2025年10月13日
労務・人事ニュース
令和7年 ニセコ町が地域活動に最大20万円補助、まちづくり事業を年2回募集
- 有料老人ホームでの訪問看護師のお仕事/高時給/即日勤務可
最終更新: 2025年10月13日 07:02
- クリニックでの看護師のお仕事/車通勤可/即日勤務可/週4日以下
最終更新: 2025年10月13日 00:34
- 常勤・介護・福祉業界の看護師/即日勤務可/シフト
最終更新: 2025年10月13日 07:02
- アイリスト/社員募集/10月13日更新
最終更新: 2025年10月13日 02:03
令和7年 ニセコ町 まちづくりサポート事業
北海道ニセコ町では、住民主体の地域づくりを後押しする取り組みとして、「まちづくりサポート事業」を継続的に実施しています。この制度は、ニセコ町まちづくり基本条例の趣旨に基づき、町民による自主的な活動に対し、必要経費の一部を助成することで、地域の活力を高めることを目的としています。平成14年から始まったこの事業は、これまでに24件の活動を支援してきた実績があり、講演会やイベント、地域資源の活用を通じた地域活性化に向けた幅広い取り組みが対象とされています。
補助の対象となる団体は、町内に活動拠点を持ち、かつ町民を中心としたおおむね5人以上の構成員で組織された団体であることが求められます。また、地域課題の解決や住民交流の促進、地元の特性を活かした創意ある活動に意欲的に取り組む団体が対象です。特に、単なる行事にとどまらず、町全体に利益をもたらすような公益性のある活動が重視されています。
補助金額については、補助対象経費の3分の2以内が助成され、1件あたりの上限額は20万円と定められています。対象となる経費には、講師や専門家への謝金、交通費、消耗品費、印刷費、郵便料、必要と認められる食糧費、原材料費、備品購入費などが含まれます。ただし、備品の購入については補助対象経費総額の20%以内に限られており、団体の恒常的な運営費や内部の構成員への人件費、謝礼などは補助対象外です。事業の目的や活動内容に対して公的支援として適切かどうかを判断するため、事業の妥当性や自立性も選考のポイントになります。
実施される活動としては、地域住民が集まる講演会や討論会、地域資源を活用した体験型イベント、自治会を中心とした地域づくりの取り組みなどがこれまでに採択されています。たとえば、手作りプラネタリウムと自然工作教室、医療の現状に関する講演会、植物の魅力を紹介するセミナー、親子参加型の地域フェスティバルなど、テーマや形式は多岐にわたります。いずれの事例も、地域の交流と学び、そして継続的な活動の芽を育てることに貢献してきました。
申請方法については、町が用意する所定の申請書を使用し、必要事項を記載のうえ提出する流れとなります。申請書には、活動の目的や概要、参加予定者、使用する経費の内訳などを明記する必要があります。また、補助金の申請にあたっては、町長が地域全体の利益性、活動の実現可能性、効果、自立性、そして妥当性の5つの観点から総合的に判断し、採択の可否を決定します。
この事業は年に2回、春と夏に募集期間が設けられていますが、内容によっては随時相談を受け付けており、申請を検討している団体は早めの相談が推奨されています。自分たちの思い描くまちづくり活動が補助対象となるかどうかを事前に確認し、より効果的な計画づくりにつなげることが大切です。
地域の未来を見据え、自らの手でニセコ町をより良くしていこうという思いを持つ住民にとって、この補助制度は非常に心強い支援策です。まちづくりに必要なのは、資金だけでなく、アイデアと仲間、そして行政の後押しです。ニセコ町のまちづくりサポート事業は、そうした三位一体の支援体制を築くことに寄与しており、今後も多くの地域活動の起点となることが期待されます。
⇒ 詳しくはニセコ町のWEBサイトへ