2026年2月12日
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2025年インバウンド消費9兆4,559億円、前年比16.4%増が示す観光市場の成長
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インバウンド消費動向調査2025年暦年(速報)(観光庁)
この記事の概要
2025年のインバウンド消費動向調査の速報結果が公表され、訪日外国人による旅行消費額が過去最高水準に達したことが明らかになった。暦年ベースでの旅行消費額は9兆4,559億円となり、前年から16.4%増加している。国籍・地域別ではアジアや北米を中心に消費が拡大し、宿泊費や飲食費の構成比も上昇した。回復局面から成長局面へ移行する訪日消費の実態が、具体的な数字とともに示されている。
2025年暦年における訪日外国人旅行消費額は9兆4,559億円となり、2024年と比べて16.4%の増加となった。長期的な統計の中でも過去最高水準に位置付けられ、インバウンド需要が量・質の両面で拡大している状況が確認できる。消費額の伸びは、訪日客数の増加に加え、1人当たり支出額の底堅さによって支えられている。
国籍・地域別にみると、中国が2兆26億円で全体の21.2%を占め、最大の消費国となった。続いて台湾が1兆2,110億円、米国が1兆1,241億円、韓国が9,864億円、香港が5,613億円となり、上位5の国と地域で全体の62.2%を占めている。これらの地域からの訪日需要が、日本の観光消費を力強く下支えしている構図が浮かび上がる。
費目別の構成を見ると、宿泊費が36.6%と最も高く、次いで買物代が27.0%、飲食費が21.9%となった。前年と比較すると、宿泊費と飲食費の割合が上昇しており、滞在型消費や体験型消費へのシフトが進んでいることが読み取れる。交通費や娯楽等サービス費も一定の規模を維持しており、消費の裾野は広がっている。
訪日外国人の一般客1人当たり旅行支出は22万9,000円と推計され、前年比で0.9%増加した。国籍・地域別では欧州やオセアニアの支出水準が高く、長期滞在や高付加価値消費の傾向が反映されている。一方、アジア地域では訪日客数の規模が大きく、総消費額への寄与が引き続き大きい。
この調査結果は、日本の観光産業が単なる回復段階を超え、持続的な成長フェーズに入りつつあることを示している。宿泊、飲食、買物といった主要分野への波及効果は大きく、地域経済や雇用への影響も今後さらに拡大すると見込まれる。数字に裏付けられたインバウンド消費の動向は、企業や自治体にとって重要な判断材料となる。
この記事の要点
- 2025年の訪日外国人旅行消費額は9兆4,559億円で過去最高水準
- 前年から16.4%増加し成長局面に入った
- 中国、台湾、米国、韓国、香港で全体の62.2%を占める
- 宿泊費と飲食費の構成比が前年より上昇
- 1人当たり旅行支出は22万9,000円に拡大
⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ


