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2025年10月31日

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11月12日・12月9日・12月10日開催、環境配慮型農業を学ぶオンライン研修スタート

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農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」を基礎から学べる研修会を開催します!(農水省)


この記事の概要

農林水産省は、農産物の環境負荷低減の取り組みを「見える化」する制度「みえるらべる」の普及を目的に、オンライン研修会を令和7年11月から12月にかけて3回開催する。生産者や流通・小売事業者などを対象に、温室効果ガスの排出削減や生物多様性保全の取り組みをわかりやすく学べる内容となっており、取組事例の紹介や質疑応答の時間も設けられている。


令和7年10月31日、農林水産省は、環境に配慮した農産物の生産や流通を推進するための「見える化」制度に関する研修会をオンラインで開催すると発表した。この研修会は、生産者や流通・小売事業者、地方自治体や農業協同組合の職員を対象に実施され、持続可能な農業の実現に向けた取り組みの普及を目的としている。開催日は3回に分かれ、令和7年11月12日、12月9日、12月10日に行われる予定で、すべてオンライン形式で実施される。

「見える化」の取り組みは、農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」の一環として進められている。この戦略は、2050年までに農業・食品産業の生産・流通における温室効果ガスの実質ゼロ化を目指すものであり、環境に配慮した農産物の生産を推進する重要な柱となっている。「見える化」とは、農産物の生産段階で行われる環境負荷低減の取り組みを定量的に評価し、その成果を消費者にわかりやすく示す制度である。

ラベルの愛称である「みえるらべる」は、「見る」と「選べる」を組み合わせた言葉で、消費者が環境にやさしい商品を自ら選択できるようにすることを意図している。現在、このラベルを表示した商品を取り扱う店舗は全国17都道府県に広がり、販売拠点の数は令和7年10月時点でのべ1,000か所を超えている。小売店や飲食店、オンラインショップなど多様な形態での導入が進んでおり、地域ごとの取り組みとしても注目が集まっている。

今回の研修会では、「見える化」の基本的な考え方から実践的なノウハウまで、幅広く学べる内容となっている。温室効果ガスの排出量や吸収量、生物多様性保全に関する取り組みをどのように数値化し、評価するかを解説するほか、実際に「みえるらべる」を導入している事業者の事例紹介も行われる。取り組みのきっかけや実施後に得られた効果、導入時の課題など、現場の“生の声”を共有する時間も設けられており、実務的な知識を深められる構成となっている。

第1回は令和7年11月12日(水曜日)の14時から15時30分まで開催され、流通・小売事業者を対象とした内容で行われる。第2回と第3回はそれぞれ12月9日(火曜日)と12月10日(水曜日)に開催され、生産者や地方自治体職員などが対象となる。いずれもMicrosoft Teamsを使用して実施されるオンライン研修で、全国どこからでも参加可能である。

申し込みはインターネット上の専用フォームから行う形式で、電話での申し込みは受け付けていない。第1回は11月11日正午、第2回は12月8日正午、第3回は12月9日正午が締切となっており、それぞれの締切を過ぎると受付は終了する。申し込み後、参加者にはメールで参加用URLが送付される仕組みで、オンライン会議ツールの利用環境を事前に整備しておく必要がある。

また、研修会中はマイクとカメラをオフにし、指名を受けた場合を除いて発言は控えるよう求められている。これはスムーズな進行と参加者全員への公平な情報提供を目的とした対応であり、運営の透明性と公正さを確保するための措置でもある。

「見える化」の取り組みは、単なるラベル表示制度にとどまらず、環境に配慮した生産行動を社会全体で支援し、評価する仕組みとして機能している。生産者にとっては、自身の取り組みを“見える化”することでブランド価値を高める機会となり、流通・小売事業者にとっても、環境にやさしい商品の取り扱いを通じて企業の持続可能性を訴求する手段となる。一方、消費者にとっては、購入時に環境配慮度を判断できる指標となり、持続可能な消費行動の促進につながる。

この制度の広がりは、企業の採用担当者にも重要な示唆を与える。近年、採用市場では、環境配慮やサステナビリティに積極的な企業が高く評価される傾向にあり、特に若年層ほど「社会に貢献する企業」で働きたいという意識が強い。「みえるらべる」のような取り組みは、単に商品価値を高めるだけでなく、企業の社会的信頼を築く要素にもなる。採用活動においても、環境配慮型の経営姿勢を明確に示すことは、共感を呼び込む大きな要因となるだろう。

今回の研修会は、農業分野に限らず、持続可能な事業経営を目指すあらゆる業種にとって、環境負荷低減への理解を深める絶好の機会である。持続可能な食料システムの構築には、行政だけでなく、民間企業や地域社会が連携して取り組むことが不可欠であり、その第一歩として「見える化」の仕組みを理解し、活用することが求められている。

農林水産省は、今後も「みえるらべる」を通じて環境負荷低減の取り組みを推進し、国民一人ひとりが持続可能な食の選択を行える社会の実現を目指している。今回の研修会は、その実践を支えるための学びの場として、全国の関係者に向けて広く門戸を開いている。

この記事の要点

  • 農林水産省が環境配慮型農産物の「見える化」研修会をオンラインで3回開催
  • 開催日は11月12日、12月9日、12月10日で各回90分間
  • 「みえるらべる」制度を通じて持続可能な食料システムを推進
  • 全国17都道府県・1,000か所以上でラベル付き商品を販売中
  • 生産者・小売事業者・自治体職員を対象に実践的内容を提供
  • 環境配慮型経営が企業ブランディングや採用にも好影響

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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