2025年9月26日
労務・人事ニュース
日本企業5社と欧州スタートアップ26社が協業、EIC連携イベントが10月7日開催
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最終更新: 2025年10月28日 09:35
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最終更新: 2025年10月28日 05:39
日本企業の課題解決へEUスタートアップ26社来日 欧州最大のディープテック支援機関・EICとジェトロが連携(JETRO)
この記事の概要
2025年10月7日、ジェトロは欧州最大のディープテック支援機関であるEICと連携し、日本企業5社と欧州スタートアップ26社との協業を目指すイベント「EIC-JETRO Europe Innovation Challenge」を開催する。日本企業が提示した課題に対し、欧州の先端スタートアップが解決策を提案する画期的な取り組みとなる。
ジェトロは、2025年10月7日に本部で開催する「EIC-JETRO Europe Innovation Challenge」において、日本企業と欧州の革新的スタートアップの連携促進を図る画期的な取り組みを開始する。このイベントは、欧州イノベーションカウンシル(EIC)とジェトロが初めて共同開催する国際協業プログラムであり、EICがEU域外で同様の連携イベントを行うのは今回が初の試みとなる。背景には、2025年7月23日に開催された日EU首脳協議において、「日EU競争力アライアンス」として両地域の協力体制を強化することが採択されたことがある。
今回のイベントには、日本を代表する5社—JX金属、清水建設、大日本印刷(DNP)、NEC、三菱重工の各企業が参加。それぞれの企業が抱える技術課題を明確に提示し、それに対してEICが選抜・支援している欧州スタートアップ26社が解決策を提案する構成となっている。分野はデジタル技術や脱炭素、循環経済、エネルギー転換、グリーン建築、宇宙、先進素材など多岐にわたり、いずれもグローバルに注目される革新領域である。
イベント当日は、午前8時15分から受付・ネットワーキングが開始され、9時から開会。午前中を通じて、日本企業による課題発表と、欧州スタートアップによるソリューション提案が順に行われる。午前の終了後には、個別面談の時間が設けられ、企業間のより具体的な連携可能性を探る機会となる。
EICはEUの研究・技術開発枠組み「ホライゾン・ヨーロッパ」の下で運営されており、既に約3,000社の欧州スタートアップ・スケールアップ企業に対して助成金や投資を通じた支援を実施している。その中から特に技術的・商業的に高いポテンシャルを持つ企業が今回の来日対象に選ばれており、日本企業にとっては世界水準の先端技術に直接アクセスできる貴重な機会となる。
また、ジェトロは今回の連携を通じて、J-Bridge(Japan Innovation Bridge)という国際連携プラットフォームを活用し、企業間協業の機会を一層強化していく方針を明確に示している。J-Bridgeは、スタートアップと大手企業、また国境を越えたイノベーション連携の促進を支援する仕組みであり、今後も欧州をはじめとする世界中の革新的技術を日本の産業界と結びつける役割を担っていく。
今回のように、欧州の分散したイノベーションエコシステムを束ね、質の高いスタートアップとの協業を実現する取り組みは、先進的なグローバルビジネス展開を狙う日本企業にとって、実務的かつ戦略的なメリットが極めて大きい。技術提携や資本参加、新規事業開発といった多様な連携が今後進展していくことが期待される。
この記事の要点
- 欧州最大のディープテック支援機関EICが初めてEU域外で連携イベントを開催
- 日本の大手企業5社と欧州スタートアップ26社が技術課題を通じてマッチング
- イベントは2025年10月7日にジェトロ本部で開催され、13時15分まで実施
- 対象分野はデジタル、脱炭素、エネルギー、宇宙、先進素材など最先端領域
- EICは約3,000社の欧州スタートアップに助成・投資しており連携企業の質が高い
- 日EU首脳会談での競争力アライアンスに基づいた協力プログラムとして実施
- ジェトロのJ-Bridgeを通じ、今後も国際的なビジネス連携を強化していく方針
⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ


