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2025年10月11日

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令和7年 南丹市が販路拡大に最大50万円支援、展示会参加費用を補助

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令和7年 南丹市販路開拓支援事業(通常版)

令和6年度、南丹市では市内の中小企業者や個人事業主、創業から5年以内の起業者を対象に、販路開拓の取り組みを支援する補助金制度を実施しています。この制度は、地域の事業者が新たな取引先を開拓し、持続的な成長を実現することを目的としています。都市部や海外などを含む広域市場への参入や、展示会などを通じた製品・サービスのPR活動にかかる経費の一部を支援することで、企業の経営基盤を強化し、地域経済の活性化につなげる狙いがあります。

この販路開拓支援事業には2つの柱があり、1つは中小企業者や個人事業主などが対象の「大規模展示会等支援事業」、もう1つは創業5年未満の事業者が対象の「起業者販路開拓支援事業」です。前者では、都市圏や海外などで開催される展示会や商談会に出展する際の費用について、補助率2分の1以内、最大で50万円が支給されます。申請は1年度あたり1事業者1回までとなっており、通算では最大3回まで申請可能です。後者の起業者向け支援では、展示会等の出展にかかる費用について、実費の10分の10以内、上限10万円まで補助されます。こちらも同様に、年度ごとに1回、通算で3回までの申請が認められています。

補助対象となるのは、市内に本社、主たる事業所または店舗を有し、市税を滞納していない事業者です。対象となる業種や法人格には幅広い選択肢があり、たとえば中小企業基本法に基づく中小企業者、農事組合法人や集落営農組織、また個人事業主などが含まれます。さらに、南丹市が定める工場等誘致条例や京都新光悦村企業立地促進条例の指定を受けている企業も対象となります。

補助金の申請にあたっては、展示会などの開催予定日の30日前までに所定の申請書類を提出する必要があります。提出書類には、展示会の概要がわかるパンフレット等、税の滞納がないことを示す証明書、所定の補助金交付申請書や事前着手届、概算払・精算払請求書などが含まれます。事業が終了した際には、実績報告書の提出も求められます。これらの書類はWordまたはPDF形式で市の公式サイトからダウンロード可能です。

補助制度の運用には透明性が求められており、南丹市は補助金交付要綱を定め、支援対象や申請要件、提出期限などについて明確な基準を設けています。この要綱もPDF形式で公開されており、申請者は事前に内容をよく確認することが推奨されます。

販路の拡大は、中小企業にとって競争力を高めるための重要なステップです。特に地方に拠点を置く事業者にとって、都市部や国外への進出は簡単なことではありません。しかし、行政の支援を受けることで、初期費用の負担を軽減し、安心して新市場へのチャレンジが可能になります。南丹市のこの制度は、そうした取り組みを力強く後押しするものであり、地域に根ざした中小企業の成長を支える基盤づくりに直結しています。

今後、販路の拡大を視野に入れている事業者や、創業から間もないスタートアップ企業にとっては、今回の支援制度を活用することで新たなビジネスチャンスが広がるでしょう。申請に関する詳細や必要な書類は、南丹市の公式ウェブサイトで確認することができ、疑問点がある場合は市の担当窓口で相談も受け付けています。事前準備を十分に行い、展示会の開催スケジュールに合わせた早めの申請が求められます。

補助制度の活用は単に経費を削減する手段ではなく、事業戦略の一環として地域内外のネットワークを広げる貴重な機会でもあります。南丹市の支援策を通じて、より多くの地域企業が全国や世界の市場に向けて一歩を踏み出すことが期待されます。

⇒ 詳しくは南丹市のWEBサイトへ

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