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2025年11月30日

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ジェトロ、2025年版「貿易投資年報」を公開—世界58カ国・地域の経済動向を網羅

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2025年版「主要国・地域の貿易投資年報」を公開 ―世界58カ国・地域の経済・産業動向や注目点を分析、動画による解説も―(JETRO)

この記事の概要

独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)は、2025年版「主要国・地域の貿易投資年報」を公開した。本年報は世界58カ国・地域の経済・産業動向や貿易・投資の最新データを網羅的に分析したもので、レポート版は48カ国・地域、現地事務所員による動画解説は16カ国・地域がすでに公開されている。中長期的なビジネス戦略を立てる上で有用な最新情報がまとめられている。


2025年10月30日、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)は、世界主要国・地域の経済・貿易および直接投資の動向を総合的に分析した2025年版「主要国・地域の貿易投資年報」を発表した。この年報は、ジェトロが毎年発行しているもので、世界の経済環境や貿易構造の変化を網羅的に把握することを目的としており、企業の国際ビジネス戦略や政策立案の基礎資料としても広く利用されている。今回の2025年版では、全58カ国・地域のうち48カ国・地域のレポートが公開され、加えて24カ国・地域のうち16カ国・地域については現地事務所員による動画解説が用意されている。残りの国・地域についても今後順次公開される予定となっている。

今回の年報では、世界の主要国・地域における経済・貿易・投資の動向を詳しく分析し、各国の特徴と今後の注目点をまとめている。米国、中国、台湾、インド、ナイジェリアといった国々の経済動向が特に注目されており、それぞれの国で異なる経済課題や成長要因が浮き彫りになっている。

まず米国では、2024年の実質GDP成長率が前年を下回ったものの、高成長を維持している。財の輸出入額はいずれも前年比増となり、結果として貿易赤字は拡大した。一方で、対日貿易においては輸出入ともに増加しながらも貿易赤字は縮小しており、日米間の貿易関係は比較的安定して推移している。直接投資では、日本が米国にとって最大の投資国となっており、引き続き強固な経済関係を維持している。

中国では、2024年の実質GDP成長率が5.0%と政府目標を達成した。国内消費の減速を輸出が補う形で経済が支えられており、輸出入額はいずれも増加している。特にASEAN諸国向け輸出は前年比12.0%増と堅調で、地域内貿易が拡大している。一方、対内直接投資は減少が続いており、中国政府は外資誘致を目的とした新たな施策を打ち出している。日中間の貿易は減少傾向にあり、日本企業の対中投資も実行額・引き揚げ額ともに減少していることが確認されている。

台湾では、2024年のGDP成長率が4.8%と前年の1.1%から大幅に回復した。AI関連需要が貿易を牽引しており、輸出入ともに前年比増となった。対内直接投資は前年比30.2%減と減少したものの、対外投資は90.6%増と大幅に拡大しており、半導体関連分野がその中心を占めている。日本から台湾への直接投資は27.1%減少したが、台湾から日本への直接投資は半導体分野で25.6倍という大幅な伸びを記録している。

インドでは、2024年度のGDP成長率が6.5%と前年度を下回りながらも堅調な成長を維持した。輸入額の増加により貿易赤字は17.1%拡大したが、直接投資では流入が12.6%増、流出が67.2%増といずれも拡大している。日本への輸出は前年より21.3%増加しており、特に輸送機器や電子通信機器が大きく伸びている点が注目される。インド経済は引き続き旺盛な投資需要と人口増加による市場拡大に支えられており、日本企業にとっても有望な投資先としての存在感を強めている。

アフリカでは、ナイジェリアが高インフレと通貨安の中でも前年以上の経済成長を達成した。通貨ナイラの下落により輸入は大幅に減少したが、輸出が増加し貿易黒字が拡大した。国内最大のダンゴテ製油所が稼働を開始し、従来輸入に頼っていたガソリンの国内生産・輸出が始まったことが経済を押し上げた要因の一つである。対内直接投資も回復傾向にあり、日本向け天然ガス輸出が急増している点も注目に値する。

このように、各国の経済は回復傾向にあるものの、地域ごとに異なる課題やリスクが存在する。ジェトロは、世界56カ国76事務所を通じて収集したデータと現地情報をもとに、国際的なビジネス環境の変化を可視化している。今回の年報では、レポートに加え、各国の経済状況や産業構造を現地職員が解説する動画も公開しており、現地の経済実態をより直感的に理解できる構成となっている。

ジェトロは今後も、海外ビジネス展開を目指す日本企業に向けて、データに基づく実践的な情報提供を強化していく方針を示している。とくに中小企業にとっては、海外市場のリスクと機会を把握し、持続的な事業戦略を構築するうえで重要な情報源となる。

この記事の要点

  • ジェトロが2025年版「主要国・地域の貿易投資年報」を発表
  • 世界58カ国・地域の経済・投資・貿易動向を分析
  • レポート版48カ国・地域、動画版16カ国・地域を公開済
  • 米国は高成長維持も貿易赤字が拡大、日本は最大の投資国
  • 中国は5.0%成長を維持、ASEAN向け輸出が12.0%増
  • 台湾はGDP4.8%成長、半導体関連投資が急増
  • インドは6.5%成長、日本向け輸出が21.3%増
  • ナイジェリアは高インフレ下でも成長、天然ガス輸出が急増
  • ジェトロはデータと動画を活用し国際ビジネス情報を発信

⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ

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