2025年10月18日
労務・人事ニュース
チャイルドシート使用率が全国平均82.4%に上昇、安全意識の高まりを反映した全国調査(2025年9月25日発表資料 警察庁)
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2025年9月25日発表資料 チャイルドシートの使用状況等について(警察庁)
この記事の概要
警察庁と日本自動車連盟(JAF)は、2025年5月10日から6月14日にかけて全国で実施したチャイルドシートの使用状況調査の結果を発表しました。全国99か所で調査を行った結果、6歳未満の子どもに対するチャイルドシートの使用率は82.4%に達し、前回調査よりも4.2ポイント上昇しました。また、取付けの適切性は74.8%、正しい着座状況は55.6%となり、依然として適正使用の課題が浮き彫りとなりました。
警察庁と日本自動車連盟(JAF)は、2025年5月10日から6月14日の期間にかけて、全国の主要地点でチャイルドシートの使用状況に関する大規模な実地調査を実施しました。この調査は、道路交通法で義務付けられている6歳未満の子どもに対するチャイルドシート使用の実態を把握し、安全確保と使用率向上を目的としています。今回の調査は、全国99か所において13,104人の子どもを対象に行われ、6歳未満のチャイルドシート使用率は82.4%と、前回調査から4.2ポイント上昇しました。
年齢層別で見ると、1歳未満の子どものチャイルドシート使用率は93.2%と非常に高い数値を示しましたが、5歳児では66.7%と顕著に低下しています。また、乗車位置によっても差があり、後部座席では84.3%がチャイルドシートを使用していたのに対し、助手席では71.3%にとどまりました。これらのデータから、年齢や座席位置に応じた安全意識の差が課題として浮かび上がっています。
さらに、チャイルドシートの取付け状況に関する調査では、全国16か所(8都道府県)で445台を対象に行われ、正しく取り付けられていた割合は74.8%でした。特に「腰ベルトの締付け不足」が最も多いミスとして挙げられ、乳児用シートでは52.2%、幼児用シートでは47.4%がこのミスを犯していたことが判明しました。このことは、チャイルドシートの取扱説明書に準じた正確な設置方法の周知が依然として不足していることを示しています。
加えて、着座状況についても調査が実施され、651人の子どもを対象にしたところ、正しく着座していたのは全体の55.6%に過ぎませんでした。特に「ハーネスの締付け不適正」や「体格不適合」といった問題が多く見られ、乳児用シートでは58.6%、幼児用シートでは42.2%しか正しく着座できていなかったという結果が示されました。
これらの結果を受けて、警察庁とJAFは、今後も地方自治体や保育施設、医療機関、販売店などの関係機関と連携し、チャイルドシートの使用率向上と正しい使用方法の普及啓発を強化していく方針を明らかにしました。また、6歳以上でも身長150cm未満の子どもについてはチャイルドシートの使用を推奨しており、より一層の安全対策を促進する意向です。
この記事の要点
- チャイルドシート使用率は全国平均で82.4%に上昇
- 1歳未満の使用率は93.2%、5歳児では66.7%と低下傾向
- 正しく取り付けられたチャイルドシートは全体の74.8%
- 正しく着座していた子どもは全体の55.6%にとどまる
- 腰ベルトの締付け不足が最も多い取付けミス
- ハーネスの締付け不適正が最多の着座ミス
- 警察庁とJAFは引き続き啓発活動を強化
- 身長150cm未満の子どもには6歳以上でも使用推奨
- 助手席での使用率が後部座席よりも低い
- 取付け・着座の両面で保護者の意識と知識が課題
⇒ 詳しくは警察庁のWEBサイトへ


