2025年12月14日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
認知症カフェ支援で1回6,000円補助 岡垣町が年間144,000円上限の制度運用
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最終更新: 2025年12月14日 09:35
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最終更新: 2025年12月14日 09:35
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最終更新: 2025年12月14日 09:35
令和7年 岡垣町 認知症カフェを運営する団体を補助
福岡県遠賀郡岡垣町では、地域で認知症の人や家族が安心して過ごせる環境づくりを進めるため、認知症カフェの運営を行う団体に対し補助制度を設けている。この取り組みは、認知症の人が住み慣れた地域で自分らしく生活を続けられるよう支えることを目的としており、介護を担う家族の負担軽減や地域住民との交流促進にもつながる重要な支援である。認知症カフェは専門職や地域住民など、誰もが気軽に参加できる集いの場とされており、相談や交流を通じて地域全体で認知症を支える仕組みを広げるものとなっている。
補助を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要がある。まず、認知症カフェが町内に設置されていることが前提となり、10人以上が活動できるスペースを確保していることが求められる。実施頻度は月1回以上で、1回あたりの活動時間は2時間以上と規定されている。警報級の大雨や運営者の入院などやむを得ない事情で実施できない場合は例外として認められるが、基本的には継続的な活動が補助対象として重視されている。
また、保健師や社会福祉士、精神保健福祉士、看護師、介護福祉士などの専門職を1人以上配置し、認知症の人やその家族が相談しやすい体制を整えることも条件に含まれている。カフェの利用料金は無料である必要があるが、飲食費などの実費に関しては利用者負担とすることが可能であり、その目安は1人あたり200円程度とされている。さらに、活動の記録と評価を行うこと、政治的・宗教的活動および営業活動を行わないこと、法令や公序良俗に反しない内容であることが求められる。
施設での実施については追加の注意点が設けられており、普段入居者が過ごす場所ではなく別のスペースを使用する必要がある。さらに、施設入居者のみの参加で運営される場合は補助対象外となり、地域に開かれた活動であることが重要視されている。
補助金額は認知症カフェ1回の実施につき6,000円とされ、年間の上限額は144,000円または補助対象となる経費から利用者負担金などを差し引いた額のうち低い方が適用される。活動規模に応じた補助を受けられる仕組みであり、団体の実情に合わせて活用しやすい制度となっている。
手続きの流れでは、まず補助金交付申請書、事業実施計画書、収支予算書を提出して審査を受ける。内容が適切と認められた場合は交付決定通知書が送付され、不適当と判断された場合は不交付決定となる。希望する団体は概算払いも可能であり、その場合は専用の請求書を提出することで事業開始前に補助金を受け取ることができる。
事業を進める中で実施内容を変更する必要がある場合は、変更申請書を提出し承認を受けることが求められる。事業完了後は翌月5日までに実績報告書、実施報告書、収支決算書を提出し、審査の後に補助金額が確定する。確定通知書を受け取った後14日以内に補助金の請求または返還を行い、必要な場合は納付書で返還をする流れとなる。なお、概算交付額と確定額が一致する場合は追加の請求や返還は不要である。
こうした一連の手続きや必要書類は関連ファイルとして提供されており、記載例を含む手引きも公開されているため、初めて申請する団体でも準備しやすい環境が整えられている。地域の支援体制を広げるための取り組みとして、制度の透明性と実効性が確保されている点が特徴といえる。
⇒ 詳しくは岡垣町のWEBサイトへ


