2025年12月9日
労務・人事ニュース
外国人旅行124%増、2025年9月の旅行取扱状況が示す訪日需要の急回復
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最終更新: 2025年12月9日 01:06
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最終更新: 2025年12月9日 03:03
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最終更新: 2025年12月9日 03:03
主要旅行業者の旅行取扱状況速報(2025年(令和7年)9月分)(観光庁)
この記事の概要
2025年9月の主要旅行業者による旅行取扱状況が速報として公表され、海外、外国人、国内旅行のいずれも前年同月を上回る結果となった。海外旅行は約109%、外国人旅行は約125%、国内旅行は約110%と、全体的に堅調な回復基調が続いている。旅行商品ブランドの総取扱額でも前年から10%増となり、主要業者44社のデータから旅行需要の拡大が明らかになっている。
ここまでが概要
2025年9月の旅行取扱状況について、主要な旅行業者44社のデータを集計した速報が取りまとめられ、海外、外国人、国内旅行のすべての分野で前年同月を上回る結果となったことが明らかになった。旅行需要は国際的な移動の増加や観光活動の回復に伴って着実に推移しており、全体的に前年を大きく上回る流れが続いている。総取扱額は海外旅行が対2024年同月比で約109%、外国人旅行が約125%、国内旅行が約110%となり、いずれの指標も前年を超える伸びを示した。
旅行商品ブランドにおける募集型企画旅行の総取扱額は361,293,704千円となり、2024年同月の328,468,037千円から110.0%と大幅な増加となった。海外旅行では134,395,158千円で108.5%、外国人旅行は19,517,945千円で124.5%、国内旅行は207,380,600千円で109.8%となり、各分野とも堅調な需要回復を示している。特に外国人旅行では取扱額が約1.25倍に増加しており、日本国内における訪日観光の回復が強く反映された結果とみられる。
また、取扱人数でも海外旅行が87,424人となり、前年同月の70,720人から123.6%の大幅な伸びとなった。外国人旅行は9,904人で前年の11,144人から減少したものの、取扱額の面では増加が続いているため、単価の高い旅行商品が増えている可能性が示唆される。国内旅行の取扱人数は1,862,991人で前年の1,915,564人からわずかに減少したが、取扱額は上昇していることから、旅行内容の高付加価値化が進んでいる状況が読み取れる。
主要な旅行業者別の内訳をみると、海外旅行では複数の大手企業が前年を上回り、特に18,039,677千円を記録した業者や、30,664,165千円を計上した業者など、規模の大きな取扱が特徴的である。国内旅行でも76,269,225千円という高い取扱額を記録したほか、外国人旅行の分野においても261,948千円などの数字が並び、業者ごとに得意分野の違いが反映されている。全体として見れば、主要旅行業者44社の合計で361,293,704千円の取扱額を記録しており、市場全体が前年を大きく上回る流れを強めている。
主要旅行業者10社のデータを抽出した別表でも、2025年9月の総取扱額が300,978,121千円で、前年の272,084,304千円から110.6%となり、こちらも大きな伸びを示した。海外旅行では104,972,325千円で110.1%、外国人旅行では17,666,860千円で121.1%、国内旅行では178,338,935千円で109.9%となっており、主要10社の持つ市場規模が旅行需要の回復に大きく寄与していることが分かる。
本速報は旅行業界の動向を把握するうえで重要な資料であり、44社の取扱額をもとにした現状分析が行われている。本資料に掲載された数字は速報値であり、今後の詳細報告で調整される可能性があるものの、2025年9月時点での旅行市場が前年を大きく超える水準で推移していることを十分に示す内容となっている。特に外国人旅行の急回復や、国内旅行における高単価化の傾向は、今後の旅行関連事業の計画立案において重要な指標となる。
取扱額の経年変化を把握する目的で、2024年度の上位業者の旅行取扱状況も参考として掲載されており、市場の成長や各業者の特徴をより深く知るための資料として活用できる。端数調整のできない速報形式のため内訳と合計が一致しない場合があるが、業界全体の動向を把握するうえでは十分な情報量となっている。今後も旅行需要の回復が継続するかどうかが注目される中、今回の集計は市場の動きを知るための重要なデータとして位置づけられている。
この記事の要点
- 2025年9月は海外・外国人・国内旅行の全てで前年超え
- 総取扱額は361,293,704千円で前年比110.0%
- 海外旅行は約109%、外国人旅行は約125%、国内旅行は約110%
- 主要10社合計でも前年比110.6%の伸び
- 外国人旅行は取扱額が大幅増加し124.5%
- 国内旅行は人数減でも取扱額が上昇
⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ


