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2025年11月11日

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令和7年9月末時点で交通事故死者数1,778人、前年比5.2%減少

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    最終更新: 2025年11月10日 16:35

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    最終更新: 2025年11月10日 08:05

  • 調剤薬局

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    最終更新: 2025年11月10日 08:05

  • 病院

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    最終更新: 2025年11月10日 08:05

交通事故統計月報(令和7年9月末)(警察庁)

この記事の概要
警察庁が公表した「交通事故統計月報(令和7年9月末)」によると、2025年9月末時点での全国の交通事故件数、死者数、負傷者数はいずれも前年同期と比較して減少した。死亡事故件数は1,747件で前年比78件減、死者数は1,778人で前年比98人減となり、減少率は5.2%に達した。長年の交通安全対策の成果が継続して現れているが、高齢者の死者が全体の55.2%を占めるなど、引き続き高齢者対策が課題となっている。
ここまでが概要。

警察庁交通局がまとめた令和7年(2025年)9月末現在の交通事故統計によると、交通事故の発生件数、死者数、負傷者数のすべてが前年同期と比較して減少した。全国での交通事故件数は207,381件で、前年より3,065件(1.5%)減少した。死亡事故件数は1,747件で、前年より78件減(4.3%減)となり、死者数は1,778人と前年比98人(5.2%)の減少が見られた。負傷者数も244,991人で、前年より4,650人(1.9%)減少している。これらの数字は、交通安全施策の効果が全国的に定着していることを示している。

特に注目すべき点は、高齢者の交通事故死者数の割合である。令和7年9月末時点で、65歳以上の高齢者の死者数は981人で全体の55.2%を占めた。前年同期からは64人減(6.1%減)となったものの、依然として過半数を超えている。年齢層別では、85歳以上の死者が256人と最も多く、次いで80~84歳が219人、75~79歳が210人と続いており、80歳以上の高齢者が全体の約4割を占めている。

状態別にみると、自動車乗車中の死者が623人(前年比29人減、4.4%減)で全体の35.0%を占めた。歩行中の死者は577人(前年比56人減、8.8%減)で全体の32.5%、自転車乗用中は215人(前年比11人減、4.9%減)となった。特定小型原動機付自転車、いわゆる電動キックボードに関連する死者は1人にとどまり、統計的にはごく少数だが、今後の増加が懸念されている。

また、年齢層別の分析では、65歳未満の死者が797人(前年比34人減、4.1%減)であり、依然として若年層から中年層にかけても一定数の犠牲が出ている。15歳から24歳までの若年層では、交通事故死者が増加に転じており、特に25~29歳では前年比42.9%増と大きな伸びを見せた。この年代では、スマートフォン操作や注意散漫による事故、深夜帯の自動二輪車事故が依然として多いことが指摘されている。

自動車乗車中の死者のうち、シートベルトの非着用が原因とみられるケースは37.2%を占めており、着用率のさらなる向上が課題である。シートベルト着用者の死者は360人で前年比27人減(7.0%減)となったが、非着用者の死者は232人で前年比7人増(3.1%増)と、依然として一定のリスクが残る結果となった。これにより、シートベルト非着用者の致死率の高さが改めて浮き彫りになった。

交通事故による死者の減少傾向は1970年代から続いており、昭和45年(1970年)の交通事故死者数が過去最多の16,765人であったことを考えると、約50年で90%近くの減少が達成されている。これは、車両の安全性能の向上、交通規制の強化、安全教育の普及など、社会全体の取り組みの成果といえる。ただし、高齢者の事故割合が増加傾向にあることから、今後は運転免許の自主返納支援、高齢歩行者への交通安全啓発、地方部の交通安全インフラ整備などが一層求められる。

令和7年9月の月間統計では、1か月間の死者数が229人で、前年同月より8人(3.6%)減少した。月ごとの推移では、1月から9月までの平均死者数は月あたり約198人で、前年より減少傾向にある。交通事故防止対策が一定の成果を上げている一方で、地方都市部での夜間歩行中の死亡事故や高齢者の横断中事故など、地域による偏りも依然として課題である。

警察庁は今後、地方自治体と連携した地域交通安全プランを推進し、夜間照明の改善、自転車通行帯の整備、高齢者向け交通安全講習の充実など、事故の未然防止策を強化する方針を示している。特に、歩行者と自転車の安全確保に重点を置くとともに、自動運転技術やデジタル交通監視の導入による新たな安全対策を進めるとしている。

この記事の要点

  • 令和7年9月末時点での死者数は1,778人で前年比98人減(5.2%減)
  • 死亡事故件数は1,747件、前年より78件減少(4.3%減)
  • 高齢者の死者数は981人で全体の55.2%を占める
  • 歩行中の死者は577人で前年比8.8%減、自転車中は215人で4.9%減
  • シートベルト非着用による死者は232人で前年比7人増加
  • 25~29歳の死者は70人で前年比42.9%増と若年層の増加が顕著
  • 1970年の死者数16,765人から約90%減少し、長期的減少傾向が継続

⇒ 詳しくは警察庁のWEBサイトへ

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