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2025年10月14日

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高梁川流域圏で創業者のイベント出店に最大5万円補助、申請は2026年2月27日まで

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令和7年 倉敷市 高梁川流域圏創業者販売イベント出店支援補助金

高梁川流域圏における創業者の販路開拓を後押しする取り組みとして、「高梁川流域圏創業者販売イベント出店支援補助金」が設けられました。この制度は、新たに事業を始めた中小企業者が、地域内で開催されるマルシェなどの販売イベントに出店する際に必要な経費の一部を支援するもので、販路拡大と地域経済の活性化の両面を目的としています。対象となる地域は、新見市、高梁市、総社市、早島市、倉敷市、矢掛町、井原市、浅口市、里庄町、笠岡市の7市3町で構成される高梁川流域圏です。

この補助金の対象となるのは、創業から5年以内の中小企業者であり、主たる事業所を流域圏内に構えていることが求められます。個人事業主の場合は、住所と事業所の両方が流域圏内にあることが条件です。また、創業支援セミナーや個別相談といった「特定創業支援等事業」を受け、その証明書を実績報告時までに取得している必要があります。さらに、対象業種によっては必要な許認可の取得も必須とされており、公共性や法令遵守を重視した制度設計となっています。

補助金の対象となる事業は、概ね5事業者以上が参加するマルシェなど、販売を目的としたイベントへの出店であり、単独出店や流通販売といった形式は対象外です。対象経費としては、出店料や備品購入費、消耗品費、広報費、通信運搬費、国内の公共交通機関にかかる旅費などが挙げられており、それぞれの費用についても明確な条件が設定されています。たとえば、電子マネーで支払われた経費は対象外となり、申請者自身が名義人として支払いを行っていることや、証拠書類によって金額が確認できることが求められます。支出が補助金交付決定後のものであり、かつ、同一年度内に発生した経費であることも条件とされており、実績報告までの期間内に完了している必要があります。

補助率は対象経費の2分の1で、補助限度額は1件あたり最大5万円とされています。補助金額に1,000円未満の端数が生じた場合は切り捨てとなるため、実際の申請額には細やかな計算が求められます。申請受付期間は令和7年4月1日から令和8年2月27日までとなっており、当日の午後5時15分までに倉敷市商工課への持参または郵送での到着が必要です。締切時間を過ぎた提出は受理されないため、余裕をもったスケジュールでの申請準備が重要です。なお、実績報告の締切は令和8年3月23日の午後5時15分までと設定されています。

申請の際には所定の交付申請書とともに、誓約書兼同意書を提出する必要があり、申請内容に変更が生じた場合や事業の中止が決定した場合にも、それぞれ専用の書式による申請が求められます。また、補助金の実績報告後には請求書の提出が必要となり、その内容を基に補助金の支払いが行われます。補助対象となる経費や書類の詳細については、手引や要綱に詳しく記載されており、申請前にこれらの資料を十分に確認することが望まれます。

この補助制度は、地域内で創業したばかりの事業者が実際に市場と接点を持つ機会を支援するものであり、新商品の認知拡大や顧客との接点強化にも寄与する可能性があります。また、地域での経済活動を通じたネットワークづくりにもつながるため、単なる販路支援にとどまらず、今後の事業成長に向けた土台づくりとして活用することができます。特に、創業初期の経営者にとっては、イベント出店という直接的な販売チャネルを確保することは、顧客の反応を直に受け取れる貴重な機会であり、商品やサービスのブラッシュアップにもつながる重要な体験となるでしょう。

今後、高梁川流域圏における創業者の活躍の場を広げ、地域経済全体の活性化を図るためにも、このような制度の積極的な活用が求められます。対象となる事業者やイベントに参加を検討している方は、制度の概要をよく理解し、必要書類やスケジュール管理を徹底したうえで、申請を進めることが望まれます。

⇒ 詳しくは倉敷市のWEBサイトへ

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