2025年12月3日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
枚方市が緑化推進へ最大30万円補助、花壇や生垣整備を支援 申請は2026年1月31日まで
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最終更新: 2025年12月3日 01:05
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最終更新: 2025年12月2日 23:00
令和7年 あなたの家をみどりいっぱいにしませんか?~枚方市花と緑のまちづくり事業補助金について~
枚方市では、身近な緑のあるまちづくりを推進するため、市民や事業者が自宅や事業所などで行う花壇整備や生垣、壁面緑化などの取り組みに対して支援を行う「花と緑のまちづくり事業補助金」を令和7年度も実施しています。この補助制度は、住宅や店舗、地域の公共空間を緑化し、市全体の景観向上やヒートアイランド対策、地域の交流促進を図ることを目的としています。市民が主体となって身近な緑を増やすことで、環境にやさしく心地よいまちづくりを進めるための重要な取り組みです。
この制度では、枚方市内に居住する市民のほか、市民グループや自治会、ボランティア団体、企業、NPO法人なども申請対象となっています。対象となる整備内容は多岐にわたり、花壇整備、壁面緑化、駐車場緑化、生垣緑化(新設・改築)、屋上緑化、オープンガーデンの6つのメニューが用意されています。補助率は事業費総額の50%以内で、整備内容に応じて上限額や条件が異なります。
花壇整備の場合は、緑化面積1平方メートルあたり15,000円と、20万円のいずれか少ない額が上限で、道路に面してフェンス等の仕切りがない場所に新たに設置することが条件となっています。壁面緑化は1平方メートルあたり10,000円、上限20万円までで、道路に面する壁面や塀に植物を設ける場合が対象です。駐車場緑化では、緑化面積1平方メートルあたり10,000円、上限20万円まで補助され、駐車場面積の50%以上を緑化する必要があります。
生垣緑化の新設については、1メートルあたり5,000円、上限10万円まで支援されます。既存のブロック塀を撤去して新たに生垣を設ける場合は「改築」として、1メートルあたり8,000円、上限16万円までの補助が受けられます。屋上緑化に関しては、1平方メートルあたり20,000円を上限とし、最大30万円までの支援が受けられます。屋上の荷重に関する安全性を証明する書類の添付が必要です。さらに、市民に開放する「オープンガーデン」を整備する場合は、整備面積1平方メートルあたり15,000円、最大25万円までの支援が行われます。このオープンガーデン制度では、年間20日以上の開放日を設け、市のホームページで紹介されることが条件とされています。
申請の受付は令和7年度について、令和8年1月31日までとなっています。申し込み多数の場合は予告なく受付を終了する可能性があるため、早めの相談が推奨されています。申請の前には必ず事前相談が必要で、市の担当職員が現地調査や制度の説明を行います。その後、必要書類を揃えて申請書を提出する流れとなります。事前相談は随時受け付けており、実際の整備内容や緑化面積、設置場所の確認が行われます。
補助の対象となるのは、法令などで義務付けられていない自主的な緑化活動に限られています。例えば、建築基準法などで設置が求められる緑地帯や緑化義務がある建物は対象外です。また、造園業者が自社の宣伝目的で実施する緑化や、建築会社が販売用物件に行う緑化も営利目的とみなされ、補助対象外とされています。補助金はあくまで市民主体のまちづくり活動を支援するものであり、営利を目的としない取り組みであることが大前提となります。
申請時の注意点として、補助金の前払いは認められていません。事業完了後には、施工中や完了後の写真を提出し、市による現地検査を受ける必要があります。検査の結果、不良と認められた場合は補助金の交付が取り消される場合もあります。また、整備に伴って事故や近隣トラブルが発生した場合は、申請者自身の責任で対応する必要があります。
この補助金制度は、枚方市が「花と緑のまち」を目指して進める環境政策の一環であり、景観の向上だけでなく、気候変動対策や地域コミュニティの形成にも寄与しています。とくにオープンガーデン制度は、個人の庭を地域の交流の場として活用できる仕組みとして注目されており、環境保全と地域のつながりづくりを両立する取り組みとして高く評価されています。市民だけでなく、市内企業が自社の施設を緑化することも可能で、企業の環境配慮活動やCSRの一環として活用するケースも増えています。
枚方市では、環境にやさしいまちづくりを進めるため、今後も緑化推進活動を積極的に支援していく方針を掲げています。花壇や生垣を整備したい、壁面を植物で彩りたいと考える方は、この補助金制度を活用することで、費用を抑えながら身近な場所を美しく生まれ変わらせることができます。
補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。
⇒ 詳しくは枚方市のWEBサイトへ


