2025年11月4日
労務・人事ニュース
令和7年11月30日は「年金の日」 全国の年金事務所で特別相談を実施
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最終更新: 2025年11月4日 02:34
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最終更新: 2025年11月4日 09:34
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最終更新: 2025年11月4日 07:02
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最終更新: 2025年11月4日 10:08
「年金の日」・「ねんきん月間」のお知らせ(厚労省)
この記事の概要
厚生労働省は令和7年10月31日、毎年11月30日を「年金の日」、11月を「ねんきん月間」として、国民に公的年金制度への理解を深めてもらうための啓発活動を実施すると発表した。今年の「年金の日」(11月30日・日曜日)には、全国の年金事務所が特別に開所し、年金相談を行う。また、「ねんきんネット」の活用促進や生活設計支援のため、民間団体や自治体と連携した周知活動を展開する。
厚生労働省は、日本年金機構と連携し、令和7年11月を「ねんきん月間」として、国民が自身の年金記録や将来の年金受給額を確認し、老後の生活設計に関心を持つ機会を提供する取り組みを実施する。また、毎年恒例の「年金の日」は11月30日に設定されており、語呂合わせで「いいみらい」とされている。この日を中心に、全国規模で年金制度に関する理解を深める啓発活動が展開される。
今年の「年金の日」は日曜日にあたるが、厚生労働省と日本年金機構は特別措置として、全国の年金事務所を開所し、年金に関する個別相談を実施する。これにより、平日に来所できない勤労世代や若年層にも相談機会が提供され、幅広い世代が年金制度に触れられるよう配慮されている。
また、民間企業や自治体との協働による周知活動も強化される。金融機関、生命保険会社、市区町村などの賛同団体を通じて、「年金の日」や「ねんきん月間」のポスター掲示、リーフレット配布、店頭キャンペーンなどを実施し、より多くの国民に年金制度の重要性を訴える。これらの活動は、特に20代~40代の現役世代が自分の将来に向けた備えを考えるきっかけとなるよう設計されている。
オンラインでの情報発信にも注力している。厚生労働省の公式ホームページでは「年金の日」特設ページを公開し、制度の概要や相談窓口、「ねんきんネット」へのアクセス方法などを紹介している。また、厚生労働省および日本年金機構のSNS(X=旧Twitter、Facebook、LINE)を通じて、年金制度に関する最新情報や動画コンテンツを配信している。特に、日本年金機構は公式YouTubeチャンネルで「わたしと年金」シリーズのアニメーション動画を公開し、視聴者が自分事として年金を考える契機を提供している。
加えて、全国各地で開催される年金セミナーや出張相談会も「ねんきん月間」の期間中に集中して行われる。これらのイベントでは、専門職員が年金の仕組みや受給手続きの流れを説明し、受給開始年齢や加入記録の確認方法など、個々のライフステージに合わせたアドバイスを提供している。特に企業向けセミナーでは、従業員の老後資金形成支援の一環として、年金制度の理解促進が図られている。
年金制度は、現役世代が支える「世代間扶養」の仕組みで成り立っており、持続可能な制度運営のためには、国民一人ひとりの理解と関与が不可欠である。厚生労働省は、年金を「遠い将来の話」ではなく、「今の自分に関わる社会保障」として捉えることの重要性を呼びかけている。
さらに、年金制度の理解促進は、企業の人事・労務戦略にも関わる重要な要素となっている。採用担当者や経営者が社員の将来設計を支援できるよう、企業向けの啓発資料や研修機会の提供も進められている。公的年金制度の正しい知識を持つことは、福利厚生制度の整備や退職後支援の在り方を見直すきっかけとなるため、企業にとっても有意義な情報発信の機会となっている。
この記事の要点
- 11月30日は「年金の日」、11月は「ねんきん月間」として啓発活動を実施
- 令和7年の「年金の日」は日曜日、全国の年金事務所が特別開所
- 民間団体・自治体と協働し、ポスターやリーフレットで周知強化
- 厚労省・日本年金機構がSNSやYouTubeで動画配信を実施
- 企業向けセミナーや出張相談で労務担当者への理解促進を推進
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ


