2025年10月27日
労務・人事ニュース
経産省と東証がSX銘柄2026を公募開始 11月28日締切、来春に選定発表
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最終更新: 2025年10月27日 07:01
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「SX銘柄2026」の募集を本日より開始します(経産省)
この記事の概要
経済産業省と東京証券取引所は、企業のサステナビリティ経営を評価し、持続的な企業価値向上を目指す先進的企業を選定する「SX銘柄2026」の募集を本日2025年10月6日から開始しました。募集期間は11月28日正午までで、審査は2025年12月から2026年3月にかけて実施され、選定企業は2026年4月から5月に発表される予定です。
経済産業省は2025年10月6日、東京証券取引所と共同で「SX銘柄2026(サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄)」の募集を開始したと発表しました。SX銘柄は、社会と企業のサステナビリティを両立させ、経営や事業を通じて持続的な成長原資を創出し、企業価値を長期的に高めていく取り組みを進める企業を評価する制度です。今回で第3回目の募集となり、日本企業の中で特に先進的なSX経営を実践する企業群が選定される予定です。
SX(Sustainability Transformation)とは、企業が単に環境対応や社会貢献を行うだけでなく、社会の持続可能性と自社の持続可能性を同期させ、企業経営そのものを変革するプロセスを意味します。経済産業省はこの考え方を「伊藤レポート3.0」や「価値協創ガイダンス2.0」などで体系化しており、長期的な視点での企業価値創造を促進しています。SX銘柄の選定を通じて、こうした理念を実際の企業経営に根付かせることが狙いです。
募集期間は2025年10月6日(月)午前10時から11月28日(金)正午までとされており、応募は経済産業省が公開する専用サイトを通じて行うことができます。応募企業は、経営ビジョン、人的資本経営、環境・社会課題への対応、サプライチェーン全体の透明性など、幅広い項目にわたって審査される予定です。審査は2025年12月から2026年3月にかけて行われ、最終的な選定企業は2026年4月から5月にかけて発表されます。
SX銘柄制度は、単なる表彰制度ではなく、投資家との対話促進や資本市場全体の変革を促す役割も果たしています。経済産業省と東京証券取引所は、SX銘柄の発表を通じて、先進的な企業の取り組みを国内外に発信し、投資家の理解を深めるとともに、ESG投資の拡大を後押しすることを目指しています。これにより、サステナビリティ経営を進める企業が資本市場で適切に評価され、持続的な投資循環が形成されることが期待されています。
これまでに選定された「SX銘柄2024」「SX銘柄2025」では、大手製造業からIT、金融、物流、エネルギーなど幅広い分野の企業が選ばれており、共通点として「持続可能な事業構造への転換」と「非財務価値の経営指標化」が重視されています。特に、人的資本やサプライチェーンの透明性、脱炭素経営など、国際的な投資基準に沿った情報開示の徹底が評価のポイントとなっています。
経済産業省は、今回の「SX銘柄2026」の募集開始にあたり、SX経営の普及を日本企業全体に広げることを強調しています。従来のESG(環境・社会・ガバナンス)対応に加え、企業が「社会の変化を自らの変革力に変える力」を持つことが求められており、その実践的な姿勢が選定の鍵となります。経済産業省の担当者は、「SX銘柄の認定が投資家との建設的な対話を促進し、企業の中長期的な成長につながることを期待している」とコメントしています。
採用・人事の観点から見ても、SX銘柄に選ばれた企業は人的資本経営に優れており、多様な人材が活躍できる環境を整備している傾向があります。特にダイバーシティ推進やスキル再教育(リスキリング)に積極的な企業が高く評価されており、優秀な人材が集まりやすい職場づくりを進めています。今後の企業競争力は、環境対応やデジタル化だけでなく、人材戦略の質にも大きく左右されることが明確になっています。
このように、「SX銘柄2026」は単なる称号ではなく、企業の経営戦略全体を変革し、社会価値と経済価値を両立させるための重要な指標として機能します。サステナビリティ経営を推進する企業にとって、この認定はブランド力向上と投資家信頼獲得の両面で大きな意義を持つでしょう。
この記事の要点
- 「SX銘柄2026」の募集を2025年10月6日から開始
- 募集締切は11月28日正午、審査は12月から翌年3月まで
- 選定企業の発表は2026年4月から5月を予定
- SXは企業と社会の持続可能性を同期させる経営変革の取組
- 人的資本経営・脱炭素化・サプライチェーン透明性などが審査項目
- 選定企業は投資家との対話を通じ資本市場での評価向上を目指す
⇒ 詳しくは経済産業省のWEBサイトへ


