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2026年1月23日

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成年年齢18歳へ引下げで変わる採用現場、2022年4月から始まった若年人材の法的責任と契約意識の変化

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18歳から“大人”に!成年年齢引下げで変わること、変わらないこと。(政府広報オンライン)

この記事の概要

2022年4月に成年年齢が20歳から18歳へ引き下げられ、日本の社会制度は大きな転換点を迎えました。18歳で「大人」として扱われることで、契約や進路選択の自由が広がる一方、自己責任も重くなります。本記事では、成年年齢引下げの背景、18歳でできるようになったことと従来どおり制限が残ること、そして契約時に特に注意すべき点を、事実に基づき丁寧に解説します。若者本人だけでなく、保護者や企業側にとっても重要な制度変更をわかりやすく整理します。


2022年4月1日、日本では民法の改正により成年年齢が20歳から18歳へと引き下げられました。これは明治時代から約140年続いてきた制度を見直す大きな変更であり、社会全体の価値観や若者の位置づけに影響を与える出来事です。この改正により、18歳や19歳の若者は法的に「大人」として扱われることになりました。

この制度変更は突然決まったものではなく、選挙権年齢が18歳に引き下げられたことなど、若い世代に社会的な判断を委ねる流れの延長線上にあります。国政に参加する責任を担う年齢と、市民生活の基本となる民法上の成年年齢を一致させることが合理的だという考え方が背景にありました。国際的にも成年年齢を18歳とする国が多数を占めています。

成年に達することの最も大きな意味は、自分一人の判断で契約ができるようになる点にあります。これまで未成年の場合は、携帯電話の契約や賃貸住宅の契約、クレジットカードの作成、ローン契約などに親の同意が必要でした。しかし18歳になると、これらをすべて自分の意思だけで行えるようになります。

また、親権に服さなくなることで、住む場所や進学、就職といった人生の重要な選択についても、自ら決定する立場になります。さらに10年有効のパスポートを取得できるようになり、一定の国家資格についても年齢要件を満たすことになります。結婚についても、男女ともに18歳以上という統一された基準が適用されています。

一方で、成年年齢が18歳になったからといって、すべての年齢制限が緩和されたわけではありません。飲酒や喫煙、公営競技への参加は、これまでどおり20歳以上でなければ認められていません。健康への影響や青少年保護の観点から、これらについては慎重な姿勢が維持されています。

制度の変化で特に注意が必要なのが契約に関する責任です。未成年の間は、親の同意なく結んだ契約を取り消せる仕組みがありましたが、成年になるとこの保護は受けられなくなります。契約内容を十分に理解しないまま署名した場合でも、その責任は本人が負うことになります。

社会経験が少ない若者を狙った悪質な契約や高額な支払いを伴う取引が問題になるケースも指摘されています。契約書の内容を確認すること、即断を避けること、必要性を冷静に考えることが、これまで以上に重要になります。成年年齢引下げは自由を広げる一方で、判断力と知識を求める制度でもあります。

もし契約や消費生活で不安やトラブルを感じた場合、相談できる公的な窓口が整備されています。早い段階で相談することで、被害の拡大を防ぐことが可能です。成年になったからこそ、一人で抱え込まず、適切な支援につながる行動が求められます。

また、成年年齢の引下げがあっても、養育費に関する考え方は大きく変わりません。養育費は子どもが経済的に自立できるかどうかを基準に考えられるため、18歳を迎えたからといって直ちに支払いが終了するわけではありません。進学などで自立していない場合には、従来どおりの考え方が維持されます。

成年年齢引下げは、若者に社会参加の機会を広げると同時に、責任ある行動を促す制度です。18歳という年齢が持つ意味を正しく理解し、周囲の大人や社会全体で支えていく姿勢が、これからますます重要になっていきます。

この記事の要点

  • 成年年齢は2022年4月1日から18歳に引き下げられた
  • 18歳になると親の同意なく契約や進路選択が可能になる
  • 飲酒や喫煙、公営競技は引き続き20歳以上が条件
  • 成年になると未成年者取消権は使えなくなり契約責任が生じる
  • 養育費は成年年齢引下げ後も経済的自立を基準に判断される

⇒ 詳しくは政府広報オンラインのWEBサイトへ

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