2025年11月19日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
高砂市がキャッシュレス・DX化支援事業開始 令和7年4月1日より随時受付
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最終更新: 2025年11月21日 01:01
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最終更新: 2025年11月21日 01:01
令和7年 高砂市中小事業者キャッシュレス・DX化支援事業補助金
この記事の概要
兵庫県高砂市は、市内中小事業者によるデジタル技術導入やキャッシュレス化の推進を支援するため、「高砂市中小事業者キャッシュレス・DX化支援事業補助金」を実施している。この制度では、電子商取引やキャッシュレス決済端末の導入、テレワーク設備やインボイス対応システムの導入など、デジタル化に要する経費を最大10万円まで補助する。補助率は2/3で、複数メニューの同時申請も可能。申請受付は令和7年4月1日から随時行われ、予算に達し次第終了となる。
高砂市では、地域経済のデジタル化と持続的な発展を目的として、市内中小事業者を対象に「キャッシュレス・DX化支援事業補助金」を開始した。この事業は、キャッシュレス決済の導入や電子商取引への対応など、デジタル技術を活用した経営基盤の強化を促すもので、時代の変化に対応できる企業体制づくりを支援することを目的としている。
補助の対象となるのは、市内に本社または主たる事業所を有する中小事業者であり、現在事業を行っている実態があり、今後も継続して市内で経営を続ける意思を持つことが条件とされている。また、町税を滞納していないことや、暴力団関係者、風俗関連事業者などの不適格者に該当しないことも必要である。大企業が過半数の株式を保有している「みなし大企業」も対象外となるなど、透明性と公平性の高い制度設計が行われている。
補助対象となる事業メニューは5種類に分かれており、それぞれデジタル化や業務効率化の推進に直結する内容となっている。まず「キャッシュレス決済導入支援事業」では、キャッシュレス決済端末やモバイルPOSレジ、タブレット端末、レシートプリンタなどの新規導入に対して補助が受けられる。これにより、消費者の利便性向上と現金取引の効率化が進み、非接触型決済に対応した店舗運営が実現できる。
次に「アフターコロナ対応環境整備支援事業」では、テレワークやウェブ会議など、デジタル環境を活用した働き方改革を支援する。ウェブ会議用カメラや専用ソフトウェアの導入費、またシステム開発委託費も補助対象となる。これにより、遠隔業務の効率化や取引先との柔軟なコミュニケーション体制の構築が可能になる。
「インボイス対応事業」では、インボイス制度に対応した会計システムや受発注システムの導入を支援する。会計ソフトや専用ハードウェア、クラウド利用料(最大2か月分)も補助の対象であり、税制改正に対応した経営体制の整備を後押しする。
さらに「販路開拓・拡大支援事業」では、ECサイトの開設や通販事業、テイクアウト事業の新規導入などを支援する。対象経費にはデジタル機器の購入費、ECサイト構築費、システム開発費、インターネット環境整備費、チラシ作成費などの広報費が含まれる。オンライン販売の強化を図りたい事業者にとっては、売上拡大を目指す絶好の機会となるだろう。
最後に「研修開催・専門家派遣支援事業」では、専門家によるセミナーや勉強会の開催を通じて、事業者がDX化に必要な知識やスキルを習得できるよう支援する。講師謝金や会場費、人件費(アルバイト代など)、消耗品費、広報費が補助対象となる。地域の事業者同士が学び合い、デジタル導入のハードルを下げることを目的としている。
補助金の内容は、補助対象経費の2/3以内で、1つのメニューあたり上限10万円。複数メニューの同時申請も可能であるが、申請は1事業者につき1回限りとなっており、すべての希望メニューをまとめて申請する必要がある。例えば、キャッシュレス決済端末とECサイト開設を同時に申請することもできる。
申請受付は令和7年4月1日から随時開始され、予算が上限に達し次第受付を終了する。交付決定後に事業を実施し、完了後は2週間以内または令和8年3月31日のいずれか早い日までに実績報告を提出する必要がある。市は報告書をもとに内容を審査し、補助金額の確定通知を行う。補助金は請求書受理後、2~3週間ほどで指定口座に振り込まれる。
対象外経費としては、買換え費用や光熱費、通信費、リース費、人件費(アルバイト代を除く)、交通費、飲食費などが挙げられており、純粋にデジタル化設備導入や運用にかかる経費のみが対象となる。この明確な経費区分によって、公的資金の適正な運用が確保されている。
高砂市は本補助金を通じて、市内中小企業がデジタル化社会に対応し、業務効率化・売上向上を実現できるよう支援していく。キャッシュレス対応やDX化はもはや選択肢ではなく、競争力を維持するための必須要素となっている。地域経済のデジタル化を推進し、企業の生産性向上と地域商業の活性化を両立させるための重要な取り組みである。
この記事の要点
- 高砂市が市内中小事業者に対しキャッシュレス・DX化を支援
- 補助率2/3、1メニュー上限10万円、複数メニュー申請も可能
- 申請受付は令和7年4月1日から随時開始、予算上限に達し次第終了
- 対象事業はキャッシュレス決済、DX設備、ECサイト開設、インボイス対応など
- 事業完了は令和8年3月31日まで、実績報告後に補助金振込
⇒ 詳しくは高砂市のWEBサイトへ


