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2025年10月31日

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2025年11月29日開催 北九州市で津波防災講演会「人が死なない防災」

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北九州市 津波に関する講演会ー人が死なない防災ー


この記事の概要

北九州市では、津波への備えをテーマにした防災講演会「人が死なない防災」を2025年11月29日に開催する。会場は小倉南区の市立中学校体育館で、時間は午前9時30分から正午まで。今年3月に見直された南海トラフ地震の被害想定では、小倉南区の津波の最大高が従来の3.2メートルから4メートルに引き上げられており、市民に防災意識を高めてもらうことが目的。申込期間は11月1日から11月21日まで。


北九州市は、津波による被害を最小限に抑えるため、市民一人ひとりが防災を自分事として考える契機となる講演会「津波に関する講演会ー人が死なない防災ー」を開催する。開催日は2025年11月29日(土曜日)で、時間は午前9時30分から正午まで、開場は午前8時30分からとなっている。会場は小倉南区中曽根二丁目にある市立中学校の体育館(北九州市立曽根中学校 体育館)で行われる。

この講演会は、南海トラフ地震による津波災害への備えをテーマに実施されるもので、最新の被害想定を踏まえた現実的な防災対策について学ぶ機会となる。2025年3月に見直された被害想定によると、小倉南区で想定される津波の最大高さは、これまでの3.2メートルから4メートルへと上方修正された。これは、想定を超える規模の地震が発生した場合に、市域でも重大な被害が起こり得ることを示しており、行政は市民に対して早期避難の重要性を強く呼びかけている。

津波の脅威はその高さに比例して大きくなり、30センチメートルの高さでも人は容易に流され、1メートルを超えると死亡率が100%に達するとされている。この事実からも分かるように、津波災害では「避難の遅れ」が命に直結する。今回の講演会では、こうした科学的根拠に基づいた津波の危険性をわかりやすく解説し、どのような行動が生死を分けるのかについて理解を深めることが目的とされている。

講演では、防災教育の現場で多くの実績を持ち、「命を守る行動」の重要性を訴えてきた講師が登壇する。過去には被災地の学校での津波防災教育に携わり、その成果として、地震発生時に多くの子どもたちが自ら判断して避難し、命を守ることができた事例もある。こうした経験を踏まえた講演では、「行政任せにしない自助の意識」と「地域で命を守る共助の仕組み」を柱に、市民一人ひとりが取るべき具体的行動を紹介する。

北九州市でも、これまで津波のリスクは比較的低いと考えられてきた。しかし、南海トラフ地震の被害想定の見直しによって、沿岸部を中心に津波が到達する可能性があることが明らかになり、行政は防災体制の再整備を進めている。特に小倉南区は市内でも沿岸地域が多く、災害時の避難ルートや避難所の確保が重要な課題となっている。講演会では、こうした地域特性を踏まえた避難行動のポイントについても取り上げられる予定だ。

会場となる市立中学校の体育館には、来場者用の駐車場(曽根中学校、曽根小学校、曽根市民センター)が設けられており、近隣の小学校や市民センターにも駐車スペースが確保されている。参加申し込みは、11月1日(土曜日)から11月21日(金曜日)までの期間にオンラインの申込フォームまたは二次元コードから受け付ける。

災害はいつ起こるかわからない。だからこそ、平時からの準備と正しい知識の共有が必要。津波の到達時間は地震発生から数分から十数分と短く、事前の備えと避難行動の習慣化が命を守る鍵となる。この講演会は、地域住民が自らの命を守る行動を具体的に学ぶ貴重な機会といえる。

この記事の要点

  • 2025年11月29日(土曜日)午前9時30分から正午まで防災講演会を開催
  • 会場は小倉南区の市立中学校体育館
  • テーマは「南海トラフ地震による津波災害」
  • 最新の津波被害想定で最大高が3.2メートルから4メートルに上方修正
  • 津波の高さ30センチで人が流され、1メートル超で死亡率100%
  • 申込期間は11月1日から11月21日まで
  • 市民に津波への備えと避難行動の重要性を呼びかけ

⇒ 詳しくは北九州市のWEBサイトへ

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