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2025年10月28日

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国交省が全国5都市でデジタコセミナー開催、令和7年11月4日から順次実施

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    会社名 株式会社筑後 雇用形態 正社員 給与 時給2,000円~ 勤務地 福岡県

    最終更新: 2025年10月28日 03:30

  • 病院

    会社名 医療法人互舎会 雇用形態 正社員 給与 時給~2,000円 勤務地 福岡県

    最終更新: 2025年10月28日 03:30

  • 調剤薬局

    会社名 株式会社アリタス 雇用形態 正社員 給与 時給2,000円~3,000円 勤務地 福岡県

    最終更新: 2025年10月28日 03:30

  • 調剤薬局

    会社名 有限会社トゥワンファーマシー 雇用形態 正社員 給与 時給1,900円~2,200円 勤務地 福岡県

    最終更新: 2025年10月28日 03:30

デジタコに関する理解向上セミナーを開催します! ~デジタコの機能と効果について~(国交省)


この記事の概要

国土交通省は令和7年10月6日、自動車運送事業者を対象に「デジタコに関する理解向上セミナー」を全国5カ所で開催すると発表した。デジタコ(デジタル式運行記録計)は、運転時間や速度、休憩状況などを自動記録する機器で、運行管理の高度化と安全性の向上に寄与する。今回のセミナーは、デジタコの普及促進を目的に、11月4日から札幌・仙台・東京・大阪・福岡で順次開催される予定である。参加費は無料で、入退場も自由となっている。


国土交通省は、令和7年11月4日から全国5都市で「デジタコに関する理解向上セミナー」を開催する。開催地は札幌、仙台、東京、大阪、福岡の5カ所で、デジタコの機能や導入効果を分かりやすく解説する内容となっている。自動車運送業界では、ドライバー不足や「2024年問題」による物流の停滞が懸念されており、運行管理の効率化と安全確保を両立させるためのデジタル技術の導入が急務となっている。デジタコの活用は、業界の労働環境改善と生産性向上に向けた鍵として注目されている。

「デジタコ」とは、デジタル式運行記録計の略称で、トラックなどの商用車に取り付けることで、運転時間、速度、休憩時間、エンジン回転数などの運行データを自動で記録・保存する機器である。このデータは、ドライバーの労働時間管理や運転特性の把握、安全運転の指導、燃費改善の分析など、多岐にわたる業務改善に活用できる。国土交通省は、これらの効果を広く周知し、事業者がデジタコの導入を進めることを目的に、今回のセミナーを企画した。

背景には、2023年6月に政府が発表した「物流革新に向けた政策パッケージ」がある。この中で、「トラック事業者の運行管理の高度化による輸送の安全確保を図るため、デジタル式運行記録計(デジタコ)の将来的な義務化を視野に入れ、普及促進を強化する」と明記されている。いわゆる「2024年問題」と呼ばれる、働き方改革関連法による時間外労働規制の影響でドライバーの労働時間が制限される中、効率的な運行管理を支えるデジタル技術の重要性が一層高まっている。

今回のセミナーでは、「デジタコ装着の意義と最新の政策動向」をテーマに、国の施策や補助制度などを交えながら、デジタコの実際の運用効果を紹介する。また、デジタコメーカーによる展示ブースも設けられ、最新モデルの実機を実際に見て、操作を体験できる場が提供される。デジタコがどのようにデータを記録・解析し、どのような形で経営改善や事故防止に役立つかを、視覚的に理解できる内容となっている。

さらに、会場ではデジタコの紹介動画も上映され、導入の流れや運用イメージを初心者でも理解しやすい形で解説する予定である。参加費は無料で、事前登録制ではあるものの、当日の入退場は自由に行える。これにより、業務の合間に参加しやすく、多忙な運送事業者でも気軽に情報収集ができる環境が整えられている。申し込みは専用ウェブサイトから可能であり、全国の中小運送事業者にも広く参加を呼びかけている。

国土交通省は、今回のセミナーを通じて、デジタコの正しい理解を促し、今後の義務化に向けた準備を進めたい考えだ。デジタコの導入により、運転時間の記録を自動化することで、手書き記録の手間を省き、データに基づく運行管理を実現することができる。これにより、事故防止やドライバーの健康管理、労働時間の適正化にもつながるとされる。

また、デジタコは企業経営の効率化にも寄与する。運行データをもとにした燃料使用量や運転経路の分析により、燃費改善や二酸化炭素排出量削減などの環境負荷低減にも効果がある。国土交通省は、物流業界のデジタル化を加速させ、持続可能な輸送体制を構築するために、デジタコの導入を業界全体に広げていく方針を明確にしている。

セミナーの開催は、デジタコ導入が義務化される前段階として、運送事業者に対する理解促進と実践支援を目的としており、参加企業が実際に機器を体験し、導入に向けた課題や効果を直接確認できる貴重な機会となる。国土交通省では、今回のセミナーを皮切りに、今後も各地域で継続的な啓発活動を行う予定である。

この記事の要点

  • 国土交通省がデジタコ理解向上セミナーを全国5カ所で開催
  • 開催地は札幌・仙台・東京・大阪・福岡で11月4日から順次実施
  • デジタコは運行データを自動記録する機器で安全性と効率性を向上
  • 政府の「物流革新政策」で将来的な義務化を視野に普及促進
  • 参加費無料・入退場自由でメーカー展示や動画上映も実施
  • 2024年問題を見据えた物流業界のDX推進が目的

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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