2025年11月23日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
南九州市が介護職員を支援、新規就職で最大20万円補助 申請は就職後3ヶ月以内
- 福岡県糟屋郡エリア/訪看のお仕事/未経験OK/車通勤可/即日勤務可
最終更新: 2025年12月7日 00:34
- 注目の在宅医療未経験者も歓迎しております/車通勤可/残業なし/即日勤務可
最終更新: 2025年12月7日 00:34
- 常勤・医療業界の看護師/残業なし/即日勤務可
最終更新: 2025年12月7日 00:34
- 訪問看護業務および付帯する業務/車通勤可/即日勤務可/土日祝休み
最終更新: 2025年12月7日 00:34
令和7年 介護事業所及び養護老人ホームへ就職される方への支援金について【介護職員等就職支援事業補助金】
鹿児島県南九州市では、地域の介護人材を確保し、介護サービスの質を維持・向上させることを目的に、「介護職員等就職支援事業補助金」を令和7年4月1日から新たに開始した。これは、介護事業所や養護老人ホームに新たに就職した人や、継続して勤務する人を対象とする支援制度であり、就職時および継続勤務年数に応じて補助金が交付される仕組みである。
南九州市では、高齢化が進行する中で介護職員の不足が深刻化しており、地域の福祉サービスを安定的に提供していくためには、人材の確保と定着が喫緊の課題となっている。この補助金制度は、介護職への新規就職を後押しするとともに、職員が長く働き続けられるよう支援することを目的として設けられている。
まず「新規就職補助金」は、令和7年4月1日以降に南九州市内の介護事業所または養護老人ホームに新たに就職した有資格者を対象としている。介護福祉士など、事業所や施設の人員基準を満たす資格を持っていることが条件である。また、過去に南九州市内の介護事業所または養護老人ホームで勤務した経験がないこと、もしくは令和2年4月1日から令和7年3月31日までの間に勤務経験がないことが要件となる。
補助金の金額は、常勤で雇用された場合に20万円、非常勤など常勤以外の雇用形態の場合は3万円が支給される。申請期限は就職日から3ヶ月以内であり、令和8年1月1日以降の就職者については令和8年3月31日までが申請期限となっている。たとえば令和8年2月1日に就職した場合でも、申請は令和8年3月31日までに行う必要があるため注意が必要である。
次に「就労継続補助金」は、同じく令和7年4月1日以降に南九州市内の介護事業所または養護老人ホームに就職した職員を対象とし、継続して勤務することを条件に支給される。対象となるのは、就職時点で有資格者であるか、または就職後1年以内に資格を取得した者であり、過去に市内の介護事業所で勤務経験がない人、または令和2年4月1日から令和7年3月31日までの間に勤務していない人であることが必要となる。
支給額は、就職後1年経過時に5万円、2年経過時に5万円、3年経過時にも5万円と、最大で15万円が支給される。いずれも継続して勤務していることが条件で、申請は該当時期の経過日から3ヶ月以内に行う必要がある。つまり、1年目、2年目、3年目のそれぞれのタイミングで申請手続きを行うことが求められる。
申請は電子申請と郵送・窓口提出のいずれかで行うことができる。電子申請の場合は、南九州市の専用申請ページからオンラインで手続きが可能であり、迅速な対応が期待できる。郵送または窓口申請の場合は、南九州市の長寿介護課介護保険係、または各支所の福祉係で受け付けている。
申請に必要な書類としては、交付申請書(第1号様式)、資格証明書の写し、雇用証明書(第2号様式)が基本となる。必要に応じて、市長が追加書類を求める場合もある。また、継続補助金を申請する際には、介護職員等就職支援事業補助金交付決定通知書の写しなど、初回申請時に発行された証明を添付する必要がある。
南九州市は、この制度を通じて、若年層を中心とした介護人材の確保と定着を進める方針を示している。特に、資格を持つ介護職員が新たに市内施設へ就職することで、即戦力として活躍できる環境を整えるとともに、地域内でのキャリア形成を支援していくことを目指している。また、就職後も長く働き続けることで追加の支援を受けられる点は、安定的な就業を後押しする仕組みとして注目されている。
介護分野の人材不足は全国的な課題だが、南九州市では行政が積極的に支援金制度を設けることで、地域に根ざした福祉人材の育成を進めている。特に、他地域からの転入や再就職を検討する介護福祉士などにとって、本制度は経済的負担を軽減しつつ新しい職場環境でのスタートを切る有効な機会となる。補助金の申請には期限が設けられているため、対象者は早めの手続きを心がけることが重要である。
この支援事業は、南九州市が介護人材を地域全体で支える仕組みを築くための第一歩として期待されており、地域の介護体制の持続可能性を高める取り組みとして注目を集めている。
⇒ 詳しくは南九州市のWEBサイトへ


