2026年1月25日
労務・人事ニュース
令和7年12月調査で見る北関東の採用環境、時給100円以上の上昇が応募条件となる求人市場の現実
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最終更新: 2026年1月24日 09:35
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最終更新: 2026年1月24日 01:08
景気ウォッチャー調査(令和7年12月調査)― 北関東(現状)―(内閣府)
この記事の概要
令和7年12月時点の北関東の景気動向調査では、観光や一部サービス業で堅調な動きが見られる一方、物価高の影響による消費の慎重化や、求人・採用面での課題が引き続き浮き彫りとなった。本記事では、地域経済の実態を踏まえながら、求人動向や人材確保の現状を丁寧に整理し、企業の採用担当者が今後の人材戦略を考えるための視点を提示する。
北関東地域の景気は、全体として大きな落ち込みは見られないものの、業種ごとの差が拡大している。都市型ホテルでは、インバウンド需要の減少を懸念しつつも高稼働と高単価を維持し、忘年会や年末需要も前年を上回る水準で推移している。一方、一般消費を支える小売や一部飲食では、節約志向の定着が色濃く、来客数や購買点数の伸び悩みが続いている。
物価上昇の影響は、スーパーや百貨店の現場で顕著である。単価は上昇しているものの、買い控えにより売上全体が前年を下回るケースもあり、消費者が価格と価値をより厳しく見極める姿勢が定着している。必要な物は購入するが、不要不急の支出は抑えるという行動が、地域全体の消費動向を形作っている。
企業動向を見ると、製造業や輸送業では受注自体は一定水準を維持しているものの、ドライバー不足や人件費の上昇が利益を圧迫している。建設や住宅関連では、金利上昇や先行き不安から需要が停滞し、来店や問い合わせが減少しているとの声も多い。仕事量はあるが、人材不足で十分に対応できないという状況が、複数の業種で共通して見られる。
雇用関連では、人材派遣会社から求人動向が徐々に持ち直しているとの声がある一方、求職者側の条件が厳しくなっている点が特徴的である。前年同期と比べて、時給が100円以上高くなければ応募につながらないケースも増えており、企業側には賃金水準の見直しを迫る現実がある。新規求人数は月ごとに増減を繰り返しており、安定した採用環境とは言い難い。
また、製造派遣分野では採用者数が減少傾向にあり、これは需要減少と同時に人材確保の難しさを反映している。求職者数そのものが伸び悩んでいる中で、条件に合致する人材を確保するには、従来と同じ採用手法では限界が見え始めている。採用活動の長期化や、募集条件の柔軟な見直しが必要となる局面に入っている。
こうした状況を踏まえると、北関東の企業にとって重要なのは、短期的な景気変動だけでなく、中長期的な人材戦略を描くことである。賃金や労働時間といった条件面に加え、働きやすさや将来性を具体的に伝えることが、応募数の確保と定着率向上につながる。採用担当者には、地域特性と労働市場の変化を踏まえた、より戦略的な対応が求められている。
この記事の要点
- 北関東では業種ごとの景気差が拡大している
- 物価高により消費者の節約志向が定着している
- 仕事量はあるが人手不足で対応できない企業が多い
- 求職者は前年より高い時給を求める傾向が強まっている
- 新規求人数は不安定で採用環境は依然として厳しい
- 採用には条件面と働きやすさの両立が重要になっている
⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ


