2025年11月10日
労務・人事ニュース
令和7年11月22日開催、国交省が中小建設企業と海外大学を結ぶ技術セミナー開催
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中堅・中小建設企業向け「海外大学連携建設技術紹介セミナー2025」開催! ~中堅・中小建設企業と海外大学研究者等との関係を構築~(国交省)
この記事の概要
国土交通省は令和7年11月22日、中堅・中小建設企業の海外展開を支援するため、海外大学との共同開催による「海外大学連携建設技術紹介セミナー2025」をオンラインで実施する。本セミナーでは、日本企業が自社の建設技術を海外の大学研究者に紹介し、大学側も研究内容や企業との連携事例を発表する。参加費は無料で、発表者としての参加と聴講のみの参加のいずれも可能。技術紹介の申込期限は10月31日、聴講の申込は11月19日までとなっている。
国土交通省は、中堅・中小建設企業の国際的な競争力向上と海外展開支援を目的に、令和7年11月22日(土)に「海外大学連携建設技術紹介セミナー2025」を開催する。このセミナーは海外の大学との共同開催で行われ、日本の建設企業とアジア諸国の大学研究者との技術的・人的ネットワークを構築することを狙いとしている。開催時間は日本時間の14時30分から17時30分までの3時間で、オンライン形式のウェビナーとして実施される。言語は日英同時通訳が提供されるため、英語が苦手な参加者も安心して参加できる。
セミナーでは、日本の中堅・中小建設企業が自社の先進的な建設技術や研究開発成果を海外大学に向けて発表し、海外大学の研究者からは各大学で行われている研究活動や企業との協働事例が紹介される。これにより、学術的な知見と現場技術を結びつける新たな協働モデルを形成し、日本企業の海外進出を後押しすることが期待されている。
今回のセミナーには、インドネシア、ベトナム、フィリピンなど、急速に都市化・インフラ整備が進む東南アジアの大学が参加する。これらの地域では、日本の建設技術に対する信頼と関心が高まっており、共同研究や技術移転、インフラ開発プロジェクトへの連携機会が増加している。特に、地震・台風などの自然災害に対応した防災インフラ技術、省エネルギー建築、スマートシティ関連技術など、日本企業の強みを発揮できる分野が注目されている。
セミナーの基調講演では、海外大学との連携の重要性や、これまでの成功事例が紹介される予定である。その後、中堅・中小建設企業10社程度が登壇し、それぞれの技術や施工事例を発表する。たとえば、コンクリートの耐久性向上技術、再生材を用いた環境配慮型工法、都市交通システムの設計支援など、各社の独自技術を国際社会に向けて発信する機会となる。こうした企業プレゼンテーションを通じて、現地大学との共同研究や新たな事業展開の足がかりをつくることが狙いである。
参加対象は、従業員2,000人以下の中堅企業、資本金3億円以下または従業員数300人以下の中小企業を中心とする。発表者としての参加枠は約10社を予定しており、申込期限は令和7年10月31日(金)まで。発表以外に、聴講のみの参加も可能で、こちらの申し込みは令和7年11月19日(水)まで受け付けている。いずれも専用フォームからオンラインで申し込みが可能であり、参加費は無料となっている。
また、国土交通省では、今回のセミナーを通じて海外大学との継続的な交流の場を設けることも目指している。単発のイベントではなく、今後も年に1回程度の開催を継続し、各国の大学との共同研究、学生インターンシップの受け入れ、技術実証プロジェクトの形成などにつなげる考えだ。こうした取り組みは、中堅・中小企業が単独では難しかった海外市場参入を支援し、持続可能な国際的パートナーシップを形成するための重要なステップとなる。
特に、建設分野における国際人材育成や研究開発の連携は、今後の日本経済の成長に欠かせない要素である。国内市場の縮小が進む中、成長が見込まれる海外市場において、日本の中小企業が高品質な技術力を武器に存在感を発揮することが求められている。そのためには、大学などの研究機関と連携し、技術の高度化と国際的な信頼の構築を進めることが不可欠である。
今回のセミナーは、国土交通省が推進する「中堅・中小建設企業海外展開支援プログラム」の一環であり、実践的な技術交流と情報共有を通じて、国内企業の海外進出を後押しする施策の一つである。日本企業の持つ優れた施工技術や環境配慮型の開発力を海外に伝えると同時に、海外大学の先進的な研究成果を取り入れることで、双方にとっての新たな価値創造が期待される。
この記事の要点
- 令和7年11月22日に「海外大学連携建設技術紹介セミナー2025」を開催
- オンライン形式で日英同時通訳あり、参加費無料
- 発表者10社程度を募集、聴講のみの参加も可能
- 発表申し込みは10月31日まで、聴講申し込みは11月19日まで
- 海外大学はインドネシア・ベトナム・フィリピンなどが参加予定
- 中堅・中小建設企業の海外展開と大学連携を促進する目的
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


