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2025年12月31日

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2025年10月のパート時給1,402円、前年比3.3%増が示す賃金改善の実態(令和7年10月分結果速報)

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毎月勤労統計調査 2025(令和7)年10月分結果速報 時間当たり給与(パートタイム労働者)(厚労省)

この記事の概要

2025年10月の毎月勤労統計調査速報によると、事業所規模5人以上のパートタイム労働者の時間当たり給与は1,402円となり、前年同月比で3.3%の増加となりました。前年からの伸び率が続いており、パートタイム雇用における賃金水準の底上げが確認される結果となりました。


2025年10月の毎月勤労統計調査速報では、事業所規模5人以上のパートタイム労働者を対象とした時間当たり給与が1,402円となり、前年同月と比べて3.3%の増加となりました。近年、パートタイム労働者の賃金は継続して上昇傾向が続いており、この結果もその流れを裏付けています。物価の上昇や人手不足が続くなかで、パートタイム労働に対する賃金改善が企業・産業全体に広がっていることがうかがえます。

2021年には1,223円だった時間当たり給与は、2022年に1,242円、2023年には1,279円へと上昇しており、その後も伸びが続いています。2024年の年間を通しても給与は上昇基調を示し、同年9月には1,350円で前年同月比4.7%増、10月には1,357円となり4.3%の増加を記録しました。11月と12月にも1,369円、1,378円と堅調に推移し、2025年に入ってもこの流れは継続しています。

2025年1月は1,395円で前年から4.3%の増加となり、2月には1,385円で4.6%、3月は1,378円で4.0%の増加が報告されました。その後も4月1,369円で4.1%、5月1,384円で4.1%、6月1,385円で3.7%と安定した上昇を維持し、7月は1,381円で3.1%、8月は1,411円で3.6%となりました。そして今回の2025年10月の速報値1,402円は、年間を通じてほぼ同水準を保ちながら賃金が上向き続けている状態を示しています。

このように、パートタイム労働者の時間当たり給与は、短期間で大きな変動を伴わずに着実に上昇しており、労働市場全体の賃金改善が進んでいる様子が現れています。特にパートタイム労働者は生活費の変動に影響を受けやすく、基本的な賃金水準の改善が労働者の生活安定に大きく寄与することから、この指標の動向は広い分野で注目されています。

また、賃金の上昇は人材確保の側面にも影響を与えており、企業がパートタイム人材を安定して確保するために賃金を引き上げる動きも見られます。企業の採用活動においては、求人競争力の強化や労働条件の見直しが必要となるケースが増えており、統計に示された給与水準の変化は、採用戦略を練る上でも重要な要素となります。

今回の統計結果は、パートタイム労働者の賃金向上が一時的なものではなく、社会的な流れとして定着しつつあることを示唆しています。今後の賃金動向が労働市場全体にどのような影響を与えるのか引き続き注目されます。

この記事の要点

  • 2025年10月のパートタイム時間当たり給与は1,402円
  • 前年同月比は3.3%増で賃金上昇が継続
  • 2021年から継続して上昇基調が続く
  • 物価高や人手不足が賃金改善の背景に
  • 採用競争力向上のため賃金水準の見直しが進む

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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