2025年11月19日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
豊中市が地域団体を応援 とよなか夢基金助成金申請は2025年12月19日まで
エラー内容: Bad Request - この条件での求人検索結果表示数が上限に達しました
令和8年度とよなか夢基金助成金事業
大阪府豊中市では、市民が主体となって地域の課題解決やまちづくりを進める活動を応援する「令和8年度とよなか夢基金助成金事業」の募集が行われます。この助成金は、市民や企業からの寄付をもとに設立された「とよなか夢基金」を活用し、豊中市内で市民公益活動を行う団体に対して助成を行うものです。地域社会の発展と多様な市民活動の推進を目的としており、これから新たに市民活動を始める団体や、すでに活動を続けている団体の挑戦を支援します。
とよなか夢基金助成事業の申請にあたっては、まず説明会への参加が必須となっています。説明会は2025年11月28日(金)と11月29日(土)の2回に分けて開催され、どちらか1回に参加する必要があります。会場は豊中市立市民公益活動支援センターで、定員は各回先着30人です。説明会の所要時間は約90分で、途中の入退室はできません。これまでに本助成金を受けた団体については、会場参加の代わりにオンラインでの説明動画視聴が認められています。説明動画を希望する場合は、事前に市の担当課へ申し込みを行う必要があります。
説明会への申込締切は2025年11月26日(水)までで、申込みは電話・メール・電子申請システムのいずれかで受け付けられます。一時保育の利用を希望する場合は、11月20日(木)17時までに申し込みが必要です。定員に達した場合は締切前でも受付が終了するため、早めの申し込みが推奨されています。
助成金には2つのコースが設けられています。ひとつ目は「初動支援コース」で、市民公益活動を始めてからおおむね3年以内の団体を対象としています。このコースでは、活動の立ち上げや新規事業の開始を支援するもので、上限15万円、助成対象経費の4分の3が補助されます。たとえば、地域の子ども支援、環境保全、福祉、文化・スポーツ振興など、初めて地域に根ざした活動を始めようとする団体にとっては、立ち上げ時の経済的負担を大幅に軽減できる制度です。
もうひとつは「自主事業コース」で、市民公益活動をおおむね1年以上継続して行っている団体が対象です。すでに一定の実績を持ち、活動の拡大や新たな展開を目指す団体を後押しするもので、上限は50万円、助成対象経費の2分の1が補助されます。これにより、地域の中で安定した活動を続ける団体が次のステップへと進むことを支援します。
助成対象となるのは、町内会や自治会、NPO法人、市民グループなどが主体的に行う「公益的な取り組み」です。行政が事務局として関わっていないことが条件で、あくまで市民が主体的に地域課題に取り組む活動が評価されます。過去の採択事例には、高齢者の孤立防止活動、子育て支援、地域清掃や緑化活動、障がい者支援、文化振興イベントの企画など、幅広い分野が含まれています。新たに活動を始めたい団体にも門戸が開かれており、「地域のために何かしたい」という想いを形にできる貴重な機会となっています。
また、豊中市では、助成金の応募を検討している団体を対象に「とよなか夢基金にチャレンジ」と題した相談会も開催します。この相談会は2025年11月7日(金)19時から、市民公益活動支援センターで行われ、助成金の概要説明のほか、過去に助成を受けた団体による体験談や成果発表なども予定されています。応募前に制度を詳しく知りたい、事業計画の立て方を学びたいという方にとって有益な場となります。
とよなか夢基金助成金の応募受付期間は、2025年12月1日(月)から12月19日(金)までです。応募書類の提出後、2026年2月に書類審査が行われ、3月1日(日)には公開プレゼンテーションが実施される予定です。公開プレゼンでは、応募団体が自らの活動内容を発表し、市民や審査員の前でその意義や計画を説明します。最終的な結果は2026年4月1日(水)に通知され、採択団体は同年度中に助成金を活用して事業を実施します。
豊中市がこの制度を設けている背景には、市民一人ひとりの力をまちづくりの原動力とするという考え方があります。行政だけでは解決できない地域課題に、市民自らが主体となって取り組むことで、より豊かで持続可能な地域社会の実現を目指しています。とよなか夢基金は、まさにその理念を具体化したものであり、寄付によって支えられた市民による市民のための制度といえます。
地域の小規模団体にとって、活動資金の確保は大きな課題です。この助成制度は、そうした団体が新しい一歩を踏み出すための支援策として、多くの市民活動の発展を後押ししてきました。申請を検討している団体は、説明会への参加を通じて制度の内容を理解し、地域の課題解決に向けたプロジェクトを具体化するチャンスとして活用することが期待されます。
⇒ 詳しくは豊中市のWEBサイトへ


