる施工を行った場合や、提出した費用が不正と判断された場合には、補助金の交付決定が取り消されることがあります。その場合、既に交付された補助金は全額または一部を返還しなければならないため、申請時には正確な情報と適正な見積りを提出することが重要です。

また、過去にこの補助金を受けて設置されたごみステーションについては、補助金の決定があった年度の翌年度末日から10年間は、同じステーションで再度補助を受けることはできません。ただし、災害やその他やむを得ない事情で使用できなくなった場合は、この限りではありません。

ときがわ町では、地域の皆さんが快適に利用できるごみステーションの維持管理を通じて、美しいまちづくりと住民の負担軽減を目指しています。この補助制度により、地域環境の改善だけでなく、地元産材の活用による経済循環の促進も期待されています。町内の自治会や地域団体でごみステーションの修繕や新設を検討している方は、早めに農林環境課へ相談し、申請手続きを進めることが推奨されます。

⇒ 詳しくはときがわ町のWEBサイトへ

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