2025年12月18日
労務・人事ニュース
北九州市 2025年12月1日にマンホール蓋を追加した通報システムが道路や公園の損傷を迅速に共有
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道路や公園などの損傷情報をオンライン上で簡単に通報できます!(北九州市)
この記事の概要
北九州市で、道路や公園、河川などの損傷をスマートフォンから簡単に通報できるオンラインシステムの利用が可能になった。舗装の破損などのほか、2025年12月1日からはマンホール蓋の損傷も通報項目に追加された。写真と位置情報を添えて送信でき、アプリや登録は不要で利用できる。緊急時は各区の窓口に電話連絡が必要。
北九州市では、市が管理する道路や公園、河川で発生した損傷を市民が手軽に知らせることができるオンライン通報システムが導入されており、スマートフォンを使って迅速に状況を伝えられる仕組みが整えられている。舗装の穴やガードレールの歪み、公園遊具の破損、街路樹の枯死など、身近な場所で目にするさまざまな損傷を写真付きで送信できるようになり、位置情報も自動で反映されるため、現場の特定が容易になった点が特徴である。これまでは電話での連絡が中心だったが、オンライン化によって誰でも短時間で通報できる環境が整い、市の維持管理業務の効率化にもつながっている。
さらに2025年12月1日からは通報できる項目にマンホール蓋が新たに加わった。近年、下水道施設の損傷による道路の陥没事故が問題視される中で、マンホール蓋のガタつきや破損は安全性に直結するため、市民からの情報提供が重要視されている。この項目追加により、より幅広い損傷状況を市に伝えられるようになり、危険箇所の早期発見にも役立つ。段差の発生や蓋の破損などに気づいた場合は、写真とともに送信するだけで通報が完了するため、専門知識がなくても簡単に利用できる。
この通報システムは、アプリのインストールや利用登録が不要で、専用のWebページにアクセスするだけで利用できる手軽さが魅力である。また、市の公式LINEアカウントを通してアクセスできる機能も用意されており、メニューから該当項目を選ぶだけで通報画面に移動できる。日常的にスマートフォンを使用する市民にとって、より身近で使いやすい方法が整備されたことで、損傷箇所の発見から通報までのハードルが下がり、市内の安全性向上に寄与する取り組みとなっている。
通報できる内容は、道路、公園、河川に関する幅広い設備に及ぶ。道路では舗装や側溝、縁石、カーブミラー、標識、白線、車止め、街路樹などが対象で、公園では遊具や樹木、照明灯、手洗い場、ベンチなどの設備が含まれる。河川では護岸やフェンス、照明灯などが通報対象に挙げられている。市が管理している施設のみが対象となるため、該当するか不明な場合も写真と位置情報を送ることで関係部署へ情報が共有される仕組みが整えられている。
一方で緊急を要する損傷が見つかった場合、オンラインの通報では迅速な対応が難しいため、各区役所の窓口へ直接電話する必要がある。平日8時30分から17時15分までの受付時間と、それ以外の時間帯で連絡先が分かれており、それぞれの区に応じた番号が用意されている。通行に大きな支障がある損傷や、事故につながる危険が考えられる状況では、迅速な判断が求められるため、緊急連絡先への通報が推奨されている。
市に寄せられた通報は、該当する区の担当部署が現地を確認し、必要に応じて補修などの対応が行われる。対応までには一定の時間が必要となる場合があるほか、損傷の状態によっては経過観察や対応不要と判断される場合もある。また、個別に対応状況を通報者へ連絡することは行われず、進捗は公開された一覧表で確認する方式が採用されている。公開されている一覧には、各月の対応状況がまとめられており、透明性の高い運用がなされている。
オンライン通報を初めて利用する市民に向けて、操作方法を説明したガイドも公開されている。写真の撮影方法や位置情報の入力手順などが分かりやすくまとめられており、スマートフォンの操作に慣れていない人でも安心して利用できる環境が整っている。よくある質問をまとめたページも別に用意されており、対象箇所の判断基準や通報後の流れについて具体的に確認しながら利用できる。
身近な道路や公園を市民の力で守る取り組みは、安全で快適な生活環境を維持するために欠かせない。オンライン通報システムの導入と項目拡充によって、市民が気づいた小さな損傷を迅速に伝えられる仕組みが整い、地域全体で安全性を高める動きがより一層広がりつつある。
この記事の要点
- オンラインで道路や公園の損傷を通報できる
- 2025年12月1日からマンホール蓋も通報可能
- アプリ不要で位置情報と写真を送信できる
- 緊急時は各区へ電話連絡が必要
- 通報内容は市の担当部署が確認し対応
⇒ 詳しくは北九州市のWEBサイトへ


