2026年3月27日
労務・人事ニュース
2026年1月の景気動向指数は116.8に上昇し3か月ぶり改善を示す結果、先行指数112.4で9か月連続上昇の経済動向
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景気動向指数(令和8年1月分速報)(内閣府)
2026年3月9日、国内の景気動向を示す統計の2026年1月分速報が公表され、複数の経済指標を合成して算出する指数の最新動向が明らかになった。生産や雇用、消費など幅広いデータをもとに景気の方向性を把握するための重要な資料であり、企業活動や雇用環境の変化を読み取る基礎資料として活用されている。
今回の速報値では、将来の景気を示す先行指数が112.4となり、前月と比べて2.1ポイント上昇した。これにより先行指数は9か月連続の上昇となり、緩やかな改善の動きが続いていることが確認された。短期的な変動をならす3か月後方移動平均も1.00ポイント上昇し、7か月連続で上昇している。
さらに長い期間の傾向を見る7か月後方移動平均も1.03ポイント上昇し、こちらは5か月連続の上昇となった。複数の期間で上昇傾向が続いていることから、先行指標の面では今後の経済活動に対する一定の前向きな動きがうかがえる結果となっている。
足元の景気の状態を示す一致指数は116.8となり、前月と比べて2.5ポイント上昇した。これは3か月ぶりの上昇であり、短期的に弱さがみられていた状況から持ち直しの兆しが見られた。経済活動の実態に近い指標が回復した点は、現在の景気を評価するうえで注目される。
一致指数の3か月後方移動平均は0.37ポイント上昇し、2か月ぶりの上昇となった。また7か月後方移動平均も0.13ポイント上昇し、3か月ぶりに上向いた。これらの結果を踏まえた景気の基調判断は、前月と同様に「下げ止まり」とされた。
この判断は、景気後退の動きが続いていた状況が底を打ち、改善に向かう可能性があることを示すものとされる。短期的な数値の変動だけではなく、移動平均など複数の分析手法を用いて総合的に評価されている点が特徴である。
一致指数を構成する個別の統計をみると、生産や出荷関連の指標が上昇に寄与した。特に鉱工業用生産財出荷指数や耐久消費財出荷指数の改善が指数を押し上げる要因となり、製造業の出荷活動に一定の回復が見られたことがうかがえる。
耐久消費財出荷指数は108.8となり、前月の99.8から大きく上昇した。自動車や家電など耐久財の出荷が改善した可能性を示す数値であり、国内外の需要動向が企業活動に影響を与えていることが読み取れる。
また鉱工業用生産財出荷指数は105.3となり、前月の96.8から上昇した。生産に使われる部材や素材の出荷が増えたことを意味しており、企業の生産活動が一定程度活発化している状況が反映されている。
輸出数量指数も107.3となり、前月の104.1から上昇した。海外向けの出荷数量が増えたことを示す数値であり、外需の動向が国内生産に影響している可能性がある。輸出関連の動きは製造業全体の生産計画にも関わる重要な要素となる。
一方で雇用関連の指標には弱さも見られた。有効求人倍率は1.18となり、前月の1.20から低下した。求人と求職のバランスを示す代表的な指標であり、わずかな低下ではあるものの、雇用環境の変化を慎重に見る必要がある状況となっている。
消費動向を示す小売業販売額は前年同月比で1.8%の増加となった。前月は前年同月比でマイナスとなっていたため、消費活動が一定程度持ち直したことがうかがえる。家計の購買行動の変化は景気の持続性を左右する重要な要素となる。
生産指数は104.0となり、前月の101.8から上昇した。製造業の生産活動が回復方向にあることを示す結果であり、出荷の増加とあわせて企業活動の改善につながる可能性がある。
ただし、景気判断は単月の動きだけで決定されるものではない。統計では3か月や7か月といった移動平均を用いて変化の方向を確認し、短期的な変動に左右されないように評価が行われている。
こうした方法により、今回の一致指数は改善や悪化といった明確な転換には至らず、景気の下げ止まりを示す状態が継続していると判断された。景気が本格的な拡張局面に入ったかどうかは、今後の指数の継続的な動きを確認する必要がある。
また統計の算出に用いられる一部のデータでは、価格指数や企業統計の更新、季節調整の見直しなどに伴い過去の数値が遡って改訂されている。こうした改訂は統計の精度を高めるために定期的に行われている。
景気動向指数は、生産、出荷、雇用、消費、輸出など合計10の指標を組み合わせて算出される。経済の複数の側面を総合的に反映するため、企業の設備投資判断や雇用計画、地域経済の分析など幅広い分野で参考資料として利用されている。
2026年1月の結果では、出荷や輸出の改善が指数を押し上げた一方で、雇用関連指標の一部には弱さが残るなど、分野によって動きが異なる状況が見られた。こうした指標のバランスを丁寧に読み解くことが、今後の景気判断において重要になる。
総合的にみると、今回の速報値は景気の大きな転換を示すものではないものの、落ち込みの局面から持ち直しに向かう可能性を示す結果となった。今後の生産活動や雇用、消費の動向が、景気の本格的な回復につながるかどうかが注目される。
⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ


