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2026年2月17日

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生乳換算13.7万トンに抑えた令和8年度バター輸入枠が示す需給判断

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令和8年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の設定について(農水省)

この記事の概要

令和8年度のバターおよび脱脂粉乳の輸入枠数量について方針が示され、国際的に約束された最低水準にとどめることが明らかになった。国内の需給状況や在庫見通しを踏まえた判断であり、バターは8,000トンから約10,000トン、脱脂粉乳は750トン以内とされた。今後も需給動向を注視しながら、国家貿易による安定的な運用が続けられる。


令和8年度におけるバターおよび脱脂粉乳の輸入枠数量について、国内需給への影響を最小限に抑える方針が示された。国際的な約束に基づく最低限の輸入機会にとどめることで、国内の生乳需給や乳製品市場の安定を図る考え方が示されている。

バターや脱脂粉乳などの乳製品は、国内需給に与える影響が大きいことから、国家貿易を通じて輸入が行われている。輸入枠数量については、毎年1月に翌年度分の全体枠が示され、その後5月と9月を基本に需給状況を踏まえた検証が行われる仕組みとなっている。

直近の需給動向を見ると、ヨーグルトなどの原料として使用される脱脂粉乳の需要は低迷している一方で、バターについては業務用を中心に安定した需要が続いている状況が示されている。品目ごとに需要の動きに差があることが特徴となっている。

令和8年度内の見通しでは、飲用向け需要の減少を背景に、バターの在庫水準は年間を通じて比較的安定して推移するとされている。年度末時点では、在庫量が3.3万トンに達する見込みとされており、極端な不足や過剰は想定されていない。

一方で、生乳の生産動向については先行きが見通しにくく、需給が上振れする可能性と下振れする可能性の双方が存在している。そのため、今後も状況を丁寧に確認しながら、慎重に対応していく必要があるとされている。

こうした需給状況を踏まえ、令和8年度の輸入枠数量は、欠品に至るおそれが高いとも、全体として過剰になるとも積極的に評価できないとして、国際的に約束された最低数量にとどめる判断が示された。

具体的な数量としては、バターが8,000トンから約10,000トン、脱脂粉乳が750トン以内とされている。いずれも、生乳換算で13.7万トンとされる最低輸入数量の範囲内で運用される。

輸入の実施にあたっては、設定された枠数量を分けて入札が行われる。バターについては基本的に毎月、脱脂粉乳については需給状況に応じて入札が実施される予定とされている。

このような運用により、国内市場への影響を抑えつつ、必要な供給を確保する体制が維持される。乳製品を取り扱う現場では、需給の安定性が事業計画や人材配置にも影響するため、こうした数量設定は重要な指標となる。

今回示された輸入枠の考え方は、需給動向を数値に基づいて判断する姿勢を示すものであり、今後の検証結果によっては見直しが行われる可能性もある。引き続き、安定供給と市場調和の両立が求められている。

この記事の要点

  • 令和8年度の輸入枠数量は最低輸入数量にとどめられた
  • バターの輸入枠は8,000トンから約10,000トンとされた
  • 脱脂粉乳の輸入枠は750トン以内とされた
  • 年度末のバター在庫は3.3万トンと見込まれている
  • 輸入は国家貿易により分割入札で実施される

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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