2026年1月21日
労務・人事ニュース
令和7年11月宮崎県有効求人倍率1.20倍から考える中小企業の採用戦略
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令和7年11月分 一般職業紹介状況(宮崎労働局)
この記事の概要
令和7年11月の宮崎県における有効求人倍率は1.20倍となり、前月から上昇し125か月連続で1倍台を維持した。本記事では、この数値が示す宮崎県の雇用環境の実態を丁寧に読み解きながら、中小企業の採用担当者が有効求人倍率をどのように理解し、採用活動にどう生かすべきかを独自の視点で解説する。求人が緩やかに減少する中でも人材確保が続く背景を整理し、実務に役立つ考え方を分かりやすくまとめる。
令和7年11月の宮崎県の有効求人倍率は1.20倍となり、前月から0.03ポイント上昇した。この水準は全国平均の1.18倍をやや上回っており、県内では引き続き求人が求職を上回る状態が続いている。有効求人数は前月比で2.3%増加した一方、有効求職者数は0.3%減少しており、求人の持ち直しと求職者数の減少が重なったことで倍率が上昇した形となっている。ただし、前年同月比で見ると有効求人数は7.6%減少しており、28か月連続で減少している点は見逃せない。
中小企業の採用担当者にとって重要なのは、有効求人倍率が上昇したという結果だけで採用環境が改善したと判断しないことである。1.20倍という数字は、求職者1人に対して複数の求人が存在する状態を示しており、企業側が人材を選ぶ立場にあるとは言い難い。むしろ、求人を出しても応募が集まりにくい、もしくは条件が合わずに採用に至らないケースが起こりやすい環境が続いていると捉えるべきである。
正社員の有効求人倍率は1.07倍となり、前年同月から0.09ポイント低下した。この数値は、正社員を希望する求職者数に対して求人がわずかに上回っている状態を示しているが、過去の推移を見ると伸び悩みが続いていることが分かる。正社員有効求人数は12230人、常用フルタイムの有効求職者数は11381人となっており、数の上では均衡に近いが、実際には職種や条件のミスマッチが存在している可能性が高い。
新規求人の動きを見ると、令和7年11月の新規求人数は9080人となり、前月比で13.3%増加した。一時的に求人が増えた形ではあるが、前年同月比では3.4%減少しており、企業側が長期的な採用に慎重な姿勢を続けていることがうかがえる。産業別では運輸業や農林漁業で増加が見られた一方、医療・福祉、建設業では減少しており、業界ごとに採用環境の差が広がっている。
新規求職者数は4283人で、前年同月比では3.9%減少した。特に離職者の減少が目立ち、自己都合離職者や事業主都合離職者ともに減少している。これは、現在の雇用環境では転職に慎重になる人が増えている可能性を示している。中小企業の採用担当者にとっては、転職市場に出てくる人材を待つだけでは採用が難しくなる局面に入りつつあると考えられる。
有効求人倍率が1倍を超えている状態が長期化している宮崎県では、採用活動そのものの考え方を見直す必要がある。即戦力人材を前提にした採用だけでは、人材確保が長期化するリスクが高まる。仕事内容を細分化し、未経験者でも段階的に戦力化できる仕組みを整えることや、入社後の育成方針を明確に示すことが、応募を後押しする要素になりやすい。
また、就業地別の有効求人倍率を見ると、令和7年11月の宮崎県では1.30倍となり、受理地別の1.20倍を0.10ポイント上回っている。これは、県外本社の求人などを含めると、実際に働く場所としての宮崎県では人手不足がより深刻であることを示している。地元中小企業にとっては、県外企業との人材獲得競争も視野に入れた採用戦略が求められる状況といえる。
有効求人倍率という数字は、採用が難しい現実を示すだけでなく、採用活動をどう設計すべきかを考える重要な材料でもある。令和7年11月の宮崎県のデータが示しているのは、求人を出すこと自体よりも、どのように自社の仕事や働き方を伝えるかが問われる時代に入っているという事実である。中小企業の採用担当者は、数字の背景にある人の動きを理解し、自社に合った採用の形を模索し続けることが、これからの人材確保において欠かせない姿勢となる。
この記事の要点
- 令和7年11月の宮崎県有効求人倍率は1.20倍で前月から上昇した
- 有効求人倍率は125か月連続で1倍台を維持している
- 正社員有効求人倍率は1.07倍で伸び悩みが続いている
- 求人は一時的に増加しても長期的には減少傾向にある
- 中小企業は育成視点と情報発信を重視した採用が重要になる
⇒ 詳しくは宮崎労働局のWEBサイトへ


