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2026年4月3日

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第120回医師国家試験、受験者9,980人のうち9,139人が合格し合格率91.6%

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第120回医師国家試験の合格発表について(厚労省)

2026年2月7日と2月8日の2日間にわたり実施された第120回医師国家試験の結果が公表され、出願者数や受験者数、合格者数などの試験結果が明らかになった。医師国家試験は、医療の安全性と専門性を担保するために実施される国家資格試験であり、医療現場で診療に従事するために必要な知識と判断力を確認する重要な制度として長年運用されている。今回の発表では試験の合格者数や合格率に加え、試験の合格基準についても示された。

今回の試験では、出願者数が10,244人となり、そのうち9,980人が受験した。受験者の中で合格したのは9,139人で、合格率は91.6%だった。医師国家試験は医学教育を修了した者が医師として診療に従事するために必要な最終段階の試験であり、合格者は医療現場で専門職としての役割を担うことになる。今回の結果からは、多くの受験者が必要な医学知識と臨床判断能力を身につけて試験を突破したことが示された。

新卒者の結果を見ると、出願者数は9,422人で、そのうち9,205人が受験した。合格者は8,716人であり、合格率は94.7%となった。新卒者の合格率は全体の合格率よりも高い水準となっており、医学教育を修了した直後の受験者が高い割合で試験を通過している状況が示されている。医学教育の課程で習得した知識と臨床能力が国家試験において十分に評価されている結果といえる。

医師国家試験の合格基準は、複数の条件を満たすことによって判定される仕組みとなっている。まず必修問題については、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点として採点され、総得点が200点満点中160点以上であることが求められた。必修問題は医師として必要不可欠な基礎知識や判断力を確認するための問題として位置づけられており、一定以上の得点を確保することが合格の重要な条件となっている。

さらに、必修問題を除いた一般問題および臨床実地問題については、それぞれ1問1点として採点され、300点満点中224点以上の得点が必要とされた。これらの問題では医学知識だけでなく、臨床現場での判断や対応に関する理解も問われる内容となっている。受験者は幅広い分野の医学知識を理解し、実際の医療に活かすための思考力を備えていることが求められていた。

また、試験では禁忌肢問題に関する基準も設けられていた。禁忌肢問題とは、医療現場において重大な医療事故や患者の安全に影響を及ぼす可能性のある不適切な判断を選択した場合に評価される問題である。今回の試験では、この禁忌肢問題の選択数が3問以下であることが合格の条件とされた。この基準は、医療の安全性を確保する観点から設けられている重要な評価項目とされている。

医師国家試験は医療の質を維持するための国家資格制度として運用されており、合格者は医療現場において専門的な知識と責任を持って診療に携わることになる。今回公表された第120回試験の結果では、9,139人が新たに医師としての資格取得に至る結果となった。医療の高度化や地域医療の課題が続く中で、こうした新たな医師人材の誕生は医療提供体制を支える重要な要素となっている。

医療分野では安全性と専門性の確保が常に求められており、国家試験はその水準を維持するための重要な役割を担っている。今回の試験結果の公表により、医学教育を修了した多くの受験者が必要な知識と能力を備えていることが示され、今後の医療現場における人材確保の状況を示す指標の一つとしても注目されている。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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