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2026年1月19日

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令和7年11月東京都の有効求人倍率1.73倍から考える中小企業採用戦略

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一般職業紹介状況(令和7年11月分)(東京労働局)

この記事の概要

令和7年11月の東京都における有効求人倍率は1.73倍となり、前月から0.02ポイント上昇しました。求人が求職を上回る状況は続いているものの、物価上昇などの影響もあり、雇用環境は楽観視できる状態ではありません。本記事では、東京都の一般職業紹介状況をもとに、有効求人倍率や求人・求職の動向を丁寧に読み解きながら、中小企業の採用担当者が今後どのような視点で採用活動を進めるべきかを独自の視点で詳しく解説します。数字の背景を理解し、採用の質を高めるための考え方を整理することを目的としています。


令和7年11月の東京都の雇用情勢は、有効求人倍率が季節調整値で1.73倍となり、前月からわずかに上昇しました。この数字だけを見ると、求職者1人に対して求人が1.73件存在していることになり、企業側にとっては人材確保が引き続き難しい状況であることが分かります。一方で、求人が求職を上回って推移しているにもかかわらず、物価上昇やコスト増加が企業活動に影響を与えており、雇用情勢には慎重な見方が求められています。

有効求人数は352,940人で、前年同月比では4.2%減少し、6か月連続で前年を下回りました。有効求職者数は200,171人となり、前年同月比2.5%減少しています。求人と求職の双方が減少している中で、有効求人倍率が上昇しているのは、求職者数の減少幅が求人の減少幅よりも大きいことが背景にあります。この構造は、採用が容易になったことを意味するものではなく、労働市場全体がやや停滞していることを示しています。

新規求人倍率は3.37倍となり、前月から0.08ポイント低下しました。新規求人数は109,135人で、前年同月比7.0%減少しています。一方、新規求職者数は28,581人で、前年同月比4.9%減少しました。新規の動きに注目すると、企業の採用意欲はやや弱含みで推移しており、特に慎重な採用判断が広がっていることが読み取れます。中小企業にとっては、採用市場が緩む局面を期待するよりも、いかに自社の魅力を伝えるかが重要な局面に入っているといえます。

産業別に見ると、運輸業・郵便業では新規求人数が前年同月比14.3%増加し、建設業でも3.6%増加しました。一方で、製造業は23.4%減少し、卸売業・小売業は18.7%減少、生活関連サービス業・娯楽業は21.0%減少するなど、多くの産業で求人が減少しています。このばらつきは、業界ごとに景況感や人材需要が大きく異なっていることを示しており、採用活動において一律の戦略が通用しない時代に入っていることを意味します。

正社員に限って見ると、正社員の有効求人数は156,250人で、前年同月比4.3%減少しました。正社員有効求人倍率は1.19倍となり、前年同月から0.02ポイント低下しています。正社員を希望する求職者に対して求人が不足しているわけではありませんが、求職者側の企業選択基準は年々厳しくなっており、単に正社員募集を出すだけでは応募が集まりにくい状況です。

中小企業の採用担当者が有効求人倍率から読み取るべきポイントは、数字の高さや低さそのものではなく、その背景にある構造変化です。東京都の有効求人倍率1.73倍という水準は、依然として売り手市場であることを示していますが、求人が減少している現実を踏まえると、企業は採用の量よりも質を重視する方向にシフトしています。求職者は安定性や働きやすさ、将来性を重視しており、企業の姿勢や価値観がこれまで以上に問われています。

採用活動を進めるうえで、中小企業は大手企業と同じ土俵で条件競争をする必要はありません。自社の事業内容や役割、どのような人材が活躍しているのかを具体的に伝えることで、共感を持った求職者と出会える可能性が高まります。有効求人倍率が高い環境では、応募数の多さよりも、入社後に定着し活躍できる人材を見極める視点が重要になります。

令和7年11月の東京都の有効求人倍率は、採用市場の厳しさと同時に、採用活動を見直す好機であることを示しています。中小企業の採用担当者は、統計データを冷静に分析し、自社の強みを言語化することで、限られた採用市場の中でも着実に人材を確保していくことが求められています。

この記事の要点

  • 令和7年11月の東京都の有効求人倍率は1.73倍
  • 求人と求職はともに減少し雇用情勢は慎重局面
  • 新規求人は前年同月比で減少し採用意欲は弱含み
  • 産業別で求人動向に大きな差が見られる
  • 中小企業は条件競争ではなく魅力発信が重要
  • 有効求人倍率は採用戦略を考える判断材料になる

⇒ 詳しくは東京労働局のWEBサイトへ

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