2025年10月21日
労務・人事ニュース
10月30日の食品ロス削減の日に向け、外食店舗用の啓発資材を6種作成
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残さずおいしく食べきり!食品ロス削減(農水省)
この記事の概要
2025年9月30日、農林水産省は外食における食品ロス削減を目的として、食べ残しゼロを呼びかける啓発ポスターおよび卓上ポップを3種類ずつ作成・公開しました。これらの啓発資材はアンケート入力後、誰でもダウンロードして使用することができます。
農林水産省は、国内外食産業における食品ロスの削減をさらに促進するため、外食店舗を対象とした新たな啓発ツールとして、ポスターおよび卓上ポップを制作し、広く公開しました。今回の取り組みは、外食の現場で「食べ残しゼロ」を実現することを目指し、消費者と店舗双方の意識を高めるために展開されるものであり、日常的な飲食の場面における意識改革の一助となることが期待されています。
今回作成されたポスターと卓上ポップは、それぞれ3種類ずつ用意されており、全てのデザインには消費者に親しみやすいイラストやメッセージが盛り込まれています。デザインには、食品ロス削減国民運動のキャラクターである「ろすのん」や、子ども向け啓発を目的としたキャラクター「田部ルゼ&のりス」が登場し、ポジティブなメッセージを通じて食べきることの大切さを伝えています。「ありがとう 食べ残しゼロ」「食べ残しゼロ きみは今日のヒーロー!」「『ちょうど』が、『ちょうどいい』」といったフレーズが用いられており、いずれも楽しさや共感を生む工夫が施されています。
使用にあたっては、専用のアンケートフォームにアクセスし、使用予定枚数などを入力した後に、ダウンロードが可能となります。これにより、全国の飲食店や自治体、企業などが自由にこれらの啓発資材を活用できる仕組みとなっています。ただし、ダウンロード後のデータを改変して使用することは禁止されており、使用時には元のデザインを保持したままでの利用が求められます。なお、自治体名や企業名などを自由に記入できるスペースを設けたバージョンも用意されており、各地域や組織の特色を活かした運用が可能です。
この施策は、10月が「食品ロス削減月間」、そして10月30日が「食品ロス削減の日」と定められていることにも関連しており、これらのタイミングに合わせた意識啓発を強化する狙いがあります。とりわけ、年間約522万トンに及ぶとされる日本国内の食品ロスを減らすためには、家庭内での努力に加え、外食産業全体での取組が不可欠です。農林水産省は、消費者が食べ残しをしない行動をとることで、飲食店側の食品廃棄を抑制し、さらには仕入れや人件費などのコスト削減にもつながると説明しています。
また、こうした取り組みは企業の社会的責任(CSR)やサステナビリティ方針とも合致することから、多くの外食チェーンや個人店が積極的にポスターやポップを店内に掲出することで、消費者との信頼関係を築くきっかけともなり得ます。すでに、これまでの外食店舗向け啓発資材も多数活用されてきた実績があり、今回の新デザインはその流れをさらに広げるためのアップデート版として位置付けられています。
今後も農林水産省では、消費者の行動変容を促す多様な啓発手段を展開し、外食・家庭・小売といった各段階における食品ロス削減の具体策を推進していくとしています。このように、食べきることの重要性を社会全体で共有し、日常の中で実践していくことが、将来的な食料安定供給や地球環境の保全につながるとのメッセージが強く込められた取り組みといえるでしょう。
この記事の要点
- 外食店舗向けに食品ロス削減を目的とした啓発資材を3種類ずつ作成
- キャラクター入りの親しみやすいデザインで消費者への訴求力を高めている
- アンケートフォーム入力後に誰でも無料でダウンロード可能
- ポスターやポップの改変は禁止されている
- 企業名や自治体名を記入できるカスタマイズ可能なデザインも提供
- 10月は食品ロス削減月間、10月30日は食品ロス削減の日に設定されている
- 食品ロス削減はサステナビリティ推進やコスト削減にもつながる
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ