2025年10月27日
労務・人事ニュース
長岡商工会議所「ポキパス」実施中 349店舗が税込ポッキリ価格で登場
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最終更新: 2025年10月27日 10:10
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11月30日まで実施 長岡商工会議所のポキパスに349店舗が参加
この記事の概要
長岡商工会議所は、地域内消費を促進し、地元店舗の売上向上を目的とした「ポキパス(ポッキリパスポート)」を11月30日まで実施している。今年は過去最大となる349店舗が参加し、500円や1000円などの“税込みポッキリ価格”で魅力的な商品やサービスを提供。利用者はスマートフォンで専用サイトを提示するだけで特典を受けられる。さらにアンケート回答者には抽選で景品が当たるキャンペーンも行われている。
新潟県長岡市では、地域経済の活性化と地元商店の販売促進を目的とした恒例企画「ポキパス(ポッキリパスポート)」が始まっている。主催は長岡商工会議所で、実施期間は10月1日から11月30日までの2か月間。今年で7回目となるこの取り組みは、年々参加店舗数を増やし続け、令和7年度は過去最多の349店舗が参加している。飲食店や美容室、小売店、サービス業など、業種を問わず幅広い店舗が地域一体となって参加しており、長岡市民にとって秋の恒例イベントとして定着している。
ポキパスは、その名の通り「税込みポッキリ価格」で商品やサービスを提供する仕組みである。500円や1000円といった分かりやすい設定で、利用者にとっては手軽でお得に地元の魅力を楽しめる企画となっている。たとえば、地元の人気ラーメン店では500円で特別メニューを提供したり、美容室では1000円で前髪カットやヘッドスパ体験を行うなど、通常価格よりもお得に利用できる特典が並ぶ。これにより、普段訪れたことのない店舗に足を運ぶきっかけが生まれ、地域内の回遊性が高まっている。
利用方法も非常にシンプルで、専用ホームページやデジタルカタログで気になる店舗を検索し、来店時にスマートフォンでポキパスサイトを表示するか、「ポキパスを見た」と伝えるだけで特典を受けることができる。紙のクーポンを持ち歩く必要がなく、スマホ一つで気軽に使える点が若い世代にも支持されている。
また、利用者向けの特典として、サービス利用後にもらえる二次元コードからアンケートに回答すると、抽選で景品が当たるキャンペーンも実施されている。アンケートでは利用した店舗や満足度などを回答する形式となっており、商工会議所はこれを次回以降の改善に活かすことで、より地域ニーズに即した販促企画の実現を目指している。
長岡商工会議所によると、ポキパスの最大の目的は「地域でお金を循環させること」だという。コロナ禍を経て人々の消費行動が変化する中、地元での購買を促進し、商業者と市民がつながる仕組みとしてこの企画が生まれた。参加店舗にとっても、ポキパス期間中は新規顧客の来店が増えるだけでなく、SNSや口コミを通じてリピーターを獲得する機会にもなっている。実際に過去の実施期間では、平均して売上が15%ほど上昇した店舗もあり、販促効果の高さが注目されている。
また、今回の参加店舗数349は、市内の中小店舗の約2割にあたる規模であり、飲食・美容・雑貨・サービス・観光など多業種にわたる連携が見られる。特に若手経営者の参加が増えており、地域経済を支える新たな世代が積極的に参画している点も特徴だ。商工会議所では、こうした参加店舗をデジタルカタログで紹介することで、長岡市内外の消費者に情報を広く届けている。カタログでは店舗情報に加え、地図や営業時間、SNSアカウントも掲載されており、利便性を高めている。
さらに、商工会議所はポキパス専用ホームページのほか、FacebookやInstagramなどのSNSでも最新情報を発信中だ。新規参加店舗の紹介や人気メニューの紹介、景品キャンペーンの情報などがリアルタイムで更新され、デジタルを活用した地域活性化の好例としても注目されている。
地域経済の視点から見ると、ポキパスは単なる「割引イベント」ではなく、地元事業者の販路拡大と市民の消費喚起を両立させる持続可能な取り組みといえる。中小企業が個別に行う販促活動は費用負担が大きくなるが、商工会議所が主体となって一括プロモーションを行うことで、参加店舗の負担を軽減しつつ高い宣伝効果を実現している。
長岡商工会議所は、「地域の店を知ってもらい、使ってもらうことが地域経済の力になる」として、今後も継続的にポキパス事業を展開していく方針を示している。商店と市民が共に地域を盛り上げる仕組みとして、このイベントは長岡市の地域ブランド形成にも貢献している。
この記事の要点
- 長岡商工会議所が「ポキパス」を11月30日まで実施
- 349店舗が参加し、税込みポッキリ価格でサービスを提供
- 利用者はスマホで提示または「ポキパスを見た」で特典が受けられる
- アンケート回答で抽選景品が当たるキャンペーンを同時実施
- 地域消費を促進し、地元店舗の売上と認知度を向上
- デジタルカタログとSNSを活用した広報で地域全体を盛り上げ
⇒ 詳しくは長岡商工会議所のWEBサイトへ


