労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 令和7年12月福井県の有効求人倍率1.80倍から考える中小企業採用戦略

2026年2月19日

労務・人事ニュース

令和7年12月福井県の有効求人倍率1.80倍から考える中小企業採用戦略

エラー内容: Bad Request - この条件での求人検索結果表示数が上限に達しました

Sponsored by 求人ボックス

求人情報が見つかりませんでした。

広告

雇用失業情勢 (令和7年12月分及び令和7年分)(福井労働局)

この記事の概要

本記事では、福井労働局が公表した令和7年12月の労働市場データをもとに、福井県の有効求人倍率1.80倍が示す雇用環境の実態を詳しく読み解きます。求人が求職を大幅に上回る状況が続く一方で、求人内容や産業別動向には変化が見られ、中小企業の採用活動は決して容易ではありません。有効求人倍率をどのように解釈し、採用戦略にどう落とし込むべきかを、採用実務の視点から丁寧に解説します。


令和8年1月30日に福井労働局から公表された資料によると、令和7年12月の福井県における有効求人倍率は就業地別で1.80倍となりました。前月から0.02ポイント低下したものの、全国平均の1.19倍を大きく上回っており、県内の雇用情勢は引き続き求人が求職を大幅に上回る状態が続いています。労働局の情勢判断でも、雇用失業情勢は堅調に推移しているとされる一方、物価上昇などが今後の雇用に与える影響には注意が必要とされています。この一文は、数字の強さの裏に潜む不安要素を示しており、採用担当者が統計を読む際の重要な視点となります。

有効求人数は19,675人で前月比0.0%と横ばいでしたが、有効求職者数は10,919人で前月比1.0%増加しました。この結果として有効求人倍率はわずかに低下しています。求人が減ったわけではなく、求職者が増えたことによる倍率低下である点は重要です。前年同月比で見ると、有効求人数は3.1%減少しており、32か月連続の減少が続いています。これは、企業が新たな採用に慎重になり、欠員補充を中心とした求人が多くなっていることを示唆しています。

新規求人の動きを見ると、令和7年12月の新規求人数は6,585人で前月比2.7%減少しました。一方で、新規求職者数は2,662人と前月比6.1%増加しています。この結果、新規求人倍率は2.47倍となり、前月から0.23ポイント低下しました。新規求人倍率が高い水準にあるにもかかわらず低下傾向にある点は、採用市場が緩やかに変化しつつある兆しとも言えます。短期的な人手需要は依然として強いものの、企業側の採用姿勢がやや慎重になっている状況が読み取れます。

産業別の新規求人動向を見ると、建設業は前年同月比7.8%増加し、学術研究・専門技術サービス業は16.3%増、医療・福祉は4.2%増、教育・学習支援業は27.6%増となっています。特に建設業や医療・福祉分野では人手不足が慢性化しており、求人を出しても応募が集まりにくい状況が続いています。一方で、製造業は1.7%減少、情報通信業は21.5%減少、運輸業・郵便業は15.7%減少、卸売業・小売業は18.4%減少となりました。福井県の基幹産業である製造業でも求人が伸び悩んでいる点は、中小企業の採用環境に直接的な影響を与えています。

求職者側の動きを見ると、有効求職者数は前年同月比2.8%増加し、4か月連続の増加となっています。年齢別では24歳以下から65歳以上まで、すべての年代で増加が見られました。これは、若年層だけでなく、ミドル層やシニア層も含めて、仕事を探す人が増えていることを意味します。また、新規求職者の求職理由を見ると、在職者、離職者、無業者のすべてで増加しており、特に自己都合による離職者が増えている点が特徴的です。これは、より良い条件や働き方を求めて転職を検討する人が増えていることを示しています。

中小企業の採用担当者が有効求人倍率1.80倍という数字から学ぶべきことは、求人が多いからといって採用が容易になるわけではないという現実です。むしろ、求職者は複数の選択肢を持ち、企業を比較する立場にあります。賃金や福利厚生で大企業と競争するのが難しい中小企業にとっては、仕事内容の具体性や職場の雰囲気、地域に根差した安定性といった要素を、いかに分かりやすく伝えられるかが重要になります。

また、正社員の有効求人倍率を見ると、令和7年12月時点で1.79倍となっており、正社員採用でも人手不足が続いています。この状況下で即戦力人材のみにこだわると、採用活動は長期化しやすくなります。未経験者を受け入れ、育成を前提とした採用を行うことで、応募の間口を広げることが可能です。実際に、教育体制やキャリアパスを明確に示している企業ほど、応募者からの信頼を得やすい傾向があります。

有効求人倍率は、単なる景気指標ではなく、採用活動を見直すための重要なヒントです。令和7年12月の福井県のデータは、求人超過という強い数字の裏側で、求人総量の減少や産業別のばらつき、求職者意識の変化といった課題を浮き彫りにしています。中小企業の採用担当者には、こうした背景を理解した上で、自社に合った現実的な採用戦略を構築する姿勢が求められています。

この記事の要点

  • 令和7年12月の福井県有効求人倍率は1.80倍と高水準が続いている
  • 有効求人数は減少傾向にあり採用環境は楽観できない
  • 産業別で求人動向に大きな差が存在する
  • 求職者は在職者を中心に増加しており比較意識が高まっている
  • 中小企業は育成前提と情報発信力強化が採用成功の鍵

⇒ 詳しくは福井労働局のWEBサイトへ

広告
パコラ通販ライフ
パコラ通販ライフ
PR記事作成サービス受付フォーム