2026年1月19日
労務・人事ニュース
令和7年11月新潟県の有効求人倍率1.36倍から考える中小企業採用戦略
- 住宅型有料老人ホームでの訪問看護のお仕事/未経験OK/即日勤務可/シフト
最終更新: 2026年1月18日 09:35
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最終更新: 2026年1月18日 09:35
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最終更新: 2026年1月18日 16:28
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最終更新: 2026年1月18日 09:35
一般職業紹介状況(令和 7 年 11 月分)(新潟労働局)
この記事の概要
令和7年11月の新潟県における有効求人倍率は1.36倍となり、前月と同水準で推移しました。求人は減少傾向が続き、求職者数も緩やかに減少する中で、雇用情勢は改善の動きに足踏み感が見られる局面に入っています。本記事では、新潟県の最新の一般職業紹介状況をもとに、有効求人倍率や求人・求職の実態を丁寧に読み解きながら、中小企業の採用担当者がこの数値をどのように受け止め、今後の採用活動にどう生かすべきかを独自の視点で詳しく解説します。
令和7年11月の新潟県の有効求人倍率は、季節調整値で1.36倍となりました。この数値は、求職者1人に対して求人が1.36件あることを示しており、全国平均の1.18倍を上回る水準です。一見すると、人手不足が続く売り手市場のように見えますが、実際の雇用情勢はそれほど単純ではありません。県内の雇用情勢判断では、改善の動きにやや足踏み感があるとされており、求人と求職の動きを慎重に見極める必要がある状況です。
有効求人数は47,049人となり、前月比で0.2%減少しました。これで4か月連続の減少となり、企業側の採用意欲が徐々に弱まっていることが読み取れます。新規求人数も16,499人で前月比0.7%減少しており、短期的な採用の動きにも陰りが見え始めています。原数値で見た場合、有効求人数は前年同月比6.4%減少、新規求人数は11.2%減少しており、中長期的に見ても求人は縮小傾向にあります。
一方で、有効求職者数は34,679人となり、前月比で0.2%減少しました。新規求職申込件数も7,180件で前月比0.8%減少しており、求職者側の動きもやや鈍くなっています。ただし、原数値では有効求職者数は前年同月比で1.0%増加しており、仕事を探している人の絶対数が減っているわけではありません。特に正社員としての就職を希望する人は増加傾向にあり、安定した雇用を求める意識が強まっていることがうかがえます。
正社員に関する状況を見ると、正社員の有効求人倍率は原数値で1.39倍となり、前年同月から0.09ポイント低下しました。正社員の有効求人数は26,891人で前年同月比5.0%減少する一方、正社員の有効求職者数は19,295人で前年同月比1.0%増加しています。この結果、正社員を希望する求職者に対して、正社員求人の伸びが追いついていない構造が明確になっています。中小企業の採用現場では、正社員募集を出しても応募が集まりにくい、あるいは条件に合う人材と出会えないと感じる場面が増えているのではないでしょうか。
産業別に新規求人の動向を見ると、新潟県内でも業種ごとの明暗がはっきり分かれています。学術研究や専門・技術サービス業では前年同月比17.2%増加し、製造業でも0.9%増加するなど、一部の分野では人材需要が底堅く推移しています。一方で、生活関連サービス業や娯楽業は17.7%減少、宿泊業や飲食サービス業は17.2%減少、卸売業や小売業は11.5%減少するなど、多くの業種で求人が減少しています。地域経済を支える産業で求人が落ち込んでいることは、中小企業にとって無視できない現実です。
こうした数字から中小企業の採用担当者が読み取るべきなのは、有効求人倍率1.36倍という表面的な数値だけではありません。求人が多いように見えても、その中身を見ると、採用条件や業種、雇用形態によって大きな偏りが存在しています。特に正社員採用では、求職者側が企業を選ぶ姿勢を強めており、賃金や休日といった条件面だけでなく、仕事のやりがいや将来性、職場環境といった要素が重視されています。
中小企業がこの状況で採用を成功させるためには、有効求人倍率を自社の採用戦略を見直す材料として活用することが重要です。求人が減少傾向にある今こそ、闇雲に募集をかけるのではなく、どのような人材を求めているのか、その人材に何を期待しているのかを明確にする必要があります。仕事内容を具体的に伝え、入社後の役割や成長イメージを丁寧に説明することで、求職者とのミスマッチを減らすことができます。
また、新潟県では人口減少や若年層の県外流出といった構造的な課題も抱えています。その中で採用活動を行う中小企業は、即戦力だけにこだわるのではなく、育成を前提とした採用も現実的な選択肢として検討すべきでしょう。正社員の有効求人倍率が低下している今は、経験が浅くても意欲のある人材と出会える可能性があります。教育体制やフォロー体制を整え、それをしっかり発信することが、応募意欲の向上につながります。
令和7年11月の新潟県の有効求人倍率が示しているのは、採用環境が厳しいか緩いかという単純な話ではなく、採用の質が問われる時代に入ったという事実です。中小企業の採用担当者が、統計データの背景にある現実を理解し、自社の強みや働く価値を誠実に伝えることができれば、限られた人材市場の中でも着実な採用は十分に可能です。
この記事の要点
- 令和7年11月の新潟県の有効求人倍率は1.36倍で前月と同水準
- 有効求人数と新規求人数は減少傾向が続いている
- 正社員有効求人倍率は低下し正社員希望者は増加している
- 業種ごとに求人動向の差が大きくなっている
- 中小企業は採用人数より採用の質を重視する必要がある
- 有効求人倍率は採用戦略を考える重要な判断材料となる
⇒ 詳しくは新潟労働局のWEBサイトへ


