2025年12月21日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
朝来市が交通安全を支援、ヘルメット購入に最大2,000円補助
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最終更新: 2025年12月20日 09:35
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令和7年 朝来市命を守る交通安全支援補助金
兵庫県朝来市では、市民が日常生活で直面する交通事故のリスクを軽減し、安全な暮らしを守ることを目的として「朝来市命を守る交通安全支援補助金」を実施しています。自転車事故における死亡原因の多くが頭部損傷であること、高齢ドライバーによる踏み間違い事故が増加していること、そして高齢者が運転免許証を返納する際の移動手段の確保といった課題を背景に、市民が安心して生活できる交通環境を整備するための支援策が用意されています。この補助制度は、令和7年5月12日から令和8年1月30日まで申請受付が行われる予定です。
補助の対象となる品目は、自転車用ヘルメット、安全運転支援装置、シニアカーの3種類に分かれています。自転車用ヘルメットの場合、自転車損害賠償保険に加入している方が対象で、SGマークなどの認証があるヘルメットの購入費用が補助されます。補助率は2分の1で、上限額は2,000円です。自転車事故による頭部損傷は重大な結果を招く可能性が高く、ヘルメットの着用は命を守る最も重要な対策のひとつであることから、市として積極的な普及を促しています。
次に安全運転支援装置の補助では、高齢ドライバーの事故防止を目的に国土交通省の性能認定を受けた後付け装置の購入・設置費用が対象です。申請日において65歳以上であり、運転免許証と車検証の氏名が一致していること、市税に滞納がないことが条件となります。補助率は2分の1で、障害物検知機能付き装置の場合は30,000円、検知機能なしの場合は20,000円が上限となります。高齢ドライバーによる重大事故が社会問題化する中、こうした装置の導入は事故リスクを大幅に下げる取り組みとして注目されており、市が費用負担を軽減することで設置促進を図っています。
さらに、運転免許証を自主返納した65歳以上の方を対象に、シニアカーの購入費用も補助されます。シニアカーは日常生活の移動を支える重要な手段であり、免許返納による生活の不便を減らす目的があります。日本工業規格T9208に該当する機種が対象で、補助率は3分の1、上限額は100,000円です。免許証の返納をためらう高齢者にとって、移動手段の確保は大きな不安要素ですが、この補助制度により安心して返納に踏み切る環境が整えられています。
補助を受けるためには購入前の申請が必要で、見積書やカタログなど対象物品の認証が確認できる資料を提出し、購入後には領収書や認証が写った写真などの報告書類を提出する流れです。また安全運転支援装置やシニアカーの場合は、運転免許証や運転経歴証明書の写しなど必要書類が追加されます。購入前に申請を行う点が重要で、購入後の申請には対応していないため注意が必要です。
朝来市は、交通事故による被害を未然に防ぐための積極的な支援策を通じて、市民の命を守る取り組みを進めています。特に高齢者の交通安全対策は全国的な課題であることから、安全運転支援装置やシニアカーの購入支援は大きな意味を持つ取り組みといえます。自転車ヘルメットの購入補助も、家庭での子どもや高齢者の安全確保に直結するため、多くの家庭で活用が期待されます。
補助金の対象や条件は明確に定められていますが、年度ごとに内容が見直される可能性があります。申請を予定している方は必ず最新の情報を確認し、受付期間内に必要書類を揃えて申請することが重要です。補助制度は一人1回が基本となっていますが、未成年者のヘルメット購入を保護者が申請した後に、保護者自身のヘルメット購入で再度申請できる例外も設けられています。こうした柔軟な運用により、より多くの市民が安全対策を実施しやすくなるよう配慮されています。
交通安全をめぐる問題は地域全体で取り組むべき課題であり、今回の補助制度は市民が生活の中で実践できる具体的な対策を後押しする施策です。事故を未然に防ぐために、ヘルメットの着用、安全運転支援装置の導入、免許返納後の移動手段の確保など、日常生活の中での安全確保を市がサポートすることは、安心して暮らせる地域づくりに欠かせない取り組みといえます。
補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。
⇒ 詳しくは朝来市のWEBサイトへ


