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2025年12月1日

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チャイルドシート使用率82.4%に上昇したが低い地域では53.5%地域差あり(2025年5月10日〜6月14日調査)

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チャイルドシートの使用状況等について(警察庁)

この記事の概要

警察庁と日本自動車連盟(JAF)は、2025年5月10日から6月14日にかけて全国でチャイルドシート使用状況の実態調査を実施した。その結果、6歳未満の子どものチャイルドシート使用率は82.4%と、前年より4.2ポイント上昇した。適切に取り付けられていた割合は74.8%、正しく着座していた割合は55.6%であった。今後、関係機関と連携し、チャイルドシートの正しい使用方法の啓発や体験型安全教育の充実を進める方針である。


警察庁と日本自動車連盟は、子どもの交通安全に関する取り組みの一環として、チャイルドシートの使用状況を全国規模で調査した。調査は2025年5月10日から6月14日にかけて、全国99か所で実施された。例年よりも天候不順が続いたことから、調査期間は延長されて行われた。調査対象は6歳未満の子ども13,104人(9,731台の車両)であり、そのうちチャイルドシートを使用していた割合は82.4%と報告された。前年の78.2%から4.2ポイント上昇しており、調査開始以来、過去最高水準となった。

年齢別にみると、1歳未満の使用率は93.2%と高水準を維持し、1歳から4歳では84.8%、5歳では66.7%であった。年齢が上がるにつれて使用率が低下する傾向は引き続き見られ、特に就学前の子どもでの利用定着が課題として浮き彫りとなった。助手席での使用率は71.3%にとどまり、後部座席での使用率84.3%を下回ったことから、安全性の観点から後部座席での使用推進が改めて重要視されている。

一方、全国16か所で行われた取付け状況調査では、チャイルドシートが「適切に取り付けられていた」と判断された割合は74.8%にとどまった。残りの25.2%は「ミスユース(誤使用)」であり、中でも最も多かったのは「腰ベルトの締付け不足」で全体の47.4%を占めた。その他にも、座席ベルトの通し方の誤りやサポートレッグの調整不良、固定金具の誤使用などが確認された。これらの誤りは、万一の事故時にチャイルドシートが車両に十分固定されない危険性を高めるため、改善が求められている。

さらに、チャイルドシートに子どもを正しく座らせているかを確認する「着座状況調査」では、55.6%が「適切に着座」とされ、約半数に誤使用が見られた。具体的には、「ハーネスの締付け不足」が最も多く、乳児用・幼児用ともに過半数を占めた。ほかにも、ハーネスの高さ調整の誤りやベルトのねじれ、体格に合わないシートの使用などが指摘されている。学童用シートでは、「肩ベルトの通し方間違い」や「ベルトガイドの未使用」が目立ち、成長段階に応じた正しい使い方の理解が十分でないことが示された。

警察庁は、こうした調査結果を踏まえ、今後も地方自治体や関係機関、教育機関、医療機関、販売店などと連携して、チャイルドシートの使用促進と正しい取付け・着座方法の普及啓発を強化する方針を示した。また、体格や年齢に応じて適切な使用を呼びかけており、6歳を超えても身長が150センチ未満の子どもには、チャイルドシートの継続使用が推奨されている。

今回の調査では、都道府県ごとの使用率にも差が見られた。最も高かった地域では福島県95.1%を記録した一方、低い地域では約70%台前半にとどまり、一番低い地域で沖縄県53.5%と地域差が依然として存在している。今後は地域特性を踏まえた広報啓発活動が重要となる見込みである。

チャイルドシートの使用は、道路交通法で6歳未満の子どもに義務付けられており、未使用や誤使用は重大事故時の被害を拡大させる恐れがある。正しく使用することは子どもたちにとって大切なことである。

この記事の要点

  • チャイルドシートの全国使用率は82.4%で過去最高を記録
  • 前回より4.2ポイント上昇、特に1歳未満で93.2%と高水準
  • 取付けが適切だった割合は74.8%、着座が正しかった割合は55.6%
  • 誤使用の主な要因は「腰ベルトの締付け不足」
  • 6歳未満の義務使用に加え、身長150cm未満の子どもにも使用推奨

⇒ 詳しくは警察庁のWEBサイトへ

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