2026年1月5日
労務・人事ニュース
2026年業況判断DI8.7へ上昇、中小企業500社調査が示す採用と経営の最新見通し
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2026年の中小企業の景況見通し(日本公庫)
この記事の概要
2025年11月に実施された中小企業景況調査の付帯調査では、2026年に向けた中小企業の景況見通しが示されました。業況判断や売上高、雇用の見通しは改善傾向が見られる一方、原材料価格や燃料コストの高騰への不安が根強く残っています。本記事では、調査結果を基に、2026年に向けた中小企業経営の現状と課題、企業活動や採用計画に影響するポイントを丁寧に解説します。
今回の調査は、三大都市圏に所在する中小企業を対象に、2025年11月中旬に行われました。調査対象は900社で、有効回答は500社となっており、製造業を中心に建設業や運輸業、卸売業など幅広い業種の声が反映されています。調査結果は、翌年の経営判断に重要な材料となります。
2025年の業況判断DIは0.6となり、2024年のマイナス水準から改善しました。さらに2026年の見通しでは8.7まで上昇すると予測されており、全体としては緩やかな回復基調が続く見込みです。需要分野別では、建設関連や設備投資関連などで改善が見込まれる一方、生活関連分野では慎重な見方も残っています。
業況が改善した要因としては、国内需要の動向を挙げる企業が多く、販売価格の動きも影響しています。一方で、業況が悪化したと判断する企業も存在し、その理由としても国内需要や仕入価格の動向が大きな要因となっています。市場環境への依存度の高さが浮き彫りになっています。
売上高の見通しを見ると、2026年の売上高DIは16.3と、2025年から大きく上昇する見込みです。経常利益額DIも6.7まで改善すると予測されており、収益面では前向きな見通しが示されています。ただし、業種や需要分野による差は依然として大きい状況です。
価格面では、2026年の販売価格DIが34.6、仕入価格DIが38.5と、いずれも2025年から低下する見通しとなっています。価格転嫁の難しさやコスト負担の継続がうかがえ、利益確保には工夫が求められる局面が続くと考えられます。
設備投資については、2026年の設備投資額DIがマイナス0.4となり、慎重な姿勢が見られます。一方で、従業員数DIは6.4まで上昇する見込みで、人材確保に動く企業が増える可能性が示されています。人手不足への対応が引き続き重要な経営課題となっています。
金融面では、資金繰りや貸出態度、借入条件について、2026年はやや厳しさが増すとの見方が示されました。金利動向や調達環境への警戒感が強まりつつあり、資金管理の重要性が高まっています。
経営上の不安要素として最も多く挙げられたのは、原材料価格や燃料コストの高騰で64.5%に達しました。人材不足や金融動向への不安も上昇しており、複合的な課題への対応が求められています。
一方で、2026年に注力する分野としては、営業や販売力の強化が64.5%と最も高く、次いで人材の確保や育成が重視されています。新製品や新規事業、IT活用への関心も高まっており、将来を見据えた取り組みが進められています。
2026年に期待する要素としては、円高による輸入品価格の低下が19.7%で最も多く、コスト環境の改善への期待が示されています。中小企業にとっては、外部環境の変化を的確に捉えた経営判断が、今後の成長や人材確保に直結する重要な局面となります。
この記事の要点
- 2026年の業況判断DIは8.7と改善見通し
- 売上高DIは16.3まで上昇すると予測
- 従業員数DIは6.4と人材確保意欲が回復
- 原材料価格や燃料コスト高騰が最大の不安要素
- 営業力強化と人材確保が注力分野の中心
⇒ 詳しくは日本政策金融公庫のWEBサイトへ


