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2026年1月25日

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有効求人倍率0.81倍が続く北海道、令和7年12月調査から見る採用成功の5つの視点

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景気ウォッチャー調査(令和7年12月調査)― 北海道(現状)―(内閣府)

この記事の概要

北海道の最新の景気動向調査から、地域経済は業種ごとに明暗が分かれつつも、雇用面では依然として人手不足が続いている実態が浮かび上がっている。本記事では、観光や小売、建設、製造業などの現状を丁寧に整理しながら、有効求人倍率や求人動向を踏まえ、企業の採用担当者が今後どのような人材戦略を考えるべきかをわかりやすく解説する。


北海道における直近の景気動向を見ると、全体としては緩やかな持ち直しと足踏みが同時に進んでいる状況が続いている。観光関連では、冬季に入りインバウンド需要が一定程度回復しており、地域や業態によっては来客数や売上が前年を上回るケースも確認されている。一方で、天候不順や国際情勢の影響を受け、予約のキャンセルや集客減少に直面する事業者も存在し、安定感に欠ける側面も否定できない。

小売業では、物価上昇の影響を受けながらも、必要な商品を選別して購入する消費行動が定着している。来店客数が大きく落ち込まない一方で、客単価が伸び悩む店舗も多く、売上は商品単価の上昇によって支えられている状況が目立つ。特に年末商戦では、価格に敏感な消費者心理が強まり、高価格帯の商品を控える動きと、特別な場面では支出を惜しまない動きが混在している。

建設関連では、公共投資や一部の民間工事が堅調に推移しているものの、人材不足が深刻化しており、受注があっても実際の施工に結び付かないケースが増えている。設計案件やリフォーム需要は一定数存在するものの、慢性的な労働力不足と建設コストの上昇が経営判断に影響を与えている。こうした背景から、即戦力人材の確保や若年層の育成が喫緊の課題として意識されている。

雇用面に目を向けると、北海道の有効求人倍率は直近で0.81倍となり、前年同月を下回る水準が続いている。この数字だけを見ると、求職者に対して求人が少ない印象を受けるが、実態としては業種間の偏りが大きい。宿泊、食品製造、不動産、建設、運輸といった分野では引き続き人材ニーズが高く、求人が安定的に出されている。一方で、求職者のスキルや就業意欲と企業側の求める条件が一致しないケースが多く、採用に至らないミスマッチが課題となっている。

人材関連企業の声からは、年間を通じた求人獲得数が前年より約30%増加しているとの指摘もあり、企業の人手不足感は依然として強いことがうかがえる。ただし、月単位では求人の動きに波があり、年末などの時期要因で一時的に減少する場面も見られる。求職者数自体は増加傾向にあるものの、即戦力となる人材が限られているため、一次選考で採用を見送るケースが多い点は、採用担当者にとって重要な示唆となる。

こうした環境下では、単に求人を出すだけでなく、働き方や待遇、育成体制を含めた総合的な魅力づくりが求められる。賃金水準の見直しや柔軟な勤務形態の導入、未経験者を育てる仕組みを整えることが、結果として採用成功率を高める要因となる。北海道の地域経済は大きな変動こそないものの、雇用の質と量の両面で転換期に差しかかっていると言えるだろう。

この記事の要点

  • 北海道の景気は業種ごとにばらつきがありながらも全体としては横ばい傾向
  • 観光や建設分野では一定の需要があるが人材不足が成長の制約となっている
  • 有効求人倍率は0.81倍と低水準だが業種間の求人格差が大きい
  • 求人は前年より増加している一方で人材ミスマッチが採用を難しくしている
  • 採用成功には待遇改善や育成体制の整備が重要となる

⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ

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