労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 2026年2月20日発表、令和8年度から5年間の有害化学物質サーベイランス計画と新たに5物質を追加した優先リスト更新

2026年3月10日

労務・人事ニュース

2026年2月20日発表、令和8年度から5年間の有害化学物質サーベイランス計画と新たに5物質を追加した優先リスト更新

エラー内容: Bad Request - この条件での求人検索結果表示数が上限に達しました

Sponsored by 求人ボックス

求人情報が見つかりませんでした。

広告

「農林水産省が優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質のリスト」を更新し、「食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング中期計画(令和8年度~令和12年度)」を策定しました(農水省)

2026年2月20日、農林水産省は食品安全の観点から優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質のリストを更新したと発表した。あわせて、令和8年度から令和12年度までの5年間を対象とする「食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング中期計画」を策定し、計画的な実態調査を進める方針を示した。

今回の見直しは、科学的知見や最新の情報に基づき行われたもので、食品安全に関する検討会での議論やパブリックコメントの意見を踏まえて決定された。食品中の有害化学物質の含有実態や摂取量の推定結果、国際的な動向などを総合的に考慮し、優先的に対応すべき物質を選定している点が特徴である。

新たに優先リストへ追加されたのは、タリウム、ニッケル、2-クロロエタノール、鉱物油炭化水素類、マイクロプラスチックの5項目である。いずれも食品中への混入や健康影響の可能性が指摘されており、今後の科学的評価や実態把握が重要と判断された。

タリウムとニッケルは、地殻中や水などに自然に存在する元素で、急性毒性や慢性毒性があることが知られている。2-クロロエタノールは、一部の国で使用されるエチレンオキシドが食品中の塩素と反応して生成する場合があり、資材や設備から混入する可能性もあるとされる。エチレンオキシドには発がん性があるが、2-クロロエタノール自体の毒性は未評価であり、今後の調査が求められる。

鉱物油炭化水素類は、農業機械の潤滑油や包装資材、輸送容器などを通じて食品に混入する可能性がある物質で、一部には発がん性などが指摘されている。マイクロプラスチックは、プラスチック製品の摩耗や劣化により微細化した粒子が環境中に広がり、食品を汚染する可能性があるとされる。粒子そのものの影響に加え、添加剤や吸着した化学物質による影響も想定されているが、食品中の含有実態を含め科学的知見は限られている。

一方で、3-MCPDは関連する食品の安全性が向上したことから、アザスピロ酸は現時点で食品を汚染する可能性が低いことが確認されたことから、優先リストから外された。3-MCPDは酸加水分解植物性たんぱくの製造過程で生成することがある物質で、腎臓への悪影響が指摘されてきたが、製造工程の見直しにより低減が可能とされている。アザスピロ酸は二枚貝に蓄積する海産毒素であるが、国内での汚染や食中毒の報告はないとされる。

中期計画では、優先リストに掲載された有害化学物質のうち、令和8年度から令和12年度までの5年間に調査を実施する物質と食品群または飼料の組合せを明示している。サーベイランスは実態把握を目的とした調査であり、モニタリングは基準値超過の有無など傾向把握を目的とした調査であると定義されている。これらの結果は、摂取量の推定や基準値の検討、既存対策の有効性の検証に活用される。

今後は、優先リストに基づき情報収集を継続するとともに、中期計画に沿って調査を計画的に実施する。得られたデータを基に、食品の安全性を向上させる措置の必要性や内容の検討、既存措置の見直しを進める方針である。リストに掲載していない物質についても、国内外の研究動向を踏まえ、必要に応じて実態調査を含む対応を行うとしている。

食品の安全確保は、消費者の信頼を支える基盤である。令和8年度から令和12年度までの5年間を見据えた今回の計画は、科学的根拠に基づくリスク管理をより一層強化する取り組みといえる。透明性の高い手続と継続的な検証を通じて、安全な食品の安定供給を目指す姿勢が示された。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

広告
パコラ通販ライフ
パコラ通販ライフ
PR記事作成サービス受付フォーム