2026年2月18日
労務・人事ニュース
令和7年12月宮城県の有効求人倍率1.15倍で採用活動はどう変わるか
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最終更新: 2026年2月18日 00:34
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- 宮城県の一般職業紹介状況(令和7年12月分及び令和7年分)について -(宮城労働局)
この記事の概要
本記事では、令和7年12月の宮城県における有効求人倍率1.15倍という雇用統計を起点に、中小企業の採用担当者が現在の採用環境をどのように理解し、どのような視点で採用活動を進めるべきかを解説します。求人は求職を上回っているものの、全体としては緩やかな減少傾向が続いており、数字の表面だけでは見えにくい変化が生じています。有効求人倍率の背景を丁寧に読み解き、採用実務に活かす考え方を整理します。
令和8年1月30日に公表された宮城県の雇用情勢によると、令和7年12月の有効求人倍率は1.15倍となり、前月と同水準で推移しました。この数値は、仕事を探している人1人に対して1.15件の求人が存在していることを示しています。宮城県では、求人が求職を上回る状態が続いていますが、同時に求人の動きは緩やかに減少しており、物価上昇が雇用に与える影響について注意が必要な局面にあると評価されています。
令和7年12月の月間有効求人数は41,530人で、前月比0.1%増加しました。一方、月間有効求職者数は36,165人で、前月比0.2%増加しています。求人と求職の双方がわずかに増加する中で、有効求人倍率が横ばいとなったことから、採用市場は大きな変化がない一方で、勢いに欠ける状態が続いていると読み取れます。中小企業の採用担当者にとっては、応募が自然に集まる環境ではないことを前提に、計画的な採用活動が求められます。
新規求人倍率は1.89倍となり、前月から0.17ポイント低下しました。新規求人数は14,793人で前月比3.5%減少し、新規求職申込件数は7,845件で前月比5.4%増加しています。新規求人が減少し、新規求職が増加した結果、新規求人倍率が低下しており、企業側の採用姿勢がやや慎重になっていることがうかがえます。短期的な人手補充よりも、先行き不透明感を意識した採用判断が増えている状況と言えるでしょう。
令和7年平均で見ると、宮城県の有効求人倍率は1.18倍となり、前年より0.07ポイント低下しました。年間平均の有効求人数は42,800人で、前年から6.6%減少し、有効求職者数も36,297人で0.8%減少しています。求人と求職の双方が減少する中で倍率が低下していることは、採用市場全体が縮小傾向にあることを示しています。この点は、単月の数字だけでなく、年間を通じた流れとして重視すべきポイントです。
産業別に令和7年12月の新規求人を見ると、製造業では前年同月比25.4%減少し、卸売業・小売業でも10.1%減少しています。医療・福祉分野も5.8%減少しており、これまで人手不足感が強かった分野でも採用数が抑えられています。一方で、公務・その他では81.9%増加し、学術研究や専門・技術サービス業でも増加が見られます。業種ごとのばらつきが大きく、採用環境は一様ではありません。
正社員に限った有効求人倍率は、令和7年12月時点で1.04倍となり、前年同月から0.05ポイント低下しました。正社員求人は依然として一定数存在していますが、求職者との条件のすり合わせが難しくなっていることが数字から読み取れます。中小企業が即戦力人材にこだわりすぎると、採用が長期化しやすい環境にあると言えるでしょう。
中小企業の採用担当者が有効求人倍率1.15倍という数字から学ぶべきことは、単に「人手不足かどうか」ではありません。求職者は複数の選択肢を持っており、給与や休日といった条件面だけでなく、仕事内容の具体性や入社後の育成体制、職場環境の情報を重視しています。求人票に記載する内容を見直し、自社で働くイメージを持ってもらえる工夫が必要です。
また、採用スピードも重要な要素です。有効求人倍率が1倍を超える市場では、求職者は複数の企業を同時に検討しています。選考に時間をかけすぎると、他社に先を越される可能性が高まります。面接回数や意思決定プロセスを見直し、迅速な対応を心がけることは、中小企業にとって現実的かつ効果的な対策です。
令和7年12月の宮城県の雇用情勢は、求人が求職を上回っているものの、全体としては緩やかな減少局面にあることを示しています。有効求人倍率という数字を表面的に捉えるのではなく、その背景にある求人と求職の動きを理解し、自社の採用活動に反映させることが、中小企業の採用成功につながるでしょう。
この記事の要点
- 令和7年12月の宮城県有効求人倍率は1.15倍で前月と同水準だった
- 求人は求職を上回るが年間では減少傾向が続いている
- 新規求人倍率は低下し企業の採用姿勢は慎重になっている
- 正社員有効求人倍率は1.04倍で条件調整の重要性が高まっている
- 中小企業は情報発信と採用スピードの見直しが求められる
⇒ 詳しくは宮城労働局のWEBサイトへ


