2025年11月17日
労務・人事ニュース
火災の7割が電気由来!消防庁が映像で訴える感震ブレーカーの重要性
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最終更新: 2025年11月16日 04:17
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最終更新: 2025年11月16日 09:38
火災予防広報映像「ゆるサイと 火災・防災 再かくにん」の制作・発表(総務省)
この記事の概要
総務省消防庁は、近年増加しているリチウムイオン蓄電池による火災や、地震後に起こる通電火災への対策として、火災予防広報映像「ゆるサイと 火災・防災 再かくにん」を制作しました。この映像は、火災の発生メカニズムと予防策をわかりやすく紹介し、広く一般に防災意識を高めることを目的としています。
総務省消防庁は、火災の発生を未然に防ぐための新たな啓発手段として、広報映像「ゆるサイと 火災・防災 再かくにん」を制作・公開しました。これは特に、リチウムイオン蓄電池の誤使用による火災や、地震後に発生しやすい電気火災の予防を目的としたもので、全国民に向けて発信されています。消防庁がこうした映像を作成する背景には、電気を原因とする住宅火災が依然として最多であるという現状があります。特に最近では、スマートフォンやモバイルバッテリー、電動自転車など、リチウムイオン蓄電池を使用する製品が急増し、それに伴う火災も増加しています。
この映像では、実際の実験映像を交えて火災が起こる仕組みを視覚的に示し、視聴者にリスクを具体的にイメージさせる内容となっています。膨張や高温などの異常が起きたバッテリーは非常に危険であり、破損した電池の使用は厳禁であることを強く訴えています。また、地震の際に発生する通電火災を防ぐために効果的とされる「感震ブレーカー」の重要性についても、種類別にわかりやすく解説されています。
感震ブレーカーとは、地震の揺れを感知して自動的に電気を遮断する装置で、木造住宅が密集する地域など、火災の拡大が懸念されるエリアでの設置が特に推奨されています。これには、分電盤に取り付ける本格タイプから、コンセントに差し込むだけの簡易タイプまで、複数の選択肢が存在し、それぞれの家庭事情に応じて導入可能です。こうした情報を知っているかどうかで、災害時の被害を大きく減らすことができるという観点からも、正しい知識を普及させることは極めて重要です。
この広報映像は、消防庁の公式ホームページを通じて一般公開されており、誰でも自由に視聴することが可能です。さらに、全国の消防機関や各種メディアを通じて積極的に展開される予定となっており、家庭や職場、学校などでの防災教育にも活用できる内容となっています。災害が発生した際に自分や家族の命を守るためには、日頃からの備えと知識の積み重ねが不可欠です。特に、今後想定される南海トラフ地震や首都直下型地震に備えて、感震ブレーカーの普及は国を挙げて取り組むべき課題とされています。
消防庁は今回の取り組みを通じて、国民一人ひとりが火災に対する正しい理解を深め、災害時にも冷静に対応できる力を養ってほしいとしています。映像内のキャラクター「ゆるサイ」も、親しみやすい存在として情報の受け取りやすさを高め、特に子どもから高齢者まで幅広い層へのアプローチを可能にしています。こうした広報活動は、防災の意識が薄れがちな平時にこそ必要なものであり、定期的な見直しと再確認が推奨されています。
今後も消防庁は、火災予防に関する最新情報を積極的に発信し、自治体や民間団体と連携しながら、より安全な社会の実現を目指して取り組みを続けていくとしています。防火・防災の意識を高めることは、被害を最小限に抑えるだけでなく、地域社会全体の安全性を底上げする効果もあります。最新の情報に基づいて、家庭でもできる対策を今一度見直す機会として、この映像資料は大いに活用されることが期待されています。
この記事の要点
- リチウムイオン蓄電池による火災が増加傾向にある
- 感震ブレーカーの普及が地震後の通電火災対策として有効
- 広報映像「ゆるサイと 火災・防災 再かくにん」を消防庁が制作
- 実験映像を用いて火災のリスクと予防策をわかりやすく解説
- 感震ブレーカーには複数の種類があり家庭に応じた選択が可能
- 消防庁の公式ホームページで誰でも無料で視聴可能
- 防災意識の啓発を目的に全国の消防機関やメディアでも展開予定
⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ


