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2025年12月18日

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自動車運送事業関連137手続きのオンライン化実施へ向け2025年12月運用開始分が発表

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自動車運送事業関連手続きのオンライン申請の本格運用を開始します ~いつでもどこからでも申請可能に~(国交省)

この記事の概要

国土交通省は、自動車運送事業分野の各種手続きをオンラインで行える仕組みを本格的に導入し、2025年12月1日から49手続き、2026年4月頃には72手続きを追加することで、最終的に137手続きをオンライン化する。すでに2025年9月から16手続きが先行運用されており、オンライン化により申請が「いつでもどこからでも」可能になるとしている。


国土交通省は、社会全体のデジタル化推進を背景に、自動車運送事業に関わる手続きをオンラインで受け付ける新しい仕組みの本格運用を開始する。これまで貨物輸送や旅客輸送に携わる事業者は、窓口や郵送を通じて申請や届出を行ってきたが、手続きの種類が多く、移動や書類作成に時間を要する場面も少なくなかった。今回の取り組みは、業務の効率化を図りながら、行政手続きの利便性を大幅に向上させる重要な政策として位置付けられている。

オンライン申請は段階的に拡大されており、2025年9月には16手続きが先行して導入された。そして2025年12月1日からは新たに49手続きが加わり、オンラインでの申請が可能になる。さらに2026年4月頃には追加で72手続きがオンライン化される予定で、最終的に137手続きがオンラインで完結する仕組みが整う。これにより、業界関係者は自宅や職場から時間を問わず申請ができるようになり、利便性の向上だけでなく、業務負担の軽減にもつながる。

オンライン化の対象となるのは、貨物自動車運送事業に関する許認可手続きや、バスやタクシーを含む旅客自動車運送事業に関わる届出など、現場で必要とされる幅広い手続きである。また、自家用有償旅客運送の登録手続きや運行管理者・整備管理者の選任届出なども含まれており、多岐にわたる業務がオンラインで対応可能となる。これらの手続きは業界の運営に欠かせないものであり、オンライン化のメリットは大きい。

手続きの詳細や利用開始時期については、国土交通省の物流・自動車局が公開するウェブサイトで確認できるようになっている。オンライン申請の対象手続き一覧も掲載されており、業務に必要な手続きを簡単に調べることができる。また、申請システムの操作方法をわかりやすく紹介したマニュアルや、オンライン説明会の動画も提供されており、初めて利用する事業者でもスムーズに手続きを進められる環境が整えられている。

今回のオンライン化は、時間や場所に縛られず申請が可能になる点が大きな特徴である。業務で外出が多い運送事業者にとって、必要な書類をオンラインで提出できることは大きな利便性となり、移動時間や書類提出のための待ち時間を削減できる。特に中小規模の事業者にとっては、業務の効率化が負担軽減に直結するため、効果が大きいと考えられる。

また、行政側にとってもオンライン化は申請処理の迅速化につながり、ペーパーレスの推進や事務負担の削減に貢献する。これにより、行政サービス全体の質を向上させる効果も期待されている。デジタル化の推進は国全体の重要施策として位置づけられており、自動車運送業界におけるオンライン化はその一環として進展している。

オンライン化の対象が137手続きまで拡大されることにより、これまで紙で行っていた大部分の手続きが電子化される見通しである。事業者は今後、オンライン申請を基本的な手続き方法として活用することになり、デジタル環境を整えながら効率的な業務運営を実現していくことが求められる。行政と事業者が連携しながらデジタル社会の実現に向けた取り組みを加速させる動きが今後も続いていく。

この記事の要点

  • オンライン申請は2025年12月1日から本格運用
  • 2026年4月頃までに137手続きが対象となる
  • 2025年9月から16手続きが先行導入済み
  • 貨物・旅客運送に関する幅広い手続きをオンライン化
  • マニュアルや説明動画が公開され利用しやすい環境が整備

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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