2025年12月20日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
地域行事を通じた子ども支援、大木町が助成金制度を強化
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最終更新: 2025年12月19日 14:34
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令和7年 大木町 地域子どもまんなか事業助成金
令和7年度、福岡県三潴郡大木町では、地域と子どものつながりを深めることを目的とした「地域子どもまんなか事業」に対する助成金制度が継続して実施されています。この取り組みは、地域の伝統や文化を子どもたちに伝え、地域社会全体で子どもの成長を支える環境を整えるためのものであり、地区育成会を中心に多世代の交流を促進する活動が対象となります。特に、子どもたちが大人と共に地域行事や体験活動を通じて関係性を築くことが求められており、子ども自身が地域を「ふるさと」として認識し、愛着を持つきっかけづくりが重視されています。
この助成金には、大きく分けて2種類の支給枠が設けられており、1つ目が「基礎額」、2つ目が「追加額」です。基礎額については、多世代交流事業を年に2回実施することが条件となっており、これらは1回あたり2時間以上の活動である必要があります。対象となるのは、地域住民と子どもたちが直接交流する形式の事業で、単に集まるだけでなく、子どもたちが積極的に参加し、地域住人と関わる内容が求められています。例えば、地域の伝統行事に子どもたちが参加するだけでは対象とはならず、自主的な活動を伴う形での関与が求められています。
基礎額の支給金額は、地区内に住む小学生の人数によって細かく定められており、1人の場合は3,000円から始まり、以降5人で9,000円、10人で10,000円と段階的に上昇し、100人を超える場合は最大で48,000円が交付されます。この基礎額の交付を受けるには、年度内に定められた交流事業2回の実施が必須であり、これを満たさなかった場合は全額の返還が求められる点にも注意が必要です。
加えて、基礎額とは別に、追加事業についても助成が可能です。これは年間最大8回まで認められており、1回ごとの支給額は児童数によって異なります。たとえば、10人以下であれば1,000円、20人で2,000円、30人で3,000円と増額されていき、児童数が46人以上になると1回あたり5,000円が助成されます。これにより、地域ごとの規模や実施内容に応じて柔軟な支援が行える仕組みとなっています。
事業の実施においては、保護者以外の地域住民が一定数参加することが推奨されており、たとえば児童が6人から10人いる場合は、最低でも3人の地域住人の参加が目安とされています。ただし、この人数はあくまで参考値であり、実際に地域住人の関与が確認されれば助成の対象となるケースもあります。
助成対象となる活動には明確な基準があります。例えば、球技大会の練習を複数回実施したとしても、助成金の認定は1回分のみとなります。また、左義長や夏祭りなどの行事においても、準備や片付けを別日に行った場合でも事業としては1回とカウントされます。このほか、午前と午後に異なるプログラムを実施しても、1日1事業の認定に限られます。一方で、ラジオ体操や清掃活動などの単体では対象外とされていますが、例えば老人会との交流や学習会などの要素が加わることで助成対象に含まれる場合もあります。
一方で助成対象外となる事業も明記されており、会議や話し合い、プレゼントの受け渡しのみの活動、またはPTAによる資源回収やリサイクル活動など、直接的な地域交流が伴わない行事は助成の対象外とされます。さらに、球技大会への出場自体も対象とはなりませんが、その練習については対象に含まれるため、活動内容の設計には注意が必要です。
申請にあたっては、まず交付申請書と事業計画書の提出が求められます。提出期限が設けられているため、計画的な準備が必要です。提出後、内容の審査を経て基礎額が決定され交付されます。事業が完了した後は、事業実績報告書を速やかに提出する必要があり、遅くとも翌年度の4月20日までに提出しなければなりません。その報告書に基づき、追加額の審査と交付が行われ、最終的な支給額が確定します。追加額の交付は例年5月末までに実施されます。なお、基礎額の交付条件を満たせなかった場合は、事業実績報告書とともに助成金返還精算書の提出と返金が求められるため、事業実施状況を正確に記録し、確実な運営が求められます。
この制度は、地域に根ざした教育や交流活動を支援することを目的としており、単なるイベント開催ではなく、地域の将来を担う子どもたちの育成という観点からも非常に意義深いものです。助成の内容や条件は年度ごとに変更される場合がありますので、申請を検討している地区育成会や関係者の方々は、必ず最新の情報を公式の案内や担当窓口を通じてご確認ください。
補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。
⇒ 詳しくは大木町のWEBサイトへ


