2025年12月13日
労務・人事ニュース
2025年10月の相対取引価格37,058円と数量33.7万トンが示す米市場の動向
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令和7年産米の相対取引価格・数量について(令和7年10月)(農水省)
この記事の概要
2025年10月における2025年産米の相対取引価格は、全銘柄平均で1俵相当となる玄米60kgあたり37,058円となり、前月から163円上昇した。相対取引数量は33.7万トンで、報告のあった出荷販売業者などの契約内容を基に取りまとめられたものである。品種別の詳細は別資料に示されている。
2025年産米の相対取引価格と数量について、2025年10月分の集計結果が取りまとめられた。今回示されたデータによると、2025年10月の相対取引価格は、全銘柄の平均で玄米60kgあたり37,058円となり、前月と比較して163円の上昇となった。この増加は前月比で0%に近い小幅な変化ではあるものの、生産や販売の現場で取引価格が一定の水準を保ちながら推移している状況を示している。相対取引価格は運賃や包装代、消費税などを含んだ1等米の価格を加重平均したものであり、特定の品種に偏らない市場全体の傾向を示す指標として用いられている。
また相対取引数量は33.7万トンとなり、各地の出荷販売業者や関連組織からの報告を基に総量が算出されている。数量は相対取引契約の実際の契約量を合計したものであり、市場に出回る米の流通状況を把握する重要な情報となっている。品種や銘柄別の詳細な価格や数量については別途添付されている資料に整理されており、産地ごとの特色や需給動向をより細かく確認できる環境が整えられている。
今回の公表は、米の流通における需給と価格の透明性を高める取り組みの一環として行われた。米政策の見直しが進められた2018年産以降、生産者や集荷業者が主体的に需要に応じた生産や販売戦略を立てられるよう、環境整備が進められてきた。これまでに、よりきめ細かな需給情報、販売の進捗、在庫状況などを提供し、市場の実態に基づいた判断ができる体制の整備が続けられている。
その背景には、米の流通情報を正確に伝えることで、生産現場と市場をつなぎ、価格形成の指標を明確にする狙いがある。今回の2025年10月の相対取引価格と数量についても、出荷販売業者などから報告された内容を精査し、実際の取引を反映した形でまとめられている。こうした取り組みは米の安定供給を支えるだけでなく、農業経営全体の計画や人材育成の判断にも活用されることが期待されている。
公表資料および過去の調査結果は公式サイトで確認でき、相対取引価格の推移や長期的な主食用米価格の動向、相対取引契約数量の変化など、参考となるデータが公開されている。これらの資料を通じて、米の需給バランスがどのように変化しているかを把握でき、より正確な見通しを立てやすくなる。
本調査は米の市場状況を把握するうえで重要な役割を果たしており、今後も継続されることで価格や数量の変動を一貫して示すデータが蓄積される。生産者や流通業者、政策立案に関わる機関にとって不可欠な情報基盤として、引き続き活用されていくことが想定されている。
この記事の要点
- 相対取引価格は37,058円
- 前月比163円の上昇
- 取引数量は33.7万トン
- 価格は玄米60kgあたりの加重平均
- 調査は出荷販売業者等の報告に基づく
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ


